「喘息(ぜんそく) アトピー型喘息」
私は“ぜんそく”持ちです。一般的に、「アレルギー性鼻炎」「アトピー性皮膚炎」「気管支喘息」は三位一体の病気で、どれか1つ症状を持っていたら、他の症状も発症する因子があると聞いたことがあります。この事については詳しく調べていませんが、確かに私は3つ全て発症しています…
- 「発症時期」
- 「症状」
- 「病院嫌い」
- 「結婚して分かったこと」
- 「近所の専門医(呼吸器科)」
- 「病院行脚-近所の循環器科」
- 「病院行脚―評判の良い内科」
- 「仕方がないから呼吸器科へ」
- 「病院行脚-遠くの内科・循環器科」
- 「今後どの病院に行くか?」
- 「ぜんそくの話ですよね?」
- 「編集後記」
「発症時期」
アレルギー性鼻炎とアトピー性皮膚炎は、幼いころより発症していましたが、ぜんそくは発症していませんでした。私の母と兄はぜんそく持ちで、兄は幼いころより発症していました。私は、「ぜんそくは大丈夫だろう(発症しないだろう)」と思っていました。
ところが、大学生になってから、ぜんそくを発症するようになってしまいました… 「なぜ今頃になって発症するの?」と少々困惑したのを覚えています。
「症状」
ぜんそくなので、「ヒューヒュー・ゼイゼイ」の喘鳴があります。学生の頃に数回ぜんそく症状になりましたが、最もひどい時は、呼吸が苦しいため横になって寝れず、辛いのを痛感しました。あれはホント辛いですね…
学生の頃にて、かかりつけ医とか無く、近くの内科で処方してもらった薬で何とか治りましたが…
私の場合は、かぜをひいた後に、それが引き金となってぜんそく症状に移行する事が多く、いきなりぜんそく症状になる場合は少ないです。呼吸が苦しいほどの症状も、学生の頃のみで、後はそこまで症状は重くは無く、どちらかと言えば症状は軽い方だと思います。
「病院嫌い」
私、昔から病院に行って自分の症状を医者に説明するのが何故かイヤで… あれって何でなんでしょうね。社会人となってもカゼをひく度にぜんそく症状が出る場合が多かったのですが、カゼで病院を受診しない場合には、その後ぜんそくが出ても、市販薬のせき止めを購入して、これを服用していました。「アスクロン」という薬を良く飲みました。
この薬、あまり効かないんですね… かなり飲み続けてマシになって、あとは自然治癒待ちだったような… でもある時、市販薬でも治らずに症状も悪かったため、病院を受診して経過を説明した所、医者に怒られました… 曰く「市販薬の方が身体には負担がかかるし、その割に回復しない。ぜんそくは吸入薬の方がピンポイントで投薬できて、はるかに副作用も少なく効果が高い。ぜんそくの場合は基本、病院受診するべきだ。」とのこと。分かりました…以後仰せの通りに致しますです、ハイ…
「結婚して分かったこと」
私は30代の半ばで結婚しましたが、結婚後はぜんそく症状が出難くなりました。食生活が改善されたから? いえいえ違います、部屋が綺麗になったからです。独身の頃、部屋がちらかっていた=ハウスダストだらけだったのが、ぜんそくの大きな原因だったのです。学生の頃は恐らく最も部屋がハウスダストが多かったのだろうと思われ、このためぜんそくを発症し、症状も重かったのではないか? と思います。
この事で、自分のアレルゲンがハウスダストであることに、ようやく気付いた次第… 気付くの遅いだろ…
ぜんそく=アレルギーなので、閾値を超えてしまうことにより発症します。育った環境の中で、学生時代の環境(部屋)がハウスダストが多く閾値を超えて発症したものと思います。学生時代―独身時代の部屋が清潔であったなら、今でもぜんそくとは無縁だったのかも知れません…
「近所の専門医(呼吸器科)」
私は40歳前後の数年間を転勤で熊本に在住していましたが、当時は家族全員で行きつけの内科がありました。この先生は本当に頼もしい先生で、かかりつけ医のありがたみを実感していたのですが、その後住んでいる当地では、特にかかりつけ医がいない状況。
結婚後はぜんそく症状が出難くなったとは言え、どうしてもカゼをひいた後にぜんそく症状が出る場合が多く、一度症状が出ると、なかなか治らないので病院に行かざるを得ません。
ある時、近所に住む会社の同僚もぜんそく症状が出たようで、話を聞くとその同僚は呼吸器科の開業医を受診したとのことでした。そう言えばあったなあ、近くに呼吸器科。その事が頭にあったので、私がぜんそく症状になった時に、その呼吸器科を受診してみました。この医者が、あまり説明をする医者ではなく、悪い先生ではないのだが、いわゆるコミニュケーション下手というか、会話が成立しない… とりあえず処方された薬で症状は治まったが… あまりこの病院には行きたくないなあ…
「病院行脚-近所の循環器科」
とりあえず自宅から行ける範囲で、内科の開業医は幾つもあります。先の呼吸器科の医者とは馬が合わないので、別の医者を探す必要がありました。
その後ぜんそく症状が出たので、近所の内科・循環器科に行ってみました。患者もあまり多くなさそうだし、呼吸器科で処方されていた吸入薬が無くなっていたので、「これと同じものを処方して下さい。」と言ったら、出してくれました。この病院、薬を出してもらうには頼みやすく、結構言う事聞いてくれそうだなあ。
でも、肝心のぜんそくの診察については、専門外なので難しそうだ…
「病院行脚―評判の良い内科」
