「指の縫合箇所が開く…」
昔、指を切創し2針縫合しましたが、これがきちんと接合してなくて、縫合部分がパカっと開いてしまったことがあります… あの時はあせったなあ~
「草刈り作業時のケガ」
私は高校生の頃、部活で弓道をしていました(下手なので、あまり人に言った事が無い…)。弓道場は射場と的までの距離が28mあり、この間は地面です。福岡市の弓道場は,この部分に綺麗な小石が敷き詰められていますが、田舎の県立高校は、地面です。地面なので夏になると雑草が生えます。
少々伸びている程度なら良いのですが、草ぼうぼうになると、たまに射損ねて地面に落下した矢が草の間に入り、見つけ難くなるので、適宜草刈りをしていました。
確か高校2年の時だったと思います。鎌で草を刈っていて、左手人差し指の第二間接を切ってしまいました。
血が出て、結構切れているようなので、先輩が近所の病院に連れて行ってくれました。
「病院での処置」
切創した箇所は、人差し指第二間接の所にて、麻酔をかけて(確か注射だったと思います)、2針ほど縫合されました。「麻酔をかけないほうが治りが早いんだけど?」と先生に言われましたが、いやいや、痛いのは困る! なので麻酔は使ってもらいました。
縫合箇所はガーゼを被せ、包帯巻いて処置は終わりです。
「1週間後に抜糸するから来院して下さい。」とのことでした。
「部活は休みませんでした」
弓道は手を使う武道ですが、運よく? 左手の人差し指だけは曲げなくても良いのです。⇒ 弓を握る時、人差し指は使わない
なので、人差し指に包帯を巻いていても、弓は使えます。たまたま運よく? ケガしても部活は続けられました。
「抜糸」
病院に指示された日に受診し、抜糸してもらいまいた。
まあ、ガーゼ外して糸をはさみで切り、糸をピンセットだったかで引き抜くだけです。
「抜糸は痛くない」と弓道部の縫合経験者は言っていましたが、ちょっと痛かったような…
まあ、無事に抜糸も終わりました。もう30年以上前の話なので、記憶も曖昧ですが、特に医者からは注意等は無かったような気がします。
「風呂で傷口が開く!」
抜糸したその日の晩、指を久しぶりにフロの湯に浸せました。
(それまでは包帯していたので、手にビニール袋を被せて入浴していました。)
指が洗えていなかったので、指を軽く擦って洗いました。
第二間接部分を縫合したので、皮膚が突っ張って指が曲がりません。もちろん、未だ十分に接合していないと思われ、少しずつ曲げて元に戻そうと、もう本当に軽く指を曲げようとしたら… 「パカッ!」と縫合部分が開き、白いものが出てきました!
「えーっ!」いやはや焦りました。どうしよう…
「考えて工夫してみた」
- 縫合する目的は? 傷口が開かないように接合させているだけ? ⇒ 縫合しなくても、傷口が開かないようにじっとしていれば、皮膚の再生に伴い接合するはず? と病院に再度行くのがイヤだった私はそう考えたのだと思います。
- とりあえず、ばい菌入ったら困るから、傷口をオキシドールで消毒して、脱脂綿で拭いて、人差し指と同じ長さの割りばしを準備し、添え木代わりとしました。これを人差し指の内側に当て、包帯で指と一緒に巻いて、指が曲がらないようにしました。
- この状態で1週間以上過ごしたと思います。理屈では「接合するはずだ」と自分に言い聞かせていましたが、本当に治るのか? 不安ではありました。
- ただ、再度病院に行っても、また麻酔打って縫合すると思います。麻酔した方が接合が遅くなるのであれば、麻酔せずに固定した方が接合しやすいのではなかろうか? との自分なりの思い込みもあり。この辺は何の医学的根拠もありませんが…
「さてどうなった?」
明確な日数は覚えていませんが、縫合―抜糸が1週間だったので、1週間に加え、念のため数日おいてから、添え木を外したように思います。
とりあえず、外観では綺麗に接合していたように記憶しています。なので大丈夫だろうとは思いましたが… 一度開いているので、もうほんの少しずつ曲げるようにしました。時間をかけて(日数を掛けて)、徐々に曲げて行きました。
結果、完全に曲げた状態に出来るようになりました! 無事回復です。良かった良かった…
もう30年以上前のことですが、フロに浸かっていて、傷口が開いたのは相当驚きだったようで、未だにその時の事は覚えていますね。
「運が良かったのかも」
風呂に入っていて傷口がパカっと開いたので、ばい菌が入ってもおかしくなかったと思いますが、結果傷口は化膿せず、無事回復しました。運が良かったのかも知れません。
まあ、それにしても今となっては懐かしい思い出ですね。30年経っても、傷跡は少し残っています。
そう言えば、部活の顧問の先生が、部活中のケガについて、私の親に報告の電話をされましたが、電話に出た父親が、「いやいや、鎌の使い方をこれで覚えたでしょう」とあっけらかんとして答えていましたね。でも、それが親の反応としては正解だと思います。