まさげんのブログ「健康なのだ!」

「斜に構えたオヤジ(まさげん)」のブログです。それなりに健康ではあり、大病も大きなけがもしたことはないのですが、些細な病気やケガは幾つか経験しています。ありふれた生活の中で、悩むことが多い、重篤ではないけどちょっと辛い症状について、書いてみたいと思いました。

「低音障害型感音難聴 8」

2019年11月からこの病気になり、もうすぐ1年になろうとしています…

ほぼ慢性化した状態なのだと思います。場合によってはメニエル病に移行する可能性もあるようです。

試せる薬があれば、全て試してみたいと考えていましたが、今通っている耳鼻科では、定番の薬以外の処方はしないとのこと。八方ふさがり状態でした…

 

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(八方ふさがり状態なのでした…)

 

「本より得た情報」

この病気の情報は、ネットにて調べていましたが、本が無いかなあと、Amazonで検索してみました。しかし、この病気についての書籍は販売されていないようでした。

低音障害型感音難聴は、難化するとメニエル病に移行する場合があるとのことで、メニエル病についての情報が役に立つのではないかと、メニエル病に関する本を以前購入していました。購入してから読んでいなかったのですが、ふと目を通して見ることにしました。

購入していた本について

「薬も手術もいらない めまい・メニエル病治療」

  • 角川新書 2012年1月25日 第一刷発行
  • めまいメニエル病センター院長 高橋正紘 著

 

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薬も手術もいらない めまい・メニエル病治療

 

「この本に書かれていた事」

  • めまいを訴える患者が多く、何年も苦しんだ人も多い。しかし専門医は少数しかなく、患者はまず耳鼻科で治療を受けるが、改善が得られない事が多く、“ドクターショッピング”をせざるを得ない状況になっていく。
  • 実際の耳鼻科の診断において、安易に「メニエル病」と診断されているケースも多いが、まず最初に大事な事は、その病気が何であるかの的確な診断。実際にセンターに来院された患者の6割は良性発作性頭位めまい症メニエル病は2割。低音障害型感音難聴が5%だった。(低音障害型感音難聴はメニエル病と同じような耳症状が出るため、メニエル病と関連した病気と考えられる)
  • 基本的にめまいに薬は効かない。浸透圧利尿剤(イソソルビト)は、メニエル病の患者に短期間使用すると、一過性ではあるがそれなりの効果がある。但しあくまでも対症薬としての一時的な効果しかない。(アメリカではイソソルビトは販売されていない)。
  • メニエル病の原因の主なものは環境要因とストレス。これは長年の患者調査データより示される。この辺のことは耳鼻科医でも認識されるようになったが、実際の診察においては、「ストレスが原因となる」という説明はしても、ストレスの原因についてのヒヤリング等、原因を除去するための治療、相談等は殆ど行われていないのが実情。
  • 有酸素運動が有効。但し「生活に有酸素運動を取り入れる」程度では効果は無い。週4、5回、1時間以上の有酸素運動を半年や1年間続ける必要がある。

 

まあ215ページの新書を、これだけで要約できたとは思えませんが、少なくとも私にとってのこの本の結論として、このような内容を読み取りました(じっくりではなく走り読みなので、大事な所を見落としている可能性は大ですが…)。

 

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(私にとっての要点ですが…)

「この本を読んで」

低音障害型感音難聴も、メニエル病の予備軍と考えた方が良さそうに思いました。つまり、この本に書かれていることは、私にも当てはまるのではないかと。

及び、現状の耳鼻科診察の実情を垣間見たような気がします。私の通っている耳鼻科も、通り一遍の診察しかしないように思いました。

しかし、まずストレスが原因と言われても、思い当たるフシがありません。全く当てはまらないわけではありませんが、病気になるほどのストレスを感じていない…

また、薬が効かないという内容がやはりショックでした。実感として、イソソルビト(イソバイト)の効き目が悪くなっています。薬が効かない=どう治療したらよいのだろう…

有酸素運動についても、それなりには運動しています。今より運動量を上げることは出来ますが、必要十分量の運動まで出来るのか? 自信が無い…

つまり、この本を読んで、逆にドツボにはまったような感覚に陥りました…

 

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(さらにドツボにはまったような…)

「2ndオピニオンだ!」

今通っている耳鼻科にこれ以上通っても、新たな薬を処方するわけでもなく、明確な治療方針、指示も出さないのでは、回復は見込めないと判断。別の病院を受診してみるべきだと考えました。

しかし、“低音障害型感音難聴”でネット検索しても、専門医は近くには見つかりません。なのでメニエル病で専門医がいないか? 調べてみました。

結果、山口市の病院を見つけました。専門医かどうか分かりませんが、“めまい”について詳しくHPに説明されていることより、恐らく詳しい先生なのだろうと予想しました。

また、この病院のHPからは、開業医では珍しくHPからの問い合わせが可能です。さらに、ウエブ診察も行っています。もしウエブ診察が可能であれば、最初の数回は実際に診察を受け、あとはウエブ診察対応して頂ければ、遠くても治療を続けることが出来ます。

何より、問い合わせするのはタダです、やらない理由がありません。HPより、私の低音障害型感音難聴について、診察、治療して頂けないか? 問い合わせしてみました。

(遠方なので、可能であれば2回目以降はウエブ診察で対応頂けないか、書き添えました。)

結果、「来院頂ければ診察は可能」との返事でした。継続して通院が必要なのか? 途中からウエブ診察対応頂けるのかは不明でしたが、とりあえず一度受診してみることにしました。

ちなみに、この病院の医師は、先の書籍の著者と同じ山口大学医学部出身にて、もしかして治療方針については、本の内容に近いものになるのかも知れないと思いました。

 

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(2ndオピニオンだ!)

