「アレルギー性鼻炎(内服薬による治療) ~続き(2)」
内服薬による治療で、効果があるというネット記事を見つけ、近所の耳鼻科に行き、内服薬による治療を希望し、薬を処方してもらう事となりました。
- 「希望する内服薬治療の前提条件」
- 「最初の処方薬(受診1回目)の効果」
- 「耳鼻科受診(2回目)」
- 「アレルゲン検査結果」
- 「受診2回目の処方箋と効果(効き目)」
- 「耳鼻科受診(3回目)」
- 「受診3回目の処方箋と効果(効き目)」
- 「耳鼻科受診(4回目)」
- 「受診4回目の処方箋(1回目に同じ)と効果(効き目)」
- 「耳鼻科受診(5回目)」
- 「受診5回目の処方箋と効果(効き目)」
- 「これまでの診療より」
「希望する内服薬治療の前提条件」
- 一定期間、内服薬、点鼻薬を飲み続けることで、鼻づまりがある程度解消すること(完全に無くならなくても、それなりに通ればそれで構わない。
- 治療が目的なので、薬の服用は一定期間。飲み続けるのであれば、血管収縮剤の点鼻薬を使い続けるのと、あまり意味は変わらない。⇒ 血管収縮剤の点鼻薬は一定時間しか効かないので、クセになり使い続ける人が多いが、症状自体は全く回復しない。あくまでも回復を目的とした治療なので、一定期間服用後は薬に頼らなくても済むのが前提。
「最初の処方薬(受診1回目)の効果」
最初に耳鼻科を受診した際に処方されたのは、この2つです。
- モンテカルスト錠10mg
- エリザス点鼻粉末200μg
薬の効き目がどういうものか? 良く分からないのですが、全く効かないということは無いのですが、どうも効き目としてはイマイチのような気がしました。
「耳鼻科受診(2回目)」
最初に処方された薬が無くなる頃に、耳鼻科に行きました。
今回は、前回に実施したアレルゲン検査結果も教えてもらいました。
診察時、最初の処方箋の効き目について確認され、「効き目としてはイマイチのように思う」と説明、また別の薬を処方してもらうことになりました。
一応、鼻の中を観察されますが、特に所見の説明等はありません。
「アレルゲン検査結果」
ハウスダストを多く吸い込むと、何度か喘息症状が出たことがあり(家の掃除でホコリを大量に吸った際など)、恐らくハウスダストがアレルゲンだろうとは予想していましたが、その通りでした。正確にはダニが原因でした。
まあ、この結果からは、アレルギー性鼻炎というのが確定しただけの話で、結果より薬の選択がどうのこうのという話ではなさそうでした…
「受診2回目の処方箋と効果(効き目)」
- ディレグラ配合錠
- ナゾネックス点鼻薬50μg 56噴霧用
- ディレグラ配合錠は14日分となります。
(効き目は?)
最初に処方された薬よりは、効果があるような気がしました。
薬の最大効果がどれくらいなのかが分かりませんが、もう少し効き目が欲しいなあと思いました。
「耳鼻科受診(3回目)」
診察にて、前回の処方箋の効き目を説明しました。
前回と同様、鼻の中を観察されました。
今回もまた、別の薬を処方してもらうことになりました。
毎回、仕事の休みの土曜日の朝、開店ダッシュで耳鼻科に行っていますが、いつもそれほど混んでいません…
「受診3回目の処方箋と効果(効き目)」
- ベホタスチンベシル酸塩OD錠10mg「タナベ」
- モンテカルスト錠10mg「KM」
- アラミスト点鼻薬5μg 56噴霧用
14日分です。今回は内服薬が2種類となっています。
(効き目は?)
効き目はあるように思いました。でも前回(受診2回目)の処方箋の方が効いているように思いました。
「耳鼻科受診(4回目)」
先に処方された薬の効き目を説明しました。鼻の中を観察されました。
今回は、1回目に処方した薬と、2回目、3回目に処方した薬の効き目の再確認のため、1回目の処方薬を再度処方してもらうことになりました。
この病院、患者の事を呼ぶときに、「〇〇様」と様付けで呼びます。なんか違和感があります… 普通に「〇〇さん」の“さん”付けで良いだろうに…
「受診4回目の処方箋(1回目に同じ)と効果(効き目)」
- モンテカルスト錠10mg
- エリザス点鼻粉末200μg
14日分です。
(効き目は?)
効き目はあまり感じられませんでした…
「耳鼻科受診(5回目)」
先に処方された薬はあまり効かなかった旨、説明しました。いつものように鼻の中を観察されました。
さらに、別の薬を処方してもらう事になりました。
この先生、診察において、ほとんど説明がありません…
「受診5回目の処方箋と効果(効き目)」
- オロバタジン塩酸塩OD錠5mg「明治」
- プランルカストカプセル5mg「科研」
- フルチカゾン点鼻50μg「サワイ」56噴霧
14日分です。
(効き目は?)
効き目はあまり感じられませんでした…
「これまでの診療より」
この間、5回ほど耳鼻科を受診し、4通りの処方箋を試しました。内服薬での治療効果がどの程度、鼻づまりに効くのか? 分かり難いのですが、この耳鼻科の先生、治療方針等の具体的な説明が殆どありません。内服薬治療の場合、効き目や投薬期間の考え方等、何も示されない…
こちらの希望する治療内容としては元々、ネットの記事に光明を見出して、その治療を行いたいというものでした。
“「内服薬」アレルギーの治療薬の抗ロイコトリエン薬、抗トロンボキサンA2薬という、鼻詰まりに効果的な薬が開発されていますので、これを数週間以上、指示通りに飲むことで鼻詰まりがかなり改善するケースが増えています。”
つまり、「抗ロイコトリエン薬」「抗トロンボキサンA2薬」という種類の薬による投薬治療です。
これまで処方された薬についてネットで調べましたが、抗ロイコトリエン薬については処方されていましたが(モンテカルスト錠)、抗トロンボキサンA2錠に分類される薬は処方されていないようでした。
このため次は、抗トロンボキサンA2錠に分類される薬を処方してもらうよう、打診することにしました。
(続く~)
アレルギー性鼻炎(内服薬による治療)
私は幼いころから鼻が詰まっています。アレルギー性鼻炎です。
昔は、「大きくなったら治る」とか、言われていたような、そうでないような…
いずれにしろ、50歳を超えた今でも症状は変わらず、むしろ悪化しているような…
「症状の悪化」
大人になり、タバコを吸うようになってから、アレルギー性鼻炎が悪化したのかも知れません。ただ、この10年近くは日常的な喫煙習慣は止めました(飲み会の時のもらいタバコのみで、普段は吸わない)。しかし、タバコを止めても、鼻炎は改善しません。
この最近、特に就寝時の鼻づまりがひどくなりました… 飲酒後だとさらにひどい状態です。就寝時に口呼吸だと、なんか疲れの取れ方も違うような気がして… 何より朝起きた時の口腔内の乾燥は最悪です…
何とかしなければ…
「アレルギー性鼻炎の治療」
アレルギー性鼻炎の治療は、手術しかないと思っていました。
しかし、手術は受けたくない… 痛いし怖いし…
点鼻薬を使ったことがありますが、その時は改善されますが、数時間しかもたず、ずっと使い続ける必要があります。
何度か使ったことがあるのですが、薬が切れると、かえって症状が悪化しているような気がしました。点鼻薬もどうなのだろうかと…
でも、この鼻づまりを何とかしたいと、インターネットで何か手は無いか? 調べることにしました。
「一筋の光?」
ネットで情報収集するも、やはり手術か点鼻薬の記事が多く、以外の選択肢がないかなあと探していたところ、大阪にある岩野耳鼻咽喉科のHPに、以下の記事を見つけました。
