まさげんのブログ「健康なのだ!」

「斜に構えたオヤジ(まさげん)」のブログです。それなりに健康ではあり、大病も大きなけがもしたことはないのですが、些細な病気やケガは幾つか経験しています。ありふれた生活の中で、悩むことが多い、重篤ではないけどちょっと辛い症状について、書いてみたいと思いました。

「喘息(ぜんそく) アトピー型喘息」

私は“ぜんそく”持ちです。一般的に、「アレルギー性鼻炎」「アトピー性皮膚炎」「気管支喘息」は三位一体の病気で、どれか1つ症状を持っていたら、他の症状も発症する因子があると聞いたことがあります。この事については詳しく調べていませんが、確かに私は3つ全て発症しています…

 

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(私はぜんそく持ちなのよ!)

 

「発症時期」

アレルギー性鼻炎アトピー性皮膚炎は、幼いころより発症していましたが、ぜんそくは発症していませんでした。私の母と兄はぜんそく持ちで、兄は幼いころより発症していました。私は、「ぜんそくは大丈夫だろう(発症しないだろう)」と思っていました。

ところが、大学生になってから、ぜんそくを発症するようになってしまいました… 「なぜ今頃になって発症するの?」と少々困惑したのを覚えています。

 

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(なぜ今頃になって…)

「症状」

ぜんそくなので、「ヒューヒュー・ゼイゼイ」の喘鳴があります。学生の頃に数回ぜんそく症状になりましたが、最もひどい時は、呼吸が苦しいため横になって寝れず、辛いのを痛感しました。あれはホント辛いですね…

 学生の頃にて、かかりつけ医とか無く、近くの内科で処方してもらった薬で何とか治りましたが…

私の場合は、かぜをひいた後に、それが引き金となってぜんそく症状に移行する事が多く、いきなりぜんそく症状になる場合は少ないです。呼吸が苦しいほどの症状も、学生の頃のみで、後はそこまで症状は重くは無く、どちらかと言えば症状は軽い方だと思います。

 

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(軽症でもそれなりには…)

「病院嫌い」

私、昔から病院に行って自分の症状を医者に説明するのが何故かイヤで… あれって何でなんでしょうね。社会人となってもカゼをひく度にぜんそく症状が出る場合が多かったのですが、カゼで病院を受診しない場合には、その後ぜんそくが出ても、市販薬のせき止めを購入して、これを服用していました。「アスクロン」という薬を良く飲みました。

この薬、あまり効かないんですね… かなり飲み続けてマシになって、あとは自然治癒待ちだったような… でもある時、市販薬でも治らずに症状も悪かったため、病院を受診して経過を説明した所、医者に怒られました… 曰く「市販薬の方が身体には負担がかかるし、その割に回復しない。ぜんそくは吸入薬の方がピンポイントで投薬できて、はるかに副作用も少なく効果が高い。ぜんそくの場合は基本、病院受診するべきだ。」とのこと。分かりました…以後仰せの通りに致しますです、ハイ…

 

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(病院嫌いなのね…)

「結婚して分かったこと」

私は30代の半ばで結婚しましたが、結婚後はぜんそく症状が出難くなりました。食生活が改善されたから? いえいえ違います、部屋が綺麗になったからです。独身の頃、部屋がちらかっていた=ハウスダストだらけだったのが、ぜんそくの大きな原因だったのです。学生の頃は恐らく最も部屋がハウスダストが多かったのだろうと思われ、このためぜんそくを発症し、症状も重かったのではないか? と思います。

この事で、自分のアレルゲンがハウスダストであることに、ようやく気付いた次第… 気付くの遅いだろ…

ぜんそく=アレルギーなので、閾値を超えてしまうことにより発症します。育った環境の中で、学生時代の環境(部屋)がハウスダストが多く閾値を超えて発症したものと思います。学生時代―独身時代の部屋が清潔であったなら、今でもぜんそくとは無縁だったのかも知れません…

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ハウスダストがアレルゲン)

「近所の専門医(呼吸器科)」

私は40歳前後の数年間を転勤で熊本に在住していましたが、当時は家族全員で行きつけの内科がありました。この先生は本当に頼もしい先生で、かかりつけ医のありがたみを実感していたのですが、その後住んでいる当地では、特にかかりつけ医がいない状況。

