まさげんのブログ「健康なのだ!」

「斜に構えたオヤジ(まさげん)」のブログです。それなりに健康ではあり、大病も大きなけがもしたことはないのですが、些細な病気やケガは幾つか経験しています。ありふれた生活の中で、悩むことが多い、重篤ではないけどちょっと辛い症状について、書いてみたいと思いました。

「低音障害型感音難聴 6」

私はこの病気にとりつかれて、もう9ヶ月以上となります… 既に慢性化している状況と思われますが、未だ治療をあきらめたくない! 諦めるのは、試せる薬を全て試してからと考えています。

今回、こちらから耳鼻科医に依頼して、新たな薬として漢方薬の「柴苓湯(さいれいとう)」を3週間分処方してもらいました。

この処方箋による症状の経過について報告します。

 

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(低音障害型感音難聴)

 

「処方箋について」

2020年8月21日に耳鼻科を受診し処方された薬の内容です。

3週間分処方されました。

 

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(柴苓湯)

「柴苓湯(さいれいとう)について」

ネットにて“低音障害型感音難聴”“漢方薬”にて検索して情報を集めていた中で、下記の報告を見つけました。

  • phil漢方 48 2014(漢方薬系の雑誌だと思われます)
  • 「耳鼻科領域における柴苓湯の使用法」 金子耳鼻咽喉科クリニック(栃木県)院長

このレポートは、「低音障害型感音難聴に対して柴苓湯とイソソルビトを投与して有効性を比較した。両者ともある程度有効性があり、その治療効果に有意差はなく、以前からメニエール病等の内リンパ水腫に適応があったイソソルビトと柴苓湯は低音障害型感音難聴に対して同党の効果が考えられた。」と結論付けられています。

この報告を読んだ事もあり、耳鼻科にて柴苓湯の処方を依頼しました。

 

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(効果に期待!)

「服用による経過」

(8/21 耳鼻科受診 柴苓湯処方される)

  • 8/21~8/27 右耳 少し音の反響がある、右耳 音が低く聞こえる(受話器の声)
  • 8/28 右耳の反響音がひどくなる、右耳 電話の声が聞き取りにくい
  • 8/29 右耳 声が聞き取りにくい 義母からの電話も誰か判別できず
  • 8/30 (漢方薬(柴苓湯)に変更後、症状は少し悪化したが… 様子を見る)
  • 9/3 反響音 音が低く聞こえるのは続いている 声が聞き取りにくいのは少し緩和したような気がする
  • 9/4 わずかに痛む時がある
  • 9/5 朝 右耳に水が入った感じがある
  • 9/7~9/8 水が入ったような感じ 朝少し耳鳴り 耳詰まり感(反響音 音が低く聞こえるのは続いている)
  • 9/11 9/7以降の症状は同様で、少し悪化傾向 (この日に薬が無くなり、耳鼻科を再受診した)

 

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(経過はいまいちだ…)

「結果(柴苓湯の効果)」

3週間分の処方、服用において、私の場合は顕著な効果は認められなかった…

(1つ可能性が消えてしまった…)

柴苓湯は症状を抑える効果が弱い(私の場合)

 

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(効果は認められず…)

「結果よりの考察」

可能性は1つ消えたのかも知れませんが、落ち込んでいても始まらない… 「効果が無かった」=効果が無いという結果、データが得られたと考え、次につなげないと。

  • イソバイト(イソソルビド)は、症状を抑える効果は高いが、私の場合は完治には至っていない。推察だが、根本原因に作用する薬効としては弱いと考える。
  • 漢方薬は、症状を抑える効果は弱いのかも知れない。このため一度症状が悪化した場合には、効きが悪い可能性がある(個人差があると思われるが)。
  • 漢方薬に期待するのは、症状を抑える効果よりも、発生原因を抑える、治癒する効果。
  • イソバイトと漢方薬が併用出来れば良いのだが… ダメな場合、症状が悪化したら、一旦イソバイトで抑えた上で、漢方薬を服用する?

 

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(結果からの考察が大事だ!)

「低音障害型感音難聴の原因」

一般的に言われている原因は、次の2つです。

  • 内耳(蝸牛)のリンパ液の流れが滞る場合:内耳にリンパ液を溜めるホルモンが過剰に分泌され、内耳がリンパ液でむくんだ状態になり、そのむくみが原因で難聴となる。
  • 内耳(蝸牛)の血液の流れが悪くなる場合:内耳の血液の流れが悪くなると内耳の音を聞く細胞の働きが悪くなり、難聴が起こる。

現状、これらの原因も確定ではなく推論であり、私の症状が、どちらの原因に起因するのかも分かりません。仮に、リンパ液の流れが滞る場合と考えた場合、イソバイトの効果を考えるに、イソバイトは内耳のむくみを取る効果が高いのでは? しかし内耳にリンパ液を溜めるホルモンが過剰に分泌されるのを抑えないと、病気は完治しない。この効果には弱いのではないか? と考えています。漢方薬や新たな薬に期待するのは、この部分なのです。 

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(原因は特定できていないようだが…)

「耳鼻科受診(14回目)」

9月11日 薬も無くなり、耳鼻科を受診しました。

聴力検査では、わずかに低音部の聴力が落ちていました。確かに聞き取りにくいという自覚もあるので、そうだろうと思います。

残念ながら先生の方から治療方針なり投薬の提案等は無く…

イソバイトと漢方薬の併用が出来ないか聞いてみたのですが、それは難しいとの返事。イソバイトは症状を抑える効果は高いので、まずはイソバイトで症状を抑え、その後別の薬を処方してみることとなりました。

また、併せて処方されていた、メコバラミンとアデボスコーワについては、効果が見えないので、薬価を抑えるために処方しない様、頼みました。この2つの処方理由について聞いてみたら、「耳鼻科治療では、この2つの薬剤も併せて処方する場合が多いため」とのことでしたが、ムダならば省きたく、今回は処方しない事としました。

イソバイトを3週間分処方してもらいました。早めに症状が治まれば、早めに受診して、次の薬を処方してもらうのは構わないとの事でした。

(この日の処方箋)

  • イソバイト 3週間分

 

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(あと何回病院に行くのだろう…)

「今後について」

この病気について、もっと調べて、どういう薬が可能性があるのか? 自分なりに治療方針を作っていく必要があります。医者が積極的に動かないのであれば、こちらが積極的に攻めるしか無さそうです。

今通っている耳鼻科は、市内でも評判の良い先生なのですが… 残念ながら積極的に治療方針を提案してくれるわけではありません… そこが残念です。

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(自分なりの方針を考える必要がある)

 

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