“「内服薬」アレルギーの治療薬の抗ロイコトリエン薬、抗トロンボキサンA2薬という、鼻詰まりに効果的な薬が開発されていますので、これを数週間以上、指示通りに飲むことで鼻詰まりがかなり改善するケースが増えています。”
これだ! と思いました。これなら痛みも無く改善するかも知れない。
早速、HPの記事を印刷して、耳鼻科に行くことにしました。
「さて、どこの耳鼻科に行く?」
近所に評判の良い耳鼻科がありますが、先生は高齢で、治療内容は一昔前っぽい雰囲気です。この先生は嫌いじゃないのですが、前回別件で受診した際、ネットで調べた事を説明したら、「最近はネットで調べて来よるからなあ~」と、若干受け入れがたいような反応だったので、またネットの記事を持って行っても、反応が悪い可能性がある…
このため以前、インフルエンザの予防接種で一度だけ受診したことがある、別の耳鼻科に行ってみることにしました。まあ、他に耳鼻科を知らなかったので…
「耳鼻科受診」
まずは耳鼻科に行かなければ始まらないので、朝一開店ダッシュで出かけました。それほど混んでいる訳でも無く、数番目の受診だったと思います。
先生の年齢は私と同年代くらいでしょうか、大人しい感じの先生です。
とりあえず受診の目的を説明し、アレルギー性鼻炎の症状がひどいから改善したい、内服薬で治療したいと、印刷してきたネット記事を見せました。
こちらからの説明を終え、まずは鼻の中を観察、そして「まずはアレルギー性鼻炎のアレルゲンが何か? 調べましょう。」とのことでした。
及び、内服薬での治療という主旨は伝えたので、治療薬の処方については、先生に任せることとしました(まあ当たり前ですが)。
薬の種類は幾つかあるようで、1つずつ試してみて、効き目を比べてみることになるのだと思いました。
「この日の処方箋」
- モンテカルスト錠10mg
(ロイコトリエンの作用を抑えることにより… 鼻腔通気抵抗などを抑制し、アレルギー性鼻炎に伴う鼻づまり、鼻水、くしゃみなどの症状を改善。通常、気管支喘息やアレルギー性鼻炎の治療に用いられる。) ⇒ 抗ロイコトリエン薬と思われる
- エリザス点鼻粉末200μg 28噴霧
(副腎皮質ホルモンの抗炎症作用や抗アレルギー作用などにより、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどのアレルギー性鼻炎の症状を改善する薬
「この後について」
2週間後、薬が切れるので再受診します。
アレルゲン検査結果がその日に分かります。
とりあえず、内服薬によるアレルギー性鼻炎の治療に取り組んでいくこととなりました。
この後の経過は、長くなるので次の投稿で詳細をご説明致します
「歯周病(フラップ手術)」
以前、歯医者にて虫歯の治療を受け、虫歯の処置が終了後、「3カ月毎に定期的な受診を」と言われていましたが、面倒なので受診せず、放置していました。
その後かなりの年数が経過し、歯の詰め物(補綴物(「ほてつぶつ」と言うそうです))がとれたのをきっかけに、再度歯医者を受診しました。詰め物が取れた歯は虫歯になっていたので治療してもらいました。せっかくなので、他に見つかった虫歯はしばらく通って、全て治してもらいました。
「歯周ポケット」
虫歯の治療終了後に、歯周ポケットの深さを測られました。歯周ポケットの深さは、2mmまではOKで、3mmを超えると、軽度の歯周病だそうです。私の場合は全て3mmを超えていて、右の奥歯は6mmを超えていました。
そういう結果を教えられたのですが、正直勉強不足で良く分からず、「歯周ポケットが深いから、とりあえず最初のうちは1か月毎にクリーニングに受診してください」と言われました。
以前、「3カ月毎の受診」を言われていましたが受診せず、結局、多数の虫歯が発生していたので、今度こそ認識を改め、歯医者に定期的に通うこととしました。
この時点で、歯医者に定期的に通う目的は、「虫歯の早期発見」という認識でした。
「まじめに? 歯医者に行く」
その後、まじめに歯医者に通っています。
行く度に、歯周ポケットの深さを測られて、「前回と同じですね」と言われます。まあ改善もしていないけど悪化もしていないという状況。
ネットを見ても、2mm以下の歯周ポケットはブラッシングで改善するが、それ以上深い歯周ポケットは、ブラッシングでは改善しないと書かれており、改善することは無いと思います。
次に歯を色素で染めて、歯垢の残りをチェックされます。いつも「綺麗にブラッシングされていますが、〇〇に残っているので、〇〇を念入りにブラッシングして下さい」と指導されます…
歯垢残り確認後は、スケーラーでゴリゴリと歯石取りを行ってもらい、他に超音波かな? の機械でクリーニングしてもらい、最後にフッ素を塗ってもらって終わりです。
特に痛みもなく、歯を綺麗にしてもらう分には、悪い気はしないので、歯医者にクリーニングに行くのがイヤという事はありません(基本的にはイヤですが…)。
ただこの間、耳の不調(低音障害型感音難聴)もあり、鼻炎治療でアレルゲン免疫療法の薬を処方してもらっているので、それなりに医療費がかさんでおり… 歯医者の頻度も下げたいなあというのがあり、月1回の診療指示でしたが、数か月経過後は予約時に翌月末で予約、実質2カ月毎に通いました。
「手術しましょう!」
そうして、歯のクリーニングに通って1年が過ぎました。先日、歯医者を受診した際、先生が、「右下の奥歯の歯周ポケットが深いので、治療のため手術しましょう。歯茎を切開して普段取り切れない歯石を取る手術です。歯科外科手術としては、ごく簡単な手術になります。どうされますか?」とのこと。
え~っ! 手術って何? どういうこと? もう全く何がどうなっているのか? 俺の歯って、そんなに悪いの?
右足首の靱帯損傷手術以外、手術を受けたことが無い私は、手術=恐怖!
まあでも、歯は大事だし、手術した方が良いのかな?
とりあえずその場は、「お任せします」としか答えられず…
とりあえず手術を受けることで了承しました。
「フラップ手術」
この手術はフラップ手術という名前でした。歯医者から帰るときに説明書を渡されました。歯周病ではありふれた手術のようで、説明書も準備してあります。
一応手術なので、いつもの夕方6時の診療終了前ではダメだということで、土曜日の午前中に予約を入れました。
しかし、歯茎を切開して歯の根元の汚れを掻き出して、歯茎を縫合する? 誰がそんなこと考えだしたの?
帰宅後にネットで調べてみましたが、治療としては妥当なようで、ありふれた手術のようです。手術時間も1時間足らずとのことでした。
当日は必ず朝ごはんを食べるように言われました。えっ、術後は食べられないの?
「正直恐い」
ありふれた手術とは言え、「痛がり、怖がり」の私には恐怖でしかない。
その場で、「お任せ~」とは言ったものの、手術日が近づくにつれて恐怖感が増します… 手術を受けると家内に説明した手前、さすがに逃げるわけにもいかず…
あ~っ いやだなあ…
今までの経験上、麻酔は下の歯は効きにくいらしい… 神経の位置の関係だそうです。麻酔が効かないのが一番怖い… 縫合の時も針を挿す時が痛そう… 麻酔が切れたら一晩中痛むんだろうなあ… 左の下の親知らず抜いたときなんか、一晩どころか、数日痛かったもんなあ…
「いよいよ本番です…」
あきらめて手術当日、病院に行きました。
まずは麻酔、いつもより念入りな麻酔? 最初に細い針の麻酔注射を打ち、その後、もう一度注射を打ったようです。
そして、気付いたらスケーラー? で歯をゴリゴリやられ始めました… えっ? いつ切開したの? 切開はもう気付かないうちにされていたようです。いや神業?