結婚後はぜんそく症状が出難くなったとは言え、どうしてもカゼをひいた後にぜんそく症状が出る場合が多く、一度症状が出ると、なかなか治らないので病院に行かざるを得ません。

ある時、近所に住む会社の同僚もぜんそく症状が出たようで、話を聞くとその同僚は呼吸器科の開業医を受診したとのことでした。そう言えばあったなあ、近くに呼吸器科。その事が頭にあったので、私がぜんそく症状になった時に、その呼吸器科を受診してみました。この医者が、あまり説明をする医者ではなく、悪い先生ではないのだが、いわゆるコミニュケーション下手というか、会話が成立しない… とりあえず処方された薬で症状は治まったが… あまりこの病院には行きたくないなあ…

 

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(呼吸器科… この医者には会いたくない…)

「病院行脚-近所の循環器科

とりあえず自宅から行ける範囲で、内科の開業医は幾つもあります。先の呼吸器科の医者とは馬が合わないので、別の医者を探す必要がありました。

その後ぜんそく症状が出たので、近所の内科・循環器科に行ってみました。患者もあまり多くなさそうだし、呼吸器科で処方されていた吸入薬が無くなっていたので、「これと同じものを処方して下さい。」と言ったら、出してくれました。この病院、薬を出してもらうには頼みやすく、結構言う事聞いてくれそうだなあ。

でも、肝心のぜんそくの診察については、専門外なので難しそうだ…

 

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(循環器は今の所全く問題無いのです)

「病院行脚―評判の良い内科」

近所に評判の良い内科があります。評判が良いので患者も多いのですが、ぜんそくの症状が少し重かったので、この病院に行ってみることにしました。

この先生、患者ときちんと話をしてくれる医者で私の話もきちんと聞いてくれました。その上で、先の呼吸器科の受診を勧められました。理由は、専門医であることと、ぜんそくの確定診断が出来る検査機器を最近導入した模様で、これできちんと調べた方が良いという理由でした。私が、「あの先生とは馬が合わん」と言うと、「私も内科医の端くれだから、どうしてもと言うのであれば診断するが… 専門医に見てもらう方が絶対に良い」との事にて、その場は一旦引き下がりました。診察は無かったので診察費は不要でしたが… いい先生だなあと思いながら、あの呼吸器科に行くのは気乗りがしませんでした。

 

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(評判通りの良い先生でした)

「仕方がないから呼吸器科へ」

評判の良い内科医の強い勧めで、仕方なく呼吸器科に行くことにしました。ちょうど次男もせき症状が治まらなかったので、ぜんそくの疑いもあり、一緒に連れて行きました。

まず子供を診察してもらい、二人共、ぜんそくかどうか調べる検査機器での検査を行いました。

この機械は、「呼気No」と言って、呼気中の一酸化窒素量を測る機械のようです。この濃度を測ることにより、気管支に炎症が起こっているかどうか分かるとの事で、この数値が高いと、ぜんそくなのだそうです。

私はともかく、次男の検査数値もしっかりとぜんそくと診断される数値でした… こういう負の体質が遺伝してしまうのは、親としては何とも心苦しかったりします…

検査後、医者の診察を受けました。この時のぜんそくの症状が、それまでと違っていたので、「今までの症状と違うのだが…」という話をしたら、医者曰く「ぜんそくは、経験則は通用しない。」と一言… なんじゃそりゃ! ということは患者から症状の説明はいらないということか? 経験則が通用しないというのは真実かも知れないが、お前、言い方ってあるだろ? と言いたいのを我慢し、薬を処方してもらい帰りました。まあ、子供もぜんそく持ちと分かって、そのショックの方が大きかったし…

しかし、この医者の物言いは何とかならんのか! 客が少ないのもうなずける…

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(やむを得ず… ちぇっ!)

