まさげんのブログ「健康なのだ!」

「斜に構えたオヤジ(まさげん)」のブログです。それなりに健康ではあり、大病も大きなけがもしたことはないのですが、些細な病気やケガは幾つか経験しています。ありふれた生活の中で、悩むことが多い、重篤ではないけどちょっと辛い症状について、書いてみたいと思いました。

「低音障害型感音難聴3」

ステロイドの投与によっても症状が回復せず、ネットで調べても、2~3割の患者は完治しないと書かれてある記事もあり…「これはもう治らないのではないか?」と考えるようになりました。しかし… しかしまだ、諦めるのは早いぞ!

自分でもこの病気についてもっと情報を集めて、まず敵をしった上で、どうすべきなのか? 検討することとしました。

 

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(まだあきらめないぞ!)

 ~ この病気について、ネットで調べた情報です ~

「低音障害型感音難聴(ALHL)について」

30代~40代の女性に多いと言われている。他方、50代、60代の発症も増えていると書いているサイトもある。女性の発症率が多いが、男性も2~3割発症しており、女性に顕著というわけでもない。

 

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(女性の比率が多いと言っても…)

「一般的な症状」

  • 耳に水が入ったような感じ
  • 音が響いて聞こえる
  • 低い音の耳鳴りがする
  • つまり感がある
  • めまいは伴わない
  • 片耳のことも、両耳のこともある
  • 再発を繰り返す ⇒ 突発性難聴は片耳のみで起こり、一度起こった側での再発は無いと言われている

 

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(幾つかの症状がある)

「病気に至る原因」

睡眠不足、ストレス、疲労等が原因で起こると言われている。

 

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(ストレスと言われても、思い当たらない…)

「原因と治療」

大まかに、以下のいずれかの原因が考えられる

  • 内耳(蝸牛)のリンパ液の流れが滞る ⇒ ステロイド剤が効果を発揮する(プレドニン等)、リンパ液を排泄する薬として利尿剤(イソバイド等)もよく用いられる
  • 内耳(蝸牛)の血液の流れが悪くなる ⇒ 血流の流れを良くする薬が有効、有酸素運動も効果がある
  • この病気の起こる仕組み、原因ははっきりとはしていない。
  • 治療法も確立していない…

 

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(原因が良く分からない原因、治療法も確立していない)

「経過」

リンパ液の流れが滞っている場合、~14日程度で治ることが多い。血流の流れが悪くなっている場合は、1~2か月等、比較的長い期間が必要。1年以上治らなくても、ある漢方薬で完全に治った例もある。

経過の途中でめまいが出てきた場合には、メニエール病という内耳の慢性病の初期のことがある。

この病気は再発する可能性のある病気だが、症状無しに進行することはなく、必ず症状が現れるので、症状が出てくればすぐに耳鼻科を受診すること。

基本的には経過良好な疾患と言われていたが、再発を繰り返す病気になる場合があり、長い経過で見ると、必ずしも治りやすい病気ではない。

自然治癒もあるが、完治するのは6~7割と言われている。

 

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(経過良好とは行かない…)

漢方薬しかなさそうだ」

ステロイド剤の投与でも症状は回復せず、利尿剤等の効果も薄く、結局慢性症状的な状態になっているような気がしています。

いわゆる、「明確に症状があるわけではないが、なんとなくすっきりしない」症状に対しては、漢方薬の方が期待出来るように思いました。「漢方薬で完治した例もある」との記載もあり、このため、漢方薬について調べてみることにしました。

 

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(漢方に掛けるしかない)

「柴苓湯(さいれいとう)」

  • イソソルビド(商品名:イソバイド):利尿剤 このイソソルビドと柴苓湯を比較投与した結果、柴苓湯はイソソルビドと同様に有効というレポートがありました。
  • 「漢方では、私たちの体は「気・血・水」の3つの要素が体内をうまく巡ることによって、健康が維持されていて、これらが不足したり、滞ったり、偏ったりしたときに、不調や病気、障害が起きてくると考えられています。 「水(すい)」:血液以外の体液全般に相当し、水分代謝や免疫システムなどに係わっているものとされています。」ツムラHPより
  • ツムラ医療用漢方製剤 製品番号:114
  • 通販で販売されている漢方は、クラシエのものが多いのですが、クラシエの柴苓湯は通販では見当たらず、購入可能品の選択肢が少ないようです。
  • 通販では、小太郎漢方製薬 という会社の商品がありました。価格が高く、1か月分で10,000円を超えています。

 

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(これが入手し難い)

「五苓散(ごれいさん)」

  • 五苓散はリンパ液を溜まりすぎないように体を整える働きのある漢方薬とのこと。これも柴苓湯と同様、イソソルビド(利尿剤)の代わりに用いられる場合があるようです。
  • クラシエの五苓散 Amazonにて、15日分3,398円、1か月分(2個)で6,180円となっています。
  • ツムラ医療用漢方製剤 製品番号:017

 


 

 