この歯ぐきの下の部分、もう相当歯石が堆積していたのか、かなりゴリゴリやられました。これが気持ち悪い… 我慢するしかありません。
前歯の唇が渇いて、先生が手で押さえる時に滑らずに痛い…
基本、この手術は歯の根元の掃除のためなので、ゴリゴリの時間が長い長い… そんなに汚れているのですか…
痛みはありませんが、骨に直接伝わるゴリゴリ感は気持ち悪いの一言。
ようやく歯石除去が終わり、超音波か何かの装置でのクリーニングを終え、縫合です。
縫合針の抜き差しが痛いんだろうなあと思っていましたが、恐らく、ものすごく細い糸で縫うようで(唇に当たる糸の感覚がそう感じました)、糸が細い=針も細いと思われ、意外にも縫合に伴う痛みはありませんでした。
何針縫ったのかは分かりませんが、縫合を終えて、包帯代わりのガムのようなパテを当てて、無事、手術は終わりました。
痛みはありませんでしたが… やっぱ気持ち悪いよな…
「注意事項と処方箋」
処方箋は、化膿止めの抗生物質(ペニシリン系)と痛み止めです(ボルタレン)。手術が終わった時点ですぐに服用させられ、あとは処方箋を持って帰りました。
抗生物質は毎食後、痛み止めは頓服で、但し6h空けてと言われました。
手術した方の歯でごはんを噛まない、お酒は3日後まで飲んではダメと言われました。
3日後に状態を見せに来てくださいとのことでした。
「術後の痛み」
もう相当痛むのを覚悟していましたが、ボルタレンが効いているようで、術後数時間は痛みはさほどありませんでした。しかし夕方ごろ痛み始めたので、6hを待たずにボルタレンを服用しました。即効性は無い様で、しばらくしてから効いてきたようで、痛みも治まりました。その日は気疲れもあり、早々に寝ました。寝る前に再度ボルタレンを服用して寝ました。痛みで寝れないという事は無く、翌日も痛むことはなく、ボルタレンも服用せずに済みました。意外にも痛みはそれほどではありませんでした。
「その後の経過」
手術した反対側の歯のみでごはんを食べるのは、まあ何とかなりましたが、包帯代わりのパテは、そこに置いているだけなので、剥がれます。なので食事中は舌で押さえながら咀嚼する必要があり、ちょっとコツがいるような…
結局、数回取れて、自分でハメなおしました。
3日目に受診し、経過は異常が無く、抗生物質を飲み終えて、ようやく飲酒解禁!
この傷口にはめているパテが、もう邪魔で気になって仕方がない…
9日目に抜糸、優しく歯ブラシ解禁となり、16日目に傷口に確認をし、綺麗に修復されているとのことで、ようやく手術した右側で普通に咀嚼OKとなりました。
次に上の前歯について、手術が必要と言われましたが、「もう少し様子をみたい」と延期してもらいました。いやいや、そんなに続けてこんなことやりたくないよ…
「手術を終えて」
この手術後も、きちんと歯ブラシをしないと、また歯周病(歯周ポケット)が深くなると書かれてあります。及び、場合によっては歯ぐきが下がってくる可能性があるとのこと。
次の手術は、しばらく経って歯ぐきが下がらない事を確認してからにしたいなあ…
手術といっても確かに簡単な手術だと思われ、痛みも負担も少ないけど、それでも手術はイヤだなあ…
「しもやけ」
私が小学生の頃は、毎冬、しもやけがありました。耳と指(薬指だったか小指だったか…)、足の指にもあったかなあ…。昔はしもやけの同級生が何人もいたのですが、うちの子供には全くしもやけが無く…(まあ、通学距離が短いこともあります)。
その「しもやけ」が、この年(50前後)になって… 耳に小さなしもやけが…
「最近の子供は?」
まあ、周りに自分の子供以外の接点が無いので、実際は分からないのですが、ネットで調べてても幾つか、「子供のしもやけは減っている」との記事があります。
この理由として、①栄養状態に比例する、②昔の家より今の家の方が気密性が高く暖かい 等が書いてあります。まあ暖冬気味なこともあるのかも知れません。あと、冬でも屋外で遊ぶ子供が減ったような気がします。データは見たことありませんが、恐らく子供のしもやけは減っているように思います。
「しもやけは遺伝する?」
ネットでしもやけを調べていたら、「しもやけ体質は遺伝する」と書かれてありました。ふ~ん、そうなんだあ。でも、うちの子はしもやけが無くて良かったなあ。まあでも、遺伝すると言われると、そうなのかもとは思いますね。
「しもやけは2タイプ?」
しもやけには、2つのタイプがあるらしい!
① 赤い発疹、水疱、また、しこりができることもある「多形紅斑型(たけいこうはんがた)」(大人に多いらしい)
② 手足全体が赤くなり、腫れる「樽柿型(たるがきがた)」(柿のように腫れる 子供に多い)
しもやけが2タイプあるというのは全く知りませんでした。ただ、大人でもしもやけになるというのは分かりました。
「そしてしもやけになる…」
数年前から、左耳の一部が冬になると赤く小さく腫れるようになりました。そう、しもやけです… 痛みは無いのですが、あったまると少し痒い… まあそれほどきにはならないのですが、この年になって? もう3~4年続いています。つまり50歳になってからの症状です。なぜ今頃? 年取って血行が悪化したのだろうか…
まあ、小さなしもやけで、春になって暖かくなると、気付いたら無くなっています。
「しもやけの治療」
ビタミンの入った薬を塗ると良いと書かれてありますが、小さいころ、いくら薬を塗っても全く治らなかったような記憶があり、「しもやけ=暖かくなるまでは治らない」と思っていました。なので、この年になって出来たしもやけについても、春まで静観していました。
(薬を塗ろうという考えもありませんでした)
ある時、家内と耳に出来たしもやけについて話していて、家内が「薬塗ったら?」と言ったので、「幼いころの経験で、塗っても治らない」と答えました。ただ、そうは言っても、一応調べてみましたが、「オロナイン」も効くと書いてありました。
オロナインは家にありました。薬としては安価だし、常備薬です。ちょうど無くなりかけていた所だったので、さっさと使って新しいのを買おうかと、わずかに残っていたオロナインを毎日、耳に塗っていました。
そうした所、あらまビックリ! 2週間ほど塗っていたら、しもやけが無くなっていました! 嘘だろ? ほんとにオロナイン効いたの?
しもやけには薬は効かないと思っていたのに、オロナインが効きました。新たな発見です。
「小さなしもやけには」
私の耳のしもやけは、小さなしもやけだったから、オロナインで治ったかも知れません。でも、小さなしもやけには、オロナインが効くかも知れません。ぜひお試しを!
