まさげんのブログ「健康なのだ!」

「斜に構えたオヤジ(まさげん)」のブログです。それなりに健康ではあり、大病も大きなけがもしたことはないのですが、些細な病気やケガは幾つか経験しています。ありふれた生活の中で、悩むことが多い、重篤ではないけどちょっと辛い症状について、書いてみたいと思いました。

「薬物中毒でない証明」

私は調理師免許を持っています。業務上必要ではないのですが、自分の知識向上のために免許を取得しました。

調理師試験は都道府県毎に実施され、試験に合格すると免許証の発行申請が必要です。

この際に提出しなければならない書類の1つに、「薬物中毒でない証明」という書類(医師の診断書)の提出が必要になります。

 

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「私は薬物中毒ではありません!」

 

「薬物中毒でない証明?」

あまり馴染みのない証明書です。まあ意図している事は、麻薬や覚せい剤等の常習者ではない事の証明ということは分かります。

さて、どうやって証明するの?

ネットで調べてみたら、近所の開業医に依頼すればOKと書かれてあります。保険適用外なので、費用は実費で3,000円~と書かれてありました。

私は耳鼻科や歯医者のかかりつけ医はあるのですが、内科のかかりつけ医が無く、さてどうしよう?

 

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「いや、だから薬物中毒ではないって!」

「近所の開業医に行きました」

とりあえず、歩いて行ける所にある開業医(内科・循環器科)に行くことにしました。事前に電話して、「薬物中毒でない証明」が出せるか、及び費用について確認した所、費用は3,500円にて発行可能との事で、すぐに出かけました。

受付にて要件を伝え、診察室に入りました。

目の白目の所を観察され、「手を出して」と言われ手を観察されて少し握られて、「はい終わりです」。えっ! これだけなの!

すぐに証明書を発行してもらい、あっさりと必要な書類が準備出来ました。

まあネットでも問診だけの所が多いとは書いてあったのですが…

多分、私の人となりはひと目で問題無いと分かったからかな? いや冗談です。

何となくですが、この先生もあまり同様の依頼を受けたことが無いような、慣れていないような感じでした。

 

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「診察時間 正味1分くらいかな」

「もう少し調べてみました」

この「薬物中毒でない証明」について、もう少しネットで調べてみましたが、法的に具体的に何を調べて証明するか? 等の指針は何も無く、全て開業医の裁量任せとなっているようです。なので現実的には、開業医の方も何を判断根拠にこの証明(診断書)を出したらよいか、困って相談している内容の記事もありました…

  • 薬物中毒の検査方法や診断基準については、精神保健指定医についての麻薬および向精神薬取締法施行令が参考になりなる。施行令は、問診、視診、触診、聴診、打診、禁断症状の観察、脳波検査、肝機能検査、禁断症状誘発検査、尿検査、経歴や環境の検討など、非常に広い範囲の検査を列挙している。
  • どのようなときに、どこまでの検査を施行するかというのは、医師の合理的な裁量に基づく判断とされ、常に全部をやる義務があるのではなく、例えば問診、視診、触診の結果や、経歴や環境の検討などを踏まえて、どこまでの検査をするかを決めていく権限がドクターの側にある。開業医一人ひとりがこういう患者さん、あるいはこういう診断書を求める方に向き合われたときに、どこまでの検査をするかということ自体の裁量をゆだねられている。
  • 初診でいきなり来られた場合はなかなか対応が難しい。様々な診断書の作成、とりわけ大麻、アヘン、その他の薬物中毒に関連する診断書について、初診で作成する場合には正確性、実効性が不十分という議論もある。

 

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「まあ薬中ならそんな診断書取りに来ないだろう…」

「この証明書(診断書)について」

私がこの証明書を採取したのは3年ほど前だったと思います。

この記事を書くに当り、再度ネットで調べてみると、最近では「薬物中毒検査用キット」というもので尿検査にて判断する医院もあるようです。費用は5,000円~8,000円前後の記載があり、問診よりは少し高くなりますが、まあ妥当な検査だろうなと思います。

現実的には問診や視診で薬物中毒かどうかを見抜くのは難しいだろうし…

この証明書を必要とする職種としては、医師、歯科医師、看護師、助産師、保健師、薬剤師、歯科衛生士、獣医師、調理師、猟銃所得申請時、化粧品医薬品製造・製造販売許可申請時、警備の仕事開始前など、留学前の健康診断 等があるようです。

 

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「医師の診断書は信頼度の高い書類とされている」

「調理師免許(試験)について」

調理師試験を受験しなければ、このような証明書の存在も知ることもなかったので、勉強にはなりました。

ちなみに、調理師試験は各都道府県にて実施する試験となっており、都道府県により若干の問題の難易があるようです。複数の都道府県においては試験の効率化のため、共通の問題を使用している所もあり、この過去問についてはネットでも見れます。

 

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「受験地を選んだ方が良いよ!」

「というわけで…」

私は調理師免許を持っている=薬物中毒でない と証明されているのだ!

って違うだろ。診断書はあくまでも診断時点の証明にしかならないので…

まあ、そんな心配をする必要も無いのですが。まあこういう証明書もあります という参考になればと思います。

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「証明された事があるだけなのね…」

 

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