「低音障害型感音難聴 7」
前回の記事(「低音障害型感音難聴 6」 - まさげんのブログ「健康なのだ!」
)で、漢方薬の柴苓湯が私には効果が無かったと報告しました。その後の経過についてです。残念ながら症状は改善されず、逆に悪化してしまいました…
(これまでの経過は、以下の記事をご参照頂ければありがたいです)
- 「(2020年)9月11日の処方箋について」
- 「その後の経過」
- 「耳鼻科受診(15回目)」
- 「耳鼻科受診(16回目)」
- 「耳鼻科受診(17回目)」
- 「耳鼻科受診(18回目)」
- 「その後の経過」
- 「耳鼻科受診(19回目)」
- 「この間の経過よりの考察」
- 「今後どうするか?」
「(2020年)9月11日の処方箋について」
- 9月11日の耳鼻科受診:柴苓湯の処方では効果が無く、聴力検査でも右耳低音部の聴力がわずかに落ちていたため、投薬をイソバイトに戻しました。この際、これまで一緒に処方されていたメコバラミン、アデボスコーワについては、効果が見えないため処方してもらいませんでした。他、通院が長引いているので、可能なら医療費を抑えたい意向がありました。
- メチコバール(メコバラミン):ビタミンB12/末梢性神経障害治療剤
- アデボスコーワ(ATP(アデノシン三リン酸)):血管拡張作用により血流や組織代謝などを改善
- これら2つの薬の効果が見えないと判断した理由としては、柴苓湯を処方された時、これら2つも一緒に処方されたのですが、結果効果が無く、若干症状が悪化したからです。少なくとも効果があるのであれば、症状は改善せずとも悪化もしないだろうと。
- 9月11日の処方内容:イソバイトシロップ70% 21日分(効能:血漿浸透圧を高めることで、の内リンパ圧降下作用、利尿作用を示す)
「その後の経過」
- ~9月16日:症状は変わらず。右耳 反響音が少しある。
- 9月17日:右耳 少し聞き取りにくい感じがある
- 9月24・25日:反響音がひどくなったような…
- 9月28日:電話の声が聞き取り辛い(右耳)
- 10月2日 薬が無くなったので病院受診 症状も明らかに悪くなっていた…
「耳鼻科受診(15回目)」
薬が無くなったため耳鼻科を受診しました(10月2日)。症状も悪くなっていました。
耳鼻科を受診し聴力検査を実施しましたが、聴力検査の時に耳鳴りに気付きました。耳鳴りの音が聴力検査の一部の周波数と音が近いためか、その辺りの周波数の音が聞き取り辛く、自分でも耳が聞こえにくいのが分かりました。
聴力検査の結果は、明らかに低音部分の聞こえが悪い状態でした… 参りました… また元の木阿弥です…
症状が悪化したため、ステロイド剤が投与されることとなりました。ステロイドの投与は、処方される薬の日数分が少なく、すぐに再受診する必要がありイヤなのですが… 仕方ありません。
処方箋の内容は下記の通りです。
- イソバイトシロップ70% 1日3回 4日分
- メコバラミン錠5mg 1日3回 4日分
- アデボスコーワ顆粒10% 1日3回 4日分
- プレドニン錠5mg(副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)) 1日3回 4日分
- レバミピド錠100mg(胃薬―ステロイドが胃にダメージを与えるのを防ぐため) 1日3回 4日分
「耳鼻科受診(16回目)」
10月6日耳鼻科受診(ステロイドは段階的に投与量を減らすため、短い間に何度も受診しなければならず…)
症状は10月2日の時点よりも軽減はしていました。ステロイドがそれなりに効いた?