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(呼気NO検査結果)



 

「病院行脚-遠くの内科・循環器科

その後、ぜんそくの症状が出たのですが、先の呼吸器科に行くのはどうしてもイヤだったので、インターネットで呼吸器科を標榜する開業医を探し、少し離れた所にあるこの病院に行ってみました。

ここは内科・循環器科の看板ですが、インターネットの病院説明では呼吸器科も記載されていました。

先生は年配の方で、とってもお話(説明)好きな方で… 良い先生でした。ついつい、「近くにも〇〇呼吸器科があるにはあるのだが…」という話をすると、「あの先生は医師会等でも合うが、優秀じゃよ、まあ確かに少々とっつきにくい所はあるが…」等の世間話までしてくれました。話しやすくとても好感の持てる先生でした。

肝心の治療の方は… 初めてぜんそくの治療で注射を打たれ、処方箋もてんこ盛りでした… 調剤薬局の薬剤師の方が処方箋の説明をするときに、「今までこの薬を飲まれたことはありますが? 症状重いですか?」と聞かれ、そこまでひどいぜんそくではないと説明すると、「この薬、ぜんそく薬の中では、重症な方用の薬なので… 必要でなければ飲まない方が良いかも…」とか意味深な説明をされてしまいました… そんな、患者にそんな事言われても、分からんわい!

薬剤師の方のアドバイスに従い、そのヘビーな薬は飲まずに、他に同時に出された処方箋で治るには治りました。

この病院を受診したことで、「確かにあの呼吸器科の医者は、物言いはつっけんどんだが、腕は良いようだ」 というのが分かりました。結局、内科医というのは、どれだけ的確に診断して、的確な処方箋を出せるか? が腕の良し悪しであり、確かに今まで処方された薬は、それほどヘビーな薬とは無さそうな薬で、毎回症状は治まっています。

 

「(参考)処方箋」

  • ムコスルバンL錠45mg
  • ツムラ青竜湯エキス顆粒(漢方薬
  • プレトニン錠5mg ⇒ この薬が強いと説明されたように思います。(副腎皮質ホルモン(ステロイド内服液)) 怖いので服用しませんでした。
  • シムビコートタービュテイラー60吸入

 

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(ごめんなさい 病院行脚の話になってしまいました)

「今後どの病院に行くか?」

「気持ちよく診察が受けられる、腕のあまり良くない医者」と、「愛想は悪いが、腕の良い医者」のどちらを選ぶか? ぜんそくに限って言えば、どちらかを選ぶしか無さそうです。であれば、後者を選ぶしかありません。何が自分にとってもっとも重要か? を考えれば、それしか答えはありませんよね。そう、病気を的確に治せる医者にかかることしか、病院に行く理由は無いので。

優先順位は、①優秀、②愛想 でしょうね… 医者は客商売ではないし、こちらも客ではなく患者ですから。

実は家内も、この呼吸器科の医者が嫌いで… でも今回の経験より、イヤでもぜんそくの場合は、この呼吸器科に行くしかないよ と説明しています。

 

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(二者択一… 優先順位を付けるしか…)

ぜんそくの話ですよね?」

申し訳ありません、私の病院行脚の話になってしまいました…

ただ、複数の医者にかかることで、医者の良し悪しが見えることがあるというのは、良い経験になりました。

確かに、ぜんそくについては経験則が役に立たないというのは本当のようです。年齢や体力の変化等により、症状の出方が変わっています。

何より私の場合は、基本的にはカゼ等で体調を崩すことで、ぜんそくが発症します。体調を崩さない事が何より肝要となります。この5~6年はインフルエンザの予防接種を会社で受けられるようになり、毎年接種することで、あまりカゼをひかなくなりました。このため、ぜんそくの症状も出難くなっています。良い傾向です。ただ、この病気(ぜんそく)も、結局は生涯付き合っていかなければならない病気なので…

他、埃っぽい部屋の掃除等をしていると、ぜんそく症状が出る場合があります。もう的確にハウスダストが原因なのですが、なので埃っぽいと感じたら、必ずマスクをするようにしています。また吸入薬も持っていますので、発症した時、発症しそうなときに吸入するようにしています。できれば、しばらくあの呼吸器科にはお世話になりたくないなあ…

 

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(話が脱線してしまい… ごめんなさい!)

「編集後記」

調べてみたら、喘息の中で、成人になってから初めて発症したタイプの方が7割を占めるそうです。つまり私は、どちらかと言えばメジャーなタイプの喘息のようです… 成人になってから発症する方が珍しいと思っていたので…

ぜんそくの根本治療って、無いのだろうか?

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(根本治癒を目指しています)

 

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