「低音障害型感音難聴 5」
完治への望みをかけ、漢方薬(当帰芍薬散)を服用していましたが…
残念ながら再発というか、症状が顕著に悪化してしまい、この漢方薬での回復は難しいと判断する状況となりました…
- 「経過について」
- 「耳鼻科受診」
- 「処方箋の内容(いつもと同じです)」
- 「耳鼻科受診(12回目 7/31)」
- 「処方箋料について」
- 「この間の経過(7/31~8/21)」
- 「今までの闘病よりの考察」
- 「(自分なりの)今後の治療についての考え」
- 「耳鼻科受診(13回目 8/21)」
- 「処方箋の内容」
- 「今後の耳鼻科医と付き合い方」
「経過について」
漢方薬服用開始から、症状悪化までの経過についてです。
- 7/2 右耳が音が低く聞こえる症状の程度は、ほんのわずかになった(会社の電話機が一番分かりやすく、これで確認)。但し症状としては残っている。以外に自覚症状は無い。
- 7/6 耳鼻科の処方薬(イソバイトS、メコバラミン、アデボスコーワ)は、この日で無くなった(4/14~ 服用期間79日間)。
- 7/8 当帰芍薬散(漢方薬)服用開始
- 7/9 朝、右耳になんとなく違和感があるような… 及びTVの音が少し反響する… 薬(処方薬)が切れると、こんなものなのか?
- 7/12 反響音 少しあり、痛み 少しあり
- 7/16 起床時から少し詰まり感あり、会社出社後、反響音少しあり
- 7/19 反響音あり、耳詰まり感あり、明らかに症状が悪くなっている… 漢方薬効かないのか…
- 7/22 反響音あり、耳詰まり感あり、少し耳鳴りがする(耳鳴りは今まで自覚したことが無い)、夜に酒を飲んだが、症状がひどくなってしまった…
- 7/23 昨晩、酒を飲んで症状が悪化したままの状態が続く。耳鳴りと耳詰まり感、明らかに右耳が聞こえにくい… これはもうアカン! 漢方薬(当帰芍薬散)では効かないと判断、服用を止める。
- 7/23 耳鼻科の処方薬が数回分残してあったのを服用する。この日は祭日、翌24日も祭日にて耳鼻科は開いていないため、受診したくても無理な状況だった。
- 7/24 処方薬が少し効き、右耳が聞こえにくいという自覚症状だけは無くなった。
- 7/25 あきらめて耳鼻科に行く。
このような経過でした。期待していた漢方薬、当帰芍薬散については効果がありませんでした…
「耳鼻科受診」
もう何回目の耳鼻科受診? 昨年11月に発症してからは、11回目を数えます…
朝1番に診察してもらうべく、9時からの診療開始予定に、8時前から病院の前で順番待ち。本と小さなイスを持って行きました。さすがに私が一番でしたが、8時半の受付開始時には、既に8人ほど並んでいました。
さて診察について、先生に症状が悪化した旨を説明、いつものように耳の中を観察後、聴力検査を実施しました。さすがに今回は聴力も低音側で若干落ちていました。
いつもの薬を1週間分処方されました。これで効かなければ再度、副腎皮質ホルモン剤を処方してみましょうと言われ、その日は帰宅しました。
「処方箋の内容(いつもと同じです)」
「耳鼻科受診(12回目 7/31)」
この1週間で、音が反響する程度は少し治まりました。
音が低く聞こえるのは、相変わらずのままでした。
まあ、「耳鳴り」や「明らかに音が聞こえにくい」、これらの特に煩わしい症状が無くなっただけでもマシでした。
病院では、耳の中を観察した後、聴力検査。聴力は回復していました。ただ今回は初めて、視力検査時の音が周波数により(低音側)、左右で少し違う聞こえ方でした。
お盆があるため、この日は薬を3週間分処方されました。
処方箋の内容は、上記と同じです。
「処方箋料について」
処方された、①イソバイトS、②メコバラミン、③アデボスコーワの処方箋料
- 6/19処方 2週間分 2,840円(1日分当り 203円)
- 7/31処方 3週間分 4,070円(1日分当り 193円)
日数分を多く処方してもらった方が、少しですが1日分当りの薬価は下がります。今さらながら気付いた次第… しかし高いなあ~
「この間の経過(7/31~8/21)」
- 耳詰まり感は殆ど無くなりました。
- 音の反響する程度は、少なくなってきましたが、消失はしていない。
- 右耳の方が音が低く聞こえる症状は改善せず。
「今までの闘病よりの考察」
- 「イソバイトS」は79日間服用したが完治には至らない。さらに長期間飲めば完治するのか? いや恐らくこの薬では完治しない。但し症状を抑える効果は高い。
- 漢方薬(当帰芍薬散)は効果が得られなかった… (長期間服用を全体に多く買い込んでいたが、無駄になってしまった…)
- 正確な数字は分からないが、この病気は7割前後は回復するが、再発すると書かれてある。また残り3割は回復しない。つまりは慢性化する場合がある。
- 治療法は確立していない。漢方で完治した症例が報告されている。
- 私の場合も回復しない3割なのだろう… 慢性化を前提とした場合、この病気とどう付き合っていくか? を考えなければならない。
- もう片方で、完治をあきらめない。可能性のある薬は全て服用してみる。
「(自分なりの)今後の治療についての考え」
- 薬を飲み続けなければ、症状が悪化する可能性がある。この場合、イソバイトSを飲み続けるとして、薬価が高いため、現在処方されているメコバラミン、アデボスコーワの処方を止めてもらい、イソバイトSのみに絞り、1度の処方も数か月分の大量処方にしてもらい、可能な限り薬にかかる費用を抑えたい。
- イソバイトSは症状を抑える効果は高いが完治が望めない。まずは完治を目指し、完治症例報告のある漢方薬を試してみたい。ネットで現状調べた範囲では、柴苓湯、人参栄養湯にて効果があったとの報告があり、これらの薬を試用してみたい。
「耳鼻科受診(13回目 8/21)」
まずは、いつもの通りの耳内部の観察と聴力検査。聴力は回復していた。
反響音と音が低く聞こえる症状は残っている旨を説明した。
今回は、少し突っ込んで先生と話をした。
- この病気は完治しないケースも存在する。治療法が確立していないのも理解している。
- 私の場合は恐らく慢性化していると推察。であれば薬とどう付き合うか?
- 但し、やはり漢方薬を試してみたい。まずは「柴苓湯」を処方してみてもらえないか?
話より、柴苓湯を処方してもらうこととなりました。併せて、今まで処方している、メコバラミンとアデボスコーワも処方されることとなりました。
「処方箋の内容」
3週間分処方されました。
「今後の耳鼻科医と付き合い方」
残念ながら「当帰芍薬散」は私の症状には効果が得られませんでした。
「柴苓湯」も効果があるのかどうか分かりませんが、やはり期待しています。
この病気は治療法が確立していない事もあり、耳鼻科の先生も治療方針を積極的に提案するタイプでもありません。であれば患者の方が、「可能性のある薬を試したい」と、治療方針をそちらの方に向けるべく誘導するしか無いようです。
とりあえず漢方薬、柴苓湯を処方してもらう事には成功しました。これで効果があればそれで万々歳だし、ダメなら、可能性のある薬は全て処方してもらおうと考えています。
早く収束したいのが本音ですが… 長期戦を覚悟して頑張るしか無さそうです。