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「坐骨神経痛」
以前から、お尻(大殿筋)が痛むことがあり、ネットで調べた所、坐骨神経痛と書いてありました。結局、腰が悪いのが原因なので打つ手が無く、症状が治まるまでは、我慢して放っておくしかありません。
ただ、しばらくお尻の痛みからは遠ざかっていましたが、数か月前から、右足の後ろもも辺りが軽く疼く症状が出始めました。痛みは大したことは無いので、最初は気にしていませんでした(ひねったか何かで痛めたのだろうと)。そのうち、何かの拍子にスイッチが入ったような状態になり、ビクっと痛みが走るようになりました。
ここに来てようやく、「おかしいぞ?」と気付き、ネットで調べてみた所、これも坐骨神経痛のようです。ちょうど、ネットかTVのCMでも、「腰の痛みが脚にまで来る症状に…」とかやっているので、これなのだと思いました。
- 「ギックリしない? ぎっくり腰」
- 「腰の症状が悪化している」
- 「症状が出ている時の状態」
- 「今回の原因、反省点」
- 「背筋を鍛える」
- 「市販薬(筋弛緩成分入り)」
- 「油断禁物!」
- 「病院は?」
- 「後日談」
「ギックリしない? ぎっくり腰」
この、右足後ろももの痛みが続いていましたが、それほどは気にはなっていませんでした。
さて現在、コロナのため隔日で在宅勤務となっていますが、運動不足にならないように、在宅でも起床時間を変えず、起床後に運動するようにしています。この日は朝、スクワットを20分ほどやって朝食を食べたのですが、食事を済ませて立ち上がった時に、どうも腰が伸ばせない…
ぎっくり腰の場合は、背骨辺りが「グキッ」とスイッチが入るようになるのですが、この時はそういう状態ではなく、ただ背中が伸ばせない、反らせない状態になりました…
恐らく、プチぎっくり状態なのでしょうね…
まあ、何とか歩けるので、生活には大きく支障はありませんでしたが… 結局、ぎっくり腰と同様に、回復するまで3週間くらいかかりました。
ただ、今までと違っていたのは、寝返りを打つと、腰がグキッっというか、外れそうになるというか、軽く痛みを伴って、寝返りを打つのが辛いという症状がありました…
明らかに腰の骨の座りが悪いというか、おさまりが悪いと言うのか… 何なんでしょうね、年は取りたくないわい…
「腰の症状が悪化している」
腰からの痛みが、下半身(脚)にまで響くようになってきたようです。結局、腰の患部で神経を圧迫し、これが脚にまで伝わるようになったということなんでしょうね…
また、腰の症状が出ると同時に、腰の骨のおさまりも悪いようになったというか、症状のバリエーションが増えてきたな! もう参ったよなあ~
「症状が出ている時の状態」
この腰の症状が出ている間は、明らかに背中から腰、お尻の筋肉が張っているというか、こわばっていました。これ、何なんでしょうね? 特にこの間、これらの筋肉に負荷をかけた訳でもなければ、筋肉が疲労状態であった訳でもないのに。
これまでのぎっくり腰の経験から一つ言えることは、ぎっくり腰は腰の骨がグキッとなった瞬間にスイッチが入るというか始動するというか、この腰のグキッが起点となり、その後の短時間の間に周りの筋肉が緊張状態というか、柔軟性の無い状態に陥ります。
なので、ぎっくりの予防としては、「いかに腰骨のグキッのスイッチを入れないようにするか?」が肝要なのです。
だから、朝の洗顔時には、腰を入れて背中を伸ばし、屈む姿勢にならないようにしています。殆どの場合、ぎっくり腰になるのは朝方なので…
「今回の原因、反省点」
私は家でごはんを食べる時は、座卓であぐらをかいて食べていました。前々から、このあぐらの姿勢が腰には良くないなあとは思っていました。立ち上がるときに腰が伸ばせない事が多かったからです。
今回も朝、スクワットをしてから朝食を食べ、立ち上がった時に「おやっ?」となっています。
ネットで調べましたが、あぐらの姿勢は腰に悪いと書かれており… やはりと思いました。なので、あぐらを止めるようにしました。
日常生活では極力、あぐらの姿勢を止め、家での食事の時は、座椅子の代わりに20cmの高さの踏み台を買って、これに座るようにしました。座るときも出来る限り背中を伸ばす姿勢を意識するようにしました。
まずは、あぐらを止める! これが今後の課題の1つです。
「背筋を鍛える」
平日には毎朝、腹筋をしています。以前は背筋も週に2回ほどやっていましたが、ぎっくり腰の予防になるのか疑問もあり、この間止めていました。
昔から、腹筋と背筋を鍛えることが腰痛予防になるとは言われていましたが、私自身、その効果が見えないこともあり、止めていたものです。
ネットで調べると、やはり腹筋や背筋は腰痛予防には効果があるように書かれているものが多いようです。
何より今回の症状では、腰の骨のおさまりが悪いというか、寝返りに支障が出ました。こんなことは初めてでした… この原因の1つに、背筋力が弱まっているのではないか? との考えが頭に浮かびました。
上手く説明できないのですが、腰の骨のおさまりが悪いような状態は、周りの筋肉が緩んでいる? または伸びた状態で固まっている? いずれにしろ背筋、骨の周りの筋肉が老化にて柔軟性を失ったような状態なのだろうと… であれば老化防止のため、無理のない範囲で、普段から筋肉(背筋)を動かしていた方が良いのかと考えました。
今週から、週に3日を目安に、50回ほど背筋運動をしていこうと思います。
「市販薬(筋弛緩成分入り)」
過去にぎっくり腰になった時に、痛み止めの市販薬を買っていました。小林製薬の「コリホグス錠」という薬で、「筋肉弛緩成分配合」と書かれてあります。
ぎっくり腰で整形外科に行くと、筋肉弛緩剤を処方される場合があります。
この、「コリホグス錠」があったので、飲んでみましたが、少し楽になりました。やはり効くようです。まあ感覚的には、「若干」ではありますが、筋肉のこわばりがひどい時には、使えるというのが分かりました。
今後に備え、備蓄しておこうと思います。ちなみに今回服用したのは、使用期限が3年も過ぎていましたが… まあ大丈夫でしょう。
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「油断禁物!」
ぎっくり腰にならないために、毎朝の洗顔時の姿勢には注意し、腰に負担がかかる長距離のジョギングはやらない事とし、ハードな山登り等を行った後は1週間は、へんな姿勢をとらない様留意することで、しばらくギックリ腰からは遠ざかっていました。
今回はプチぎっくりだとは思いますが… さらに、あぐら姿勢を止め、背筋運動を行う事で、再発防止に努める必要があります。
とは言え、腰に起因する痛みが脚にまで広がり、寝返りを打つと腰骨に響き… いやはや、症状が悪化してるやん! いやだ~! この先どうなるのよ… まだ激しい痛みが無いのが幸いだけど…
嘆いても仕方ありません。油断禁物! 再発しないためにどうするか? これだけ考えるようにするしかありません。
「病院は?」
今回、寝返り打つのが辛いという初めての状態を経験したので、病院に行くことも考えましたが… 結局、病院に行っても、ぎっくり腰の治療って無いんですよね… 日常生活に支障が出るくらい症状が悪ければ、手術なのでしょうが、手術する気が無いのなら、病院行ってもしょうがないと考え、行きませんでした。
コロナウイルスのワクチンの次に、ぎっくり腰になった時にすぐに回復する薬、作ってくれないかなあ~
「後日談」
記事を書いての翌朝、髪の毛の寝ぐせがひどかったので、洗面台で頭を濡らそうと、いつもより多く屈んだら… 腰、対ギックリ腰姿勢にセットしてたにも関わらず… グキッと鳴ってしまい… 「うそー!」と思いましたが、ギックリ腰症状にはなりませんでした! そんなこともあるんだと、驚きましたが、運が良かったです。でも、何回か左脚後ろももに痛みが走りました… 今度は左脚か~ ますます腰起因の不具合箇所が広がっている…
「低音障害型感音難聴 9」
セカンドオピニオンを求め、ネットで「めまい」を治療してくれる耳鼻科医を探し、山口市の病院を見つけ、診察を受けました。今回は、この続きの記事となります。
「山口市の耳鼻科受診(3回目)」
今回、薬を処方してもらう予定です。薬については、この山口市の耳鼻科を受診した日から服用を止めましたが、今後状態が悪くなった時に服用するための薬を処方してもらっておく必要があります。
つまり今後は症状が出た時に頓服薬として飲むこととなります。
薬の処方について、診察時に要領よく説明できる自信が無かったので、予約日の数日前に質問、要望事項について予め耳鼻科の方にメールしておきました。要点としては、
- イソバイトシロップ、メコバラミン、アデボスコーワの3点セットは初期には効いたが、後半は殆ど効き目が無く、出来ればステロイドの処方を希望。
- 耳の状態が悪化、反響音や明らかな聴力低下が発生しても、薬を飲まずにしばらく様子を見る事は問題無いか?