山口市の耳鼻科受診」

高速代がもったいないので、自家用車にて一般道で行きましたが2時間ちょっとかかりました。やっぱ遠いなあ…

  • 最初に聴力検査を受けました。いつも受けている方法と同じですが、加えて骨伝導の聴力検査があり、さらに反対側の耳に故意に雑音を流しての検査もありました。結果、右耳の低音の聴力が左耳より低くなっていました。
  • 診察は院長先生でした。初診にてじっくり時間をかけて話をしました。この間の経緯についてごく簡単に説明しました。途中からメニエル病の話になり、やはり先の本の内容の話となりました。曰く「メニエル病の原因の大半はストレス」とのこと。
  • ストレスについて聞かれたので、思い当たるフシは無いと回答。また、これまで聴力が落ちた時に、何か身体的なり天候等の関連性が無いか聞かれましたが、これも全く気付きは無いと答えました。
  • 他に低音障害型感音難聴との関連で思い当たるものは無いか聞かれたので、関連性は分からないが、アレルギーの薬を服用している事(アレルギー免疫療法にてダニアレルゲンの舌下錠を服用)、頸椎ヘルニアと診断されていると説明しました。
  • いろいろと詳しい説明をされ、最終的にストレスとの因果関係を調べた方が良いとの事で、次回カウンセリングを受ける様言われたので、そうする事としました。
  • 薬については効かないと本には書いてありましたが、薬については症状によっては処方するとの話でした。尚、現在症状がひどくなければ、症状がひどい時だけ薬を飲むことで差し支えないとの事でした。(但し、その時に服用する薬については説明はありませんでしたが…)。

 

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(遠くの耳鼻科まで行ったのだ!)

「この病院について」

  • 患者が多い! 患者数が多いためか、休診日は日曜日のみ。木曜日は午前中、土曜日は14:00までとなっている。
  • 予約は可能なようですが、患者数が多く、予約しても待ち時間が多い模様。LINEにて自分の順番の前にアナウンスが来る仕組みがあります。
  • HPも充実しており、初めての患者には説明用の冊子も配布されます。病院の理念の説明が書かれており、スマホや電話からの予約方法も書かれています。
  • 結構遠方からも患者が来ているようです。まあそれだけ、頼りない耳鼻科が多い事の裏返しなのかも…
  • とりあえず、病院受診の翌日より、薬の服用は止めてみました。

 

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(恐ろしいくらい患者が多い…)

山口市の耳鼻科受診(カウンセリング他)」

  • 1週間後にカウンセリングのため再度受診しました。
  • この間の経過は、相変わらず反響音が少しあります。わずかに電話の受話器の声(男性の低い声)が聞き取りにくい。つまり変わらないままです。
  • 最初に聴力検査を受けました(今回は骨伝導、ノイズの中での検査はありません)。結果は前回とあまり変わらず、右耳の低音側が左耳に比べ若干劣る状態でした。
  • カウンセリングを受けるのは初めてでしたが、女性のカウンセラーの方で、とても話しやすい方でした。世間話に近い形で、話ながらいろいろと家族や会社、その他気になる事が無いか聞かれ、話をしました。私もカウンセリングを受けるに際し、自分なりに原因となるストレス様のものか考えてみたのですが、特に気付きは無く。
  • 過去の耳鼻科の診察で聴力が落ちた時の日付を記録しており、会社の業務予定、メモを確認しましたが、特に符号するようなトラブルや出来事もなく、会社関係のストレス等の影響は無い様です(その話もしました)。
  • 1点、話の中で「音が気になる場合がある」というのが気付きでした。仕事やパソコン作業中に掃除機や掃除の音があると気になる。あとは神経質にて寝つきが悪いので、音がすると寝れない等。ただこれは昔からなので、低音障害型感音難聴(メニエル病)とは関係無いと思われました。
  • 簡単な心理テストも3つほど受けました。内2つはその場で結果が分かるもので、いずれも異常無しでした。
  • カウンセリングにおいては、耳鼻科の症状につながるような心理的な原因は無さそうだとの判断でした。カウンセラーの方も、「原因となるようなストレスが無いなら無いと考えた方が良いです。」とのことでした。
  • カウンセリングにおいては特に問題は無かったのですが、心理的な負担が発生した場合の対処方法等の説明等があるので、出来れば説明を受けられませんか? とのことでした。せっかく乗り掛かった舟なので、そこまで説明を聞こうと思い、次回の面談を約束しました。
  • カウンセリングは1時間程で終了しました。あっという間でした。その後、耳鼻科の院長先生の診察を受け、「完治するわけではないが、いずれ聴力は回復すると思われ、あまり気にしない事。症状が悪い時だけ薬を飲むような感じで良い。」と言われ、1つの方向性は示されたように思いました。つまり、どう付き合っていくか?
  • 薬は、今持っている薬で良いとの事。実際にはあまり効かないのだが… 次回カウンセリングを受けに来るので、その際に薬の事について説明なり処方をしましょうとの話になりました。
  • 3週間後の土曜日ににカウンセリングと診察の予約を取りました。

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(初めてのカウンセリング)

 

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