「人参栄養湯(にんじんえいようとう)」

  • 人参栄養湯は血流改善に効果を発揮することがあると書かれてあります。
  • 真生会富山病院 耳鼻咽喉科の方が書かれた論文がネットにあります。「急性低音障害型感音難聴は各種薬物治療に反応しない難治例が1~2割存在する。これら難治例に対し、人参栄養湯と五苓散を単独で投与、効果を検討した結果、人参栄養湯は五苓散よりも有意に効果を発揮した。」と書かれてあります。
  • ツムラ医療用漢方製剤 製品番号:032
  • Amazon サンドラックe-shopにて、15日分2,730円(+配送料)。2箱30日分の場合は送料無料となります。30日分で5,460円

 


 

 

「半夏白朮天麻湯(ハンゲビャクジュツテンマトウ)」

  • めまいや頭痛を改善するのに用いられます。栃木県の個人病院のHPに、この漢方薬名が記載されています。
  • ツムラ医療用漢方製剤 製品番号:037
  • これも、Amazon等の通販サイトでは、クラシエの商品が販売されていません。三和生薬という会社の商品が、45包(15日分)で3,030円(送料別)で販売されています。

 

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(この薬はあまり情報がありません)

 


 

 

「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」

  • ツムラ医療用漢方製剤 製品番号:023
  • 私のPCはHPをヤフーにしていますが、たまたま宣伝の欄に、アサヒカルピスウエルネスショップの漢方としてこの薬が出ていました。曰く「耳鳴り、めまい、たちくらみに」との効能で宣伝されていました。
  • そこで、この“当帰芍薬散”と“低音障害型感音難聴”を検索してみると、いくつかの記事や論文が出ていました。低音障害型感音難聴にも効果があるようです。
  • アサヒの漢方 当帰芍薬散エキス錠 30日分 5,500円 ⇒ 効能を謳い宣伝しているものは、比較的値段が高く、調べてみると別会社の同じものが安く買える場合が多い。
  • 楽天 サンドラッグe-shop では、クラシエの当帰芍薬散、180錠(15日分)で1,508円にて、1か月分では3,016円となる。但し送料が412円かかる。税込み3,122円以上で送料無料となる。送料を別にすれば、1か月分で凡そ3,000円となる。

 


 

 

他にもいろんな漢方薬があるようですが、それなりに説明が付されているものとしては、これらの漢方薬がありました。

 

 ~ 調べた結果から思ったこと ~

「耳鼻科処方箋の薬価」

耳鼻科で最も多く処方されたのは、この3種類です。

  • イソバイトS:内耳の血管条、内リンパ嚢、内リンパ管に作用して内リンパ圧を降下させる
  • コバラミン:傷ついた末梢神経を修復してしびれ、痛みなどを改善、末梢性神経障害の治療に用いられる
  • アデボスコーワ:血管拡張作用により血流を増加・メニエール病および内耳障害に基づくめまいの治療用いられる
  • この薬代が14日分で2,840円となります。28日分(≒1か月分)では、5,680円 これって、保険適応でこの値段なので、保険適応外だと3倍くらいの値段がするはずです。高いなあ…

 

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(薬価高いぞ!)

「治癒の判断が違うのではないか?」

私の右耳の症状は、以下になります。

  • 水が入ったような感じ(これは最初の頃だけの症状です。起床時の短時間だけ、水が入ったような感覚がありました)
  • 反響音 音が反響して聞こえる
  • 右耳の方が音が低く聞こえる(受話器の呼び出し音 会話音声で分かる)
  • 痛み
  • 詰まり感
  • 聞こえ辛い
  • (聴力検査にて)右耳の低音側の聞こえが悪い

 

ただ、漢方薬なり治療なりに関するサイトを見ていて、殆どのサイトは、聴力検査結果を治癒の判断としているものが多いようです。というか、聴力検査以外の症状について、回復云々の事が書かれている記事が殆ど無いのです。

あくまでも感覚的ですが、私自身の症状について、

・右耳の方が音が低く聞こえる < ・詰まり感 ・痛み < ・反響音 < ・聞こえ辛い となっており、聴力検査は反響音の自覚症状があるときに異常があるような気がします。

つまり症状がある程度重くなると聴力検査で異常が出るという具合。

聴力検査で異常が無くても、比較的軽い症状、“音が低く聞こえる”、“詰まり感や痛み”があるのであれば、症状がそこにある=完治していないと判断すべきなのでは? と思うのですが、病院の診察でもネットの記事でも、聴力検査結果のみを注視しているような感じがします。これが間違いなのではないか? と思うのです。なぜなら、この病気は治りにくく、原因も不明確で治療法も確立していないから。聴力検査結果はデータであり数字であり、評価しやすいのは確かですが、以外の症状、いわゆる愁訴(しゅうそ:患者の自覚的訴えのこと)にも着目した治療とする必要があるのではないか? と治療を受けていて痛切に感じます。

 

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(診断の考え方、間違えていない?)

「次回の耳鼻科受診に際し」

漢方薬の処方を打診してみようと思います。

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(先生と交渉しないとね)

 

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