- 症状悪化時の薬の服用方法
- 今後の薬の処方依頼の方法
前回はバイクで出掛けましたが、12月に入り寒くなったので、今回はJRを利用、朝5時半に家を出ました…
朝一番に予約をしており、9時過ぎよりカウンセリングを受けました。
まずは前回の心理テストの結果を聞きました。心理テストは、TEGというものだったと思います。自分の心理を5つの側面から見るものでした。私は共感性に若干欠けるとの結果でしたが、この辺は耳の不具合とは直接の関係は無さそうです。ただ、心理テスト自体受けるのが初めてでしたので、結果説明も面白く拝聴しました。
及び、「認知行動療法」という心理改善の手法について、今の自分の悩みを題材として教えてもらいました。このカウンセリングにおいて、私は「適応的思考」に欠けているというか、先に結論、具体的な行動案を決めてしまい、そこに至る指向、理由付けが欠けているという面が見えました… 見えていない自分の側面が見えたようで、非常に興味深かったです。まあ、これも耳の症状、ストレスとは殆ど関係は無いのですが…
いずれにしろ、通常メニエル病はストレスや心理的な原因が主と言われているのですが(私の症状がメニエル予備軍とした場合)、私の場合はストレス性のものではなさそうだというものになると思います。
カウンセリング後、診察を受けました。
メールはちゃんと届いており、先生に目を通して頂き、ステロイドを処方してもらう事となりました。
この間の症状は変わらず、聴力も右耳の低音側が若干悪く、この間あまり変わらない状態です。ただ悪化もしておらず、特に日常生活に差し支えない状態が続いています。
この後、症状悪化時に薬を頓服薬として服用するとして、まずは薬を飲まずに様子を見て良いとの事。自然回復しなければその後、イソバイト、メコバラミン、アデボスコーワを服用し(10日分くらい在庫がある)、数日経っても改善しなければ、ステロイドを服用する様に説明されました。
また、薬がなくなった場合の再処方については、電話で構わないとの事(現在、コロナ対応でリモートや電話での薬の処方が特例で認められているので)。
とりあえず、これらの説明を受け、ひとまず長かった病院通いも一応終了ではないかと思いました。何よりも今2か月ほど、わずかな反響音と電話の受話器にて、低い声が若干聞き取りにくい症状は続いていますが、顕著な症状の悪化から遠ざかっています。このまましばらくは、現状維持であることを期待しています。
「これまでの経過を振り返り」
山口市の耳鼻科に行って、本当に良かったと思います。
何をどうすればよいのか、きちんと説明してくれたからです。
特に難しい判断が必要なわけでもなく、今後の方向性を明確にしてくれただけです。
そんなことは、誰でも、どこの医者でも出来るはずなのに…
「この病気はストレスが原因である場合が多く、有酸素運動が効果があると言われている。薬は初期には効果があるが、以後の効果はあまり望めず、症状が悪化した時だけ服用し、以外は飲まないで様子を見た方が良い。頓服薬的に飲むことが推奨される。」っていう説明があれば、それで済む話なのに、なぜこんな簡単な説明が出来る医者が少ないのか?
もう全く理解できない… おかげで長期間、ムダな通院、ムダな薬の服用、何よりムダな医療費を支払わなければならなかった… 至極残念です。
山口市の耳鼻科は、すごく患者が多く、直近の土曜日に行ったときには、驚きの100人待ちの状態でした! 評判より、山口県内の遠方からも患者が来ています。これってどうなんでしょうね? 私は良くない事だと思います。それだけ身近に信用できる耳鼻科医が居ないから、こんな遠くの耳鼻科まで来ないといけない…
遠くても、この病院に出会えたこと、この病院があったことには感謝していますが…
過日読んだ本に書いてあった「ドクターショッピング」という言葉は、ある意味不幸を端的に表しているような気がします。
でも一方で、ドクターショッピングをしてでも、信頼できるかかりつけ医を探しておく必要はあるように思います。
この間、耳鼻科以外にも結構な開業医に行きましたが、まず何より医者の資質として大事なのは、コミュニケーション能力だと思います(医者に限らず、社会人として大事なのですが…)。まともに患者とコミュニケーションが取れない医者が多いというのが実感です。
「低音障害型感音難聴についての総括」
完治していないし、完治も恐らく見込めず、今後もこの病気と付き合っていかなければならないと思いますが、とりあえず今後の付き合い方が見えたことより、総括というほどの内容ではないのですが、思う所を。
- 初めて発症した場合、正しく薬を服用することで完治する可能性はあります(というか、半数以上の方は治るようです)。完治率はネットの記事により違いがありますが、7~8割ほどでしょうか。
- しかし残念ながら再発する可能性があります。
- 悪化するとメニエル病に移行する場合があるようです。つまりは慢性的になる可能性もある。
- 低音障害型感音難聴については詳しい本やネット記事が少ないのですが、メニエル予備軍とみなした場合、メニエル病についての考え方を参考に出来ると思います。
- 私のように、メニエル病には移行しないが、慢性的、長期化する場合があります。
- イソバイト、メコバラミン、アデボスコーワが3点セットでよく処方されます。初期には効きますが、だんだん効かなくなります。
- ステロイドは重い症状を軽くする効果はあるようですが… 完治させるほどの薬効は恐らく無いのではないか? と思います(人により効き目が違うので、あくまでも経験則です)。
- 不幸にも私の様に慢性化、長期化した場合には、薬は止めた方が良いように思います。症状がひどい場合にのみ頓服薬的に服用する方が良いと思います。
- メニエル病なり、低音障害型感音難聴は、治療方針が明確になっていない病気です。このため、耳鼻科により診察、治療方針が異なる場合があります。あるいは私のように明確に治療方針を示さない耳鼻科医もいると思います。残念ながらその場合は、ドクターショッピングではありませんが、セカンドオピニオンとして別の医者にかかることも選択に入れた方が良いと思います。
何より、この病気を患われている方へ、私の経験が少しでも何かの役に立てば、嬉しい限りです。また、今後の経過についても時期を見て、再度ご報告致します。
「低音障害型感音難聴 8」
2019年11月からこの病気になり、もうすぐ1年になろうとしています…
ほぼ慢性化した状態なのだと思います。場合によってはメニエル病に移行する可能性もあるようです。
試せる薬があれば、全て試してみたいと考えていましたが、今通っている耳鼻科では、定番の薬以外の処方はしないとのこと。八方ふさがり状態でした…
「本より得た情報」
この病気の情報は、ネットにて調べていましたが、本が無いかなあと、Amazonで検索してみました。しかし、この病気についての書籍は販売されていないようでした。
低音障害型感音難聴は、難化するとメニエル病に移行する場合があるとのことで、メニエル病についての情報が役に立つのではないかと、メニエル病に関する本を以前購入していました。購入してから読んでいなかったのですが、ふと目を通して見ることにしました。
購入していた本について
「薬も手術もいらない めまい・メニエル病治療」
- 角川新書 2012年1月25日 第一刷発行
- めまいメニエル病センター院長 高橋正紘 著
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「この本に書かれていた事」
- めまいを訴える患者が多く、何年も苦しんだ人も多い。しかし専門医は少数しかなく、患者はまず耳鼻科で治療を受けるが、改善が得られない事が多く、“ドクターショッピング”をせざるを得ない状況になっていく。
- 実際の耳鼻科の診断において、安易に「メニエル病」と診断されているケースも多いが、まず最初に大事な事は、その病気が何であるかの的確な診断。実際にセンターに来院された患者の6割は良性発作性頭位めまい症。メニエル病は2割。低音障害型感音難聴が5%だった。(低音障害型感音難聴はメニエル病と同じような耳症状が出るため、メニエル病と関連した病気と考えられる)