聴力検査の結果は、前回よりは回復していましたが、左耳と比べ若干、低音部の聞こえが悪い状態でした。この日の処方は前回と同じです(ステロイド服用量が減少)。
- イソバイトシロップ70% 1日3回 3日分
- メコバラミン錠5mg 1日3回 3日分
- アデボスコーワ顆粒10% 1日3回 3日分
- プレドニン錠5mg(ステロイド) 1日2回 3日分 ※ステロイドが日に3回から2回に減少
- レバミピド錠100mg(胃薬) 1日3回 3日分
「耳鼻科受診(17回目)」
10月9日耳鼻科受診
自覚症状は反響音があります。以前よりは程度は良くはなっています。
聴力検査の結果は前回とほぼ変わらず(若干低音部の聞こえが悪い)
この日の処方箋も前回と同じ(ステロイド投与量のみ減少)
- イソバイトシロップ70% 1日3回 7日分
- メコバラミン錠5mg 1日3回 7日分
- アデボスコーワ顆粒10% 1日3回 3日分
- プレドニン錠5mg(ステロイド) 1日1回 3日分 ※日に2回→1回
- レバミピド錠100mg(胃薬) 1日3回 3日分
「耳鼻科受診(18回目)」
10月16日 薬が無くなったので病院を受診。
自覚症状は変わらず、反響音があります(程度は少しですが)。前日の夕方、わずかに耳の痛みがありました。
聴力検査の結果も、前回と同様、左耳と比べ、右耳の低音部の聞こえが若干悪いという結果でした…
ステロイドの投与により、ある程度は回復しましたが、完全には回復しません…
この日の処方箋は、ステロイドを除いた、いつもの定番の処方箋が2週間分となりました。
「その後の経過」
- ~10月19日 反響音あり(程度 小)
- ~10月26日 反響音かわらず この日はわずかに耳鳴りがあった
- 10月27日~29日 反響音あり 電話の内容が聞き取りにくい(右耳)
- 定番の処方箋(イソバイト、メコバラミン、アデボスコーワ)にて、今までは症状がある程度治まっていましたが… 効き目が悪くなっているように感じました。
「耳鼻科受診(19回目)」
10月30日 耳鼻科受診。状態があまり変わらない旨、伝えました。
いつもの通り耳内の観察、聴力検査を実施しました。
聴力検査では、検査音が右と左で異なって聞こえ(右耳の方が周波数がズレたように聞こえる)、自分でも右耳の方が若干聞こえが悪い様に感じました。
結果、左耳と比べ、低音部が若干聴力が落ちている結果でした。
つまりは、定番薬があまり効いていないという結果…
私のこの病気に対する考え方としては、まず「試せる薬は全て試してみたい」。このため、先生に他の薬を処方してもらえる様、依頼しました。
「自分なりにインターネットで情報を得て、試してみたい薬があるのだが?」と
これらの薬を処方してもらえないか依頼しましたが、答えは「うちでは処方していない」とのこと… 正直、この答えにはガッカリしました。前から「試せる薬は全て試してみたい」と説明していたのにも関わらずです… であれば、最初からそういう説明をして欲しい。正直、脱力感しかありませんでした…
結局、「薬を変えてみるなら、以前出した柴苓湯を」とのことで、柴苓湯が処方されました。前回効き目が得られなかった薬です…
(処方箋の内容)
「この間の経過よりの考察」
- メコバラミン・アデボスコーワの有用性:この2つの薬は効果が無いと思っていたが… 9月11日 イソバイトシロップ21日分の単独処方では、症状が悪化してしまった… メコバラミン・アデボスコーワは補助的に効果がある可能性がある。定番3点セットでないと効果が弱いものと思われる。
- イソバイトシロップ、メコバラミン、アデボスコーワの3点セットは、ある程度症状を抑え込む効果はあったのだが… 継続服用により効き目が悪くなっているような気がする。今までは少なくとも聴力は回復していたのだが…
「今後どうするか?」
今通っている耳鼻科では、今まで処方された薬以外の処方がされない。つまりは完治が望めない状況と思われる。仮に完治しないならしないで、どう付き合っていくのか? 明確な治療方針なり説明も全く無い。正直、この病院にダラダラ通っていても… しかし他に耳鼻科のあてがあるわけでもなく… どうしたものか? 先が見えない。