- 基本的にめまいに薬は効かない。浸透圧利尿剤(イソソルビト)は、メニエル病の患者に短期間使用すると、一過性ではあるがそれなりの効果がある。但しあくまでも対症薬としての一時的な効果しかない。(アメリカではイソソルビトは販売されていない)。
- メニエル病の原因の主なものは環境要因とストレス。これは長年の患者調査データより示される。この辺のことは耳鼻科医でも認識されるようになったが、実際の診察においては、「ストレスが原因となる」という説明はしても、ストレスの原因についてのヒヤリング等、原因を除去するための治療、相談等は殆ど行われていないのが実情。
- 有酸素運動が有効。但し「生活に有酸素運動を取り入れる」程度では効果は無い。週4、5回、1時間以上の有酸素運動を半年や1年間続ける必要がある。
まあ215ページの新書を、これだけで要約できたとは思えませんが、少なくとも私にとってのこの本の結論として、このような内容を読み取りました(じっくりではなく走り読みなので、大事な所を見落としている可能性は大ですが…)。
「この本を読んで」
低音障害型感音難聴も、メニエル病の予備軍と考えた方が良さそうに思いました。つまり、この本に書かれていることは、私にも当てはまるのではないかと。
及び、現状の耳鼻科診察の実情を垣間見たような気がします。私の通っている耳鼻科も、通り一遍の診察しかしないように思いました。
しかし、まずストレスが原因と言われても、思い当たるフシがありません。全く当てはまらないわけではありませんが、病気になるほどのストレスを感じていない…
また、薬が効かないという内容がやはりショックでした。実感として、イソソルビト(イソバイト)の効き目が悪くなっています。薬が効かない=どう治療したらよいのだろう…
有酸素運動についても、それなりには運動しています。今より運動量を上げることは出来ますが、必要十分量の運動まで出来るのか? 自信が無い…
つまり、この本を読んで、逆にドツボにはまったような感覚に陥りました…
「2ndオピニオンだ!」
今通っている耳鼻科にこれ以上通っても、新たな薬を処方するわけでもなく、明確な治療方針、指示も出さないのでは、回復は見込めないと判断。別の病院を受診してみるべきだと考えました。
しかし、“低音障害型感音難聴”でネット検索しても、専門医は近くには見つかりません。なのでメニエル病で専門医がいないか? 調べてみました。
結果、山口市の病院を見つけました。専門医かどうか分かりませんが、“めまい”について詳しくHPに説明されていることより、恐らく詳しい先生なのだろうと予想しました。
また、この病院のHPからは、開業医では珍しくHPからの問い合わせが可能です。さらに、ウエブ診察も行っています。もしウエブ診察が可能であれば、最初の数回は実際に診察を受け、あとはウエブ診察対応して頂ければ、遠くても治療を続けることが出来ます。
何より、問い合わせするのはタダです、やらない理由がありません。HPより、私の低音障害型感音難聴について、診察、治療して頂けないか? 問い合わせしてみました。
(遠方なので、可能であれば2回目以降はウエブ診察で対応頂けないか、書き添えました。)
結果、「来院頂ければ診察は可能」との返事でした。継続して通院が必要なのか? 途中からウエブ診察対応頂けるのかは不明でしたが、とりあえず一度受診してみることにしました。
ちなみに、この病院の医師は、先の書籍の著者と同じ山口大学医学部出身にて、もしかして治療方針については、本の内容に近いものになるのかも知れないと思いました。
「山口市の耳鼻科受診」
高速代がもったいないので、自家用車にて一般道で行きましたが2時間ちょっとかかりました。やっぱ遠いなあ…
- 最初に聴力検査を受けました。いつも受けている方法と同じですが、加えて骨伝導の聴力検査があり、さらに反対側の耳に故意に雑音を流しての検査もありました。結果、右耳の低音の聴力が左耳より低くなっていました。
- 診察は院長先生でした。初診にてじっくり時間をかけて話をしました。この間の経緯についてごく簡単に説明しました。途中からメニエル病の話になり、やはり先の本の内容の話となりました。曰く「メニエル病の原因の大半はストレス」とのこと。
- ストレスについて聞かれたので、思い当たるフシは無いと回答。また、これまで聴力が落ちた時に、何か身体的なり天候等の関連性が無いか聞かれましたが、これも全く気付きは無いと答えました。
- 他に低音障害型感音難聴との関連で思い当たるものは無いか聞かれたので、関連性は分からないが、アレルギーの薬を服用している事(アレルギー免疫療法にてダニアレルゲンの舌下錠を服用)、頸椎ヘルニアと診断されていると説明しました。
- いろいろと詳しい説明をされ、最終的にストレスとの因果関係を調べた方が良いとの事で、次回カウンセリングを受ける様言われたので、そうする事としました。
- 薬については効かないと本には書いてありましたが、薬については症状によっては処方するとの話でした。尚、現在症状がひどくなければ、症状がひどい時だけ薬を飲むことで差し支えないとの事でした。(但し、その時に服用する薬については説明はありませんでしたが…)。
「この病院について」
- 患者が多い! 患者数が多いためか、休診日は日曜日のみ。木曜日は午前中、土曜日は14:00までとなっている。
- 予約は可能なようですが、患者数が多く、予約しても待ち時間が多い模様。LINEにて自分の順番の前にアナウンスが来る仕組みがあります。
- HPも充実しており、初めての患者には説明用の冊子も配布されます。病院の理念の説明が書かれており、スマホや電話からの予約方法も書かれています。
- 結構遠方からも患者が来ているようです。まあそれだけ、頼りない耳鼻科が多い事の裏返しなのかも…
- とりあえず、病院受診の翌日より、薬の服用は止めてみました。
「山口市の耳鼻科受診(カウンセリング他)」
- 1週間後にカウンセリングのため再度受診しました。
- この間の経過は、相変わらず反響音が少しあります。わずかに電話の受話器の声(男性の低い声)が聞き取りにくい。つまり変わらないままです。
- 最初に聴力検査を受けました(今回は骨伝導、ノイズの中での検査はありません)。結果は前回とあまり変わらず、右耳の低音側が左耳に比べ若干劣る状態でした。
- カウンセリングを受けるのは初めてでしたが、女性のカウンセラーの方で、とても話しやすい方でした。世間話に近い形で、話ながらいろいろと家族や会社、その他気になる事が無いか聞かれ、話をしました。私もカウンセリングを受けるに際し、自分なりに原因となるストレス様のものか考えてみたのですが、特に気付きは無く。
- 過去の耳鼻科の診察で聴力が落ちた時の日付を記録しており、会社の業務予定、メモを確認しましたが、特に符号するようなトラブルや出来事もなく、会社関係のストレス等の影響は無い様です(その話もしました)。
- 1点、話の中で「音が気になる場合がある」というのが気付きでした。仕事やパソコン作業中に掃除機や掃除の音があると気になる。あとは神経質にて寝つきが悪いので、音がすると寝れない等。ただこれは昔からなので、低音障害型感音難聴(メニエル病)とは関係無いと思われました。
- 簡単な心理テストも3つほど受けました。内2つはその場で結果が分かるもので、いずれも異常無しでした。
- カウンセリングにおいては、耳鼻科の症状につながるような心理的な原因は無さそうだとの判断でした。カウンセラーの方も、「原因となるようなストレスが無いなら無いと考えた方が良いです。」とのことでした。
- カウンセリングにおいては特に問題は無かったのですが、心理的な負担が発生した場合の対処方法等の説明等があるので、出来れば説明を受けられませんか? とのことでした。せっかく乗り掛かった舟なので、そこまで説明を聞こうと思い、次回の面談を約束しました。
- カウンセリングは1時間程で終了しました。あっという間でした。その後、耳鼻科の院長先生の診察を受け、「完治するわけではないが、いずれ聴力は回復すると思われ、あまり気にしない事。症状が悪い時だけ薬を飲むような感じで良い。」と言われ、1つの方向性は示されたように思いました。つまり、どう付き合っていくか?
- 薬は、今持っている薬で良いとの事。実際にはあまり効かないのだが… 次回カウンセリングを受けに来るので、その際に薬の事について説明なり処方をしましょうとの話になりました。
- 3週間後の土曜日ににカウンセリングと診察の予約を取りました。
「そばアレルギー」
これは、私の母親と兄の話です。この二人は“そばアレルギー”です。
なので残念ながら、そばが食べられません。私と父親は、いくらでも食べられるのに…
(良かった~ 遺伝しなくって…)
「遺伝するの?」
「遺伝しなくて良かった~」と書いてから、「そう言えば、そもそも遺伝するの?」と思い、調べてみました。
「体質としてのなりやすさは遺伝すると考えられている。アレルギー疾患は遺伝的な要因だけでなく、生まれたあとの環境的な要因が大きく影響するため、必ずしも親と同じようにアレルギー疾患が発症するとはいえず、発症しないともいい切れない。」
つまりは、親が食物アレルギーの場合、子供は傾向としてはなりやすいようです。
だから兄は、そばアレルギーを発症してしまったものと思います。
「環境的な要因」
まあ、母親がそばアレルギーなので、私も発症していた可能性はあると思います。
環境的な要因が大きく影響するとのことのようですが、私は小さいころ、そばを食べたことがありませんでした。家ではうどんを良く食べましたが、そばが食卓に出たことがありません(当時は未だ、母も兄も発症はしていなかった)。
私は福岡県で生まれ育ちましたが、福岡県は、そばの専門店が少ないようです。郊外にもうどん屋はたくさんあります。このうどん屋にはそばもありますが、そば専門店はあまり見かけたことがありません(最近は増えたようですが)。
なので、そばを初めて食べたのは高校生になってからです(まあ、「緑のたぬき」ですが…)。
つまり、私の場合、そば自体との接触回数が少なかったので、発症しなかったのだろうと思います。
「母親の場合」
気付いたら、母親はそばが食べられなくなっていました。私が中学生の頃には、すでにそうでした。
一度、車で出掛けた先で、ドライブインのような所で、母親は袋に入った飴を買いました。
帰りの車の中で、その飴を食べました。しばらくして母親が「ノドが痒い」と言い、その後徐々に呼吸が荒くなり、明らかにおかしくなり、家に着いた頃には、かなりの呼吸困難症状に陥っていました。急いで近所の医者を呼び、往診してもらいました。注射を打たれ、徐々に回復しましたが、これが、そばアレルギーの症状でした。
後で、買った飴にそば粉が入っていたことが分かりました。本人も、そばアレルギーとの自覚はあったので気を付けてはいたようですが、当時は今のようなアレルギー表示が義務化される前なので、そこまでの明示はしてありません。
この出来事の後は、もうさらに注意深くなったのは言うまでもありません。
しかしこの時、そばアレルギーは呼吸困難を起こすというのを、目の当たりにしました。確かに怖いと思いました。
「兄の場合」
兄の場合は、そばアレルギーで発作を起こした症状は見たことがありません。
母親ほどの呼吸困難には陥らないようですが、兄の場合は、アレルギーが発症すると、ひどい喘息症状になるようです。まあこれも呼吸困難の一種だとは思いますが。
これがやっかいな事に、兄は元々喘息持ちなので、そばが原因の呼吸障害と区別が付きにくい…
兄は中学の修学旅行で京都、高校の修学旅行で信州に行きましたが、いずれも行った先で、ひどい喘息が発症し、旅行どころでは無かったようです。
その時は本人は気付かなかったのですが、後からそれが「そばアレルギー」が原因の喘息だったと言っていました。旅行先の食事等にそばが含まれていたのだと思います。
母親と同様、当時はアレルギー表示制度もなく、そばアレルギーは発症者数もそれほど多くは無かったので、認知している人も少なかったこともあります。
しかし、せっかくの修学旅行がそばアレルギーで台無しになるというのも、不運ですね…
「アレルギーは微量で発症する」
母親と外で食事をする場合、中身が分からないものについては「そばは入っていませんよね?」と、いつも確認しているのを見ます。そりゃ確認しなけりゃ、恐ろしくて食べれないよな~
そして、母親も兄も、うどん屋には行きません。うどんをゆでるお湯で、そばもゆでる所が多いのですが、ゆで汁に溶け込んだ微量なそばの成分で、のどが痒くなるため、うどん屋のうどんも食べれないのです。
アレルギーは微量で発症すると言いますが、確かにそうだなあと思います。
しかし、うどん屋のうどんも食べれないなんて…
「ちょっとドキドキ…」
実は、母親のそばアレルギーによる呼吸困難状態を目の当たりにしているので、そばを食べる時、「同じように呼吸困難になったらどうしよう?」と、しばらくドキドキしながら食べていました。大学に行くようになり家を出るまでは、「緑のたぬき」を1回しか食べたことが無く、学生の頃もうどんしか食べてなくて、殆どそばを食べることが無く。社会時となって、「出雲そば」「信州そば」を旅行先で食べました。この時、ちょっとドキドキしながら食べた記憶があります。
母親も、「昔は(そばを)食べれたんやけどね…」と言っており、年取ってから発症する可能性も0ではないので、私も、あまり食べない方が良いのかも…
「(番外)そばの美味しさって?」
うどんメインで育ったので、そばの美味い、不味いが正直、良く分からない…
本場のそばはザルで、風味を味わうような事が言われていますが、良く分からない。本当に旨いと言われるそばを食べたことがないからかな?
どちらかと言えば、うどんのように、つゆに入ったそばの方が好きかな。
カップラーメンのそばが、意外と美味しいなあって思う今日この頃。
「指の縫合箇所が開く…」
昔、指を切創し2針縫合しましたが、これがきちんと接合してなくて、縫合部分がパカっと開いてしまったことがあります… あの時はあせったなあ~
「草刈り作業時のケガ」
私は高校生の頃、部活で弓道をしていました(下手なので、あまり人に言った事が無い…)。弓道場は射場と的までの距離が28mあり、この間は地面です。福岡市の弓道場は,この部分に綺麗な小石が敷き詰められていますが、田舎の県立高校は、地面です。地面なので夏になると雑草が生えます。
少々伸びている程度なら良いのですが、草ぼうぼうになると、たまに射損ねて地面に落下した矢が草の間に入り、見つけ難くなるので、適宜草刈りをしていました。
確か高校2年の時だったと思います。鎌で草を刈っていて、左手人差し指の第二間接を切ってしまいました。
血が出て、結構切れているようなので、先輩が近所の病院に連れて行ってくれました。
「病院での処置」
切創した箇所は、人差し指第二間接の所にて、麻酔をかけて(確か注射だったと思います)、2針ほど縫合されました。「麻酔をかけないほうが治りが早いんだけど?」と先生に言われましたが、いやいや、痛いのは困る! なので麻酔は使ってもらいました。
縫合箇所はガーゼを被せ、包帯巻いて処置は終わりです。
「1週間後に抜糸するから来院して下さい。」とのことでした。
「部活は休みませんでした」
弓道は手を使う武道ですが、運よく? 左手の人差し指だけは曲げなくても良いのです。⇒ 弓を握る時、人差し指は使わない
なので、人差し指に包帯を巻いていても、弓は使えます。たまたま運よく? ケガしても部活は続けられました。
「抜糸」
病院に指示された日に受診し、抜糸してもらいまいた。
まあ、ガーゼ外して糸をはさみで切り、糸をピンセットだったかで引き抜くだけです。
「抜糸は痛くない」と弓道部の縫合経験者は言っていましたが、ちょっと痛かったような…
まあ、無事に抜糸も終わりました。もう30年以上前の話なので、記憶も曖昧ですが、特に医者からは注意等は無かったような気がします。
「風呂で傷口が開く!」
抜糸したその日の晩、指を久しぶりにフロの湯に浸せました。
(それまでは包帯していたので、手にビニール袋を被せて入浴していました。)
指が洗えていなかったので、指を軽く擦って洗いました。
第二間接部分を縫合したので、皮膚が突っ張って指が曲がりません。もちろん、未だ十分に接合していないと思われ、少しずつ曲げて元に戻そうと、もう本当に軽く指を曲げようとしたら… 「パカッ!」と縫合部分が開き、白いものが出てきました!
「えーっ!」いやはや焦りました。どうしよう…
「考えて工夫してみた」
- 縫合する目的は? 傷口が開かないように接合させているだけ? ⇒ 縫合しなくても、傷口が開かないようにじっとしていれば、皮膚の再生に伴い接合するはず? と病院に再度行くのがイヤだった私はそう考えたのだと思います。
- とりあえず、ばい菌入ったら困るから、傷口をオキシドールで消毒して、脱脂綿で拭いて、人差し指と同じ長さの割りばしを準備し、添え木代わりとしました。これを人差し指の内側に当て、包帯で指と一緒に巻いて、指が曲がらないようにしました。
- この状態で1週間以上過ごしたと思います。理屈では「接合するはずだ」と自分に言い聞かせていましたが、本当に治るのか? 不安ではありました。
- ただ、再度病院に行っても、また麻酔打って縫合すると思います。麻酔した方が接合が遅くなるのであれば、麻酔せずに固定した方が接合しやすいのではなかろうか? との自分なりの思い込みもあり。この辺は何の医学的根拠もありませんが…
「さてどうなった?」
明確な日数は覚えていませんが、縫合―抜糸が1週間だったので、1週間に加え、念のため数日おいてから、添え木を外したように思います。
とりあえず、外観では綺麗に接合していたように記憶しています。なので大丈夫だろうとは思いましたが… 一度開いているので、もうほんの少しずつ曲げるようにしました。時間をかけて(日数を掛けて)、徐々に曲げて行きました。
結果、完全に曲げた状態に出来るようになりました! 無事回復です。良かった良かった…
もう30年以上前のことですが、フロに浸かっていて、傷口が開いたのは相当驚きだったようで、未だにその時の事は覚えていますね。
「運が良かったのかも」
風呂に入っていて傷口がパカっと開いたので、ばい菌が入ってもおかしくなかったと思いますが、結果傷口は化膿せず、無事回復しました。運が良かったのかも知れません。
まあ、それにしても今となっては懐かしい思い出ですね。30年経っても、傷跡は少し残っています。
そう言えば、部活の顧問の先生が、部活中のケガについて、私の親に報告の電話をされましたが、電話に出た父親が、「いやいや、鎌の使い方をこれで覚えたでしょう」とあっけらかんとして答えていましたね。でも、それが親の反応としては正解だと思います。
「低音障害型感音難聴 7」
前回の記事(「低音障害型感音難聴 6」 - まさげんのブログ「健康なのだ!」
)で、漢方薬の柴苓湯が私には効果が無かったと報告しました。その後の経過についてです。残念ながら症状は改善されず、逆に悪化してしまいました…
(これまでの経過は、以下の記事をご参照頂ければありがたいです)
- 「(2020年)9月11日の処方箋について」
- 「その後の経過」
- 「耳鼻科受診(15回目)」
- 「耳鼻科受診(16回目)」
- 「耳鼻科受診(17回目)」
- 「耳鼻科受診(18回目)」
- 「その後の経過」
- 「耳鼻科受診(19回目)」
- 「この間の経過よりの考察」
- 「今後どうするか?」
「(2020年)9月11日の処方箋について」
- 9月11日の耳鼻科受診:柴苓湯の処方では効果が無く、聴力検査でも右耳低音部の聴力がわずかに落ちていたため、投薬をイソバイトに戻しました。この際、これまで一緒に処方されていたメコバラミン、アデボスコーワについては、効果が見えないため処方してもらいませんでした。他、通院が長引いているので、可能なら医療費を抑えたい意向がありました。
- メチコバール(メコバラミン):ビタミンB12/末梢性神経障害治療剤
- アデボスコーワ(ATP(アデノシン三リン酸)):血管拡張作用により血流や組織代謝などを改善
- これら2つの薬の効果が見えないと判断した理由としては、柴苓湯を処方された時、これら2つも一緒に処方されたのですが、結果効果が無く、若干症状が悪化したからです。少なくとも効果があるのであれば、症状は改善せずとも悪化もしないだろうと。
- 9月11日の処方内容:イソバイトシロップ70% 21日分(効能:血漿浸透圧を高めることで、の内リンパ圧降下作用、利尿作用を示す)
「その後の経過」
- ~9月16日:症状は変わらず。右耳 反響音が少しある。
- 9月17日:右耳 少し聞き取りにくい感じがある
- 9月24・25日:反響音がひどくなったような…
- 9月28日:電話の声が聞き取り辛い(右耳)
- 10月2日 薬が無くなったので病院受診 症状も明らかに悪くなっていた…
「耳鼻科受診(15回目)」
薬が無くなったため耳鼻科を受診しました(10月2日)。症状も悪くなっていました。
耳鼻科を受診し聴力検査を実施しましたが、聴力検査の時に耳鳴りに気付きました。耳鳴りの音が聴力検査の一部の周波数と音が近いためか、その辺りの周波数の音が聞き取り辛く、自分でも耳が聞こえにくいのが分かりました。
聴力検査の結果は、明らかに低音部分の聞こえが悪い状態でした… 参りました… また元の木阿弥です…
症状が悪化したため、ステロイド剤が投与されることとなりました。ステロイドの投与は、処方される薬の日数分が少なく、すぐに再受診する必要がありイヤなのですが… 仕方ありません。
処方箋の内容は下記の通りです。
- イソバイトシロップ70% 1日3回 4日分
- メコバラミン錠5mg 1日3回 4日分
- アデボスコーワ顆粒10% 1日3回 4日分
- プレドニン錠5mg(副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)) 1日3回 4日分
- レバミピド錠100mg(胃薬―ステロイドが胃にダメージを与えるのを防ぐため) 1日3回 4日分
「耳鼻科受診(16回目)」
10月6日耳鼻科受診(ステロイドは段階的に投与量を減らすため、短い間に何度も受診しなければならず…)
症状は10月2日の時点よりも軽減はしていました。ステロイドがそれなりに効いた?
聴力検査の結果は、前回よりは回復していましたが、左耳と比べ若干、低音部の聞こえが悪い状態でした。この日の処方は前回と同じです(ステロイド服用量が減少)。
- イソバイトシロップ70% 1日3回 3日分
- メコバラミン錠5mg 1日3回 3日分
- アデボスコーワ顆粒10% 1日3回 3日分
- プレドニン錠5mg(ステロイド) 1日2回 3日分 ※ステロイドが日に3回から2回に減少
- レバミピド錠100mg(胃薬) 1日3回 3日分
「耳鼻科受診(17回目)」
10月9日耳鼻科受診
自覚症状は反響音があります。以前よりは程度は良くはなっています。
聴力検査の結果は前回とほぼ変わらず(若干低音部の聞こえが悪い)
この日の処方箋も前回と同じ(ステロイド投与量のみ減少)
- イソバイトシロップ70% 1日3回 7日分
- メコバラミン錠5mg 1日3回 7日分
- アデボスコーワ顆粒10% 1日3回 3日分
- プレドニン錠5mg(ステロイド) 1日1回 3日分 ※日に2回→1回
- レバミピド錠100mg(胃薬) 1日3回 3日分
「耳鼻科受診(18回目)」
10月16日 薬が無くなったので病院を受診。
自覚症状は変わらず、反響音があります(程度は少しですが)。前日の夕方、わずかに耳の痛みがありました。
聴力検査の結果も、前回と同様、左耳と比べ、右耳の低音部の聞こえが若干悪いという結果でした…
ステロイドの投与により、ある程度は回復しましたが、完全には回復しません…
この日の処方箋は、ステロイドを除いた、いつもの定番の処方箋が2週間分となりました。
「その後の経過」
- ~10月19日 反響音あり(程度 小)
- ~10月26日 反響音かわらず この日はわずかに耳鳴りがあった
- 10月27日~29日 反響音あり 電話の内容が聞き取りにくい(右耳)
- 定番の処方箋(イソバイト、メコバラミン、アデボスコーワ)にて、今までは症状がある程度治まっていましたが… 効き目が悪くなっているように感じました。
「耳鼻科受診(19回目)」
10月30日 耳鼻科受診。状態があまり変わらない旨、伝えました。
いつもの通り耳内の観察、聴力検査を実施しました。
聴力検査では、検査音が右と左で異なって聞こえ(右耳の方が周波数がズレたように聞こえる)、自分でも右耳の方が若干聞こえが悪い様に感じました。
結果、左耳と比べ、低音部が若干聴力が落ちている結果でした。
つまりは、定番薬があまり効いていないという結果…
私のこの病気に対する考え方としては、まず「試せる薬は全て試してみたい」。このため、先生に他の薬を処方してもらえる様、依頼しました。
「自分なりにインターネットで情報を得て、試してみたい薬があるのだが?」と
これらの薬を処方してもらえないか依頼しましたが、答えは「うちでは処方していない」とのこと… 正直、この答えにはガッカリしました。前から「試せる薬は全て試してみたい」と説明していたのにも関わらずです… であれば、最初からそういう説明をして欲しい。正直、脱力感しかありませんでした…
結局、「薬を変えてみるなら、以前出した柴苓湯を」とのことで、柴苓湯が処方されました。前回効き目が得られなかった薬です…
(処方箋の内容)
「この間の経過よりの考察」
- メコバラミン・アデボスコーワの有用性:この2つの薬は効果が無いと思っていたが… 9月11日 イソバイトシロップ21日分の単独処方では、症状が悪化してしまった… メコバラミン・アデボスコーワは補助的に効果がある可能性がある。定番3点セットでないと効果が弱いものと思われる。
- イソバイトシロップ、メコバラミン、アデボスコーワの3点セットは、ある程度症状を抑え込む効果はあったのだが… 継続服用により効き目が悪くなっているような気がする。今までは少なくとも聴力は回復していたのだが…
「今後どうするか?」
今通っている耳鼻科では、今まで処方された薬以外の処方がされない。つまりは完治が望めない状況と思われる。仮に完治しないならしないで、どう付き合っていくのか? 明確な治療方針なり説明も全く無い。正直、この病院にダラダラ通っていても… しかし他に耳鼻科のあてがあるわけでもなく… どうしたものか? 先が見えない。