近所に評判の良い内科があります。評判が良いので患者も多いのですが、ぜんそくの症状が少し重かったので、この病院に行ってみることにしました。
この先生、患者ときちんと話をしてくれる医者で私の話もきちんと聞いてくれました。その上で、先の呼吸器科の受診を勧められました。理由は、専門医であることと、ぜんそくの確定診断が出来る検査機器を最近導入した模様で、これできちんと調べた方が良いという理由でした。私が、「あの先生とは馬が合わん」と言うと、「私も内科医の端くれだから、どうしてもと言うのであれば診断するが… 専門医に見てもらう方が絶対に良い」との事にて、その場は一旦引き下がりました。診察は無かったので診察費は不要でしたが… いい先生だなあと思いながら、あの呼吸器科に行くのは気乗りがしませんでした。
「仕方がないから呼吸器科へ」
評判の良い内科医の強い勧めで、仕方なく呼吸器科に行くことにしました。ちょうど次男もせき症状が治まらなかったので、ぜんそくの疑いもあり、一緒に連れて行きました。
まず子供を診察してもらい、二人共、ぜんそくかどうか調べる検査機器での検査を行いました。
この機械は、「呼気No」と言って、呼気中の一酸化窒素量を測る機械のようです。この濃度を測ることにより、気管支に炎症が起こっているかどうか分かるとの事で、この数値が高いと、ぜんそくなのだそうです。
私はともかく、次男の検査数値もしっかりとぜんそくと診断される数値でした… こういう負の体質が遺伝してしまうのは、親としては何とも心苦しかったりします…
検査後、医者の診察を受けました。この時のぜんそくの症状が、それまでと違っていたので、「今までの症状と違うのだが…」という話をしたら、医者曰く「ぜんそくは、経験則は通用しない。」と一言… なんじゃそりゃ! ということは患者から症状の説明はいらないということか? 経験則が通用しないというのは真実かも知れないが、お前、言い方ってあるだろ? と言いたいのを我慢し、薬を処方してもらい帰りました。まあ、子供もぜんそく持ちと分かって、そのショックの方が大きかったし…
しかし、この医者の物言いは何とかならんのか! 客が少ないのもうなずける…
「病院行脚-遠くの内科・循環器科」
その後、ぜんそくの症状が出たのですが、先の呼吸器科に行くのはどうしてもイヤだったので、インターネットで呼吸器科を標榜する開業医を探し、少し離れた所にあるこの病院に行ってみました。
ここは内科・循環器科の看板ですが、インターネットの病院説明では呼吸器科も記載されていました。
先生は年配の方で、とってもお話(説明)好きな方で… 良い先生でした。ついつい、「近くにも〇〇呼吸器科があるにはあるのだが…」という話をすると、「あの先生は医師会等でも合うが、優秀じゃよ、まあ確かに少々とっつきにくい所はあるが…」等の世間話までしてくれました。話しやすくとても好感の持てる先生でした。
肝心の治療の方は… 初めてぜんそくの治療で注射を打たれ、処方箋もてんこ盛りでした… 調剤薬局の薬剤師の方が処方箋の説明をするときに、「今までこの薬を飲まれたことはありますが? 症状重いですか?」と聞かれ、そこまでひどいぜんそくではないと説明すると、「この薬、ぜんそく薬の中では、重症な方用の薬なので… 必要でなければ飲まない方が良いかも…」とか意味深な説明をされてしまいました… そんな、患者にそんな事言われても、分からんわい!
薬剤師の方のアドバイスに従い、そのヘビーな薬は飲まずに、他に同時に出された処方箋で治るには治りました。
この病院を受診したことで、「確かにあの呼吸器科の医者は、物言いはつっけんどんだが、腕は良いようだ」 というのが分かりました。結局、内科医というのは、どれだけ的確に診断して、的確な処方箋を出せるか? が腕の良し悪しであり、確かに今まで処方された薬は、それほどヘビーな薬とは無さそうな薬で、毎回症状は治まっています。
「(参考)処方箋」
- ムコスルバンL錠45mg
- ツムラ小青竜湯エキス顆粒(漢方薬)
- プレトニン錠5mg ⇒ この薬が強いと説明されたように思います。(副腎皮質ホルモン(ステロイド内服液)) 怖いので服用しませんでした。
- シムビコートタービュテイラー60吸入
「今後どの病院に行くか?」
「気持ちよく診察が受けられる、腕のあまり良くない医者」と、「愛想は悪いが、腕の良い医者」のどちらを選ぶか? ぜんそくに限って言えば、どちらかを選ぶしか無さそうです。であれば、後者を選ぶしかありません。何が自分にとってもっとも重要か? を考えれば、それしか答えはありませんよね。そう、病気を的確に治せる医者にかかることしか、病院に行く理由は無いので。
優先順位は、①優秀、②愛想 でしょうね… 医者は客商売ではないし、こちらも客ではなく患者ですから。
実は家内も、この呼吸器科の医者が嫌いで… でも今回の経験より、イヤでもぜんそくの場合は、この呼吸器科に行くしかないよ と説明しています。
「ぜんそくの話ですよね?」
申し訳ありません、私の病院行脚の話になってしまいました…
ただ、複数の医者にかかることで、医者の良し悪しが見えることがあるというのは、良い経験になりました。
確かに、ぜんそくについては経験則が役に立たないというのは本当のようです。年齢や体力の変化等により、症状の出方が変わっています。
何より私の場合は、基本的にはカゼ等で体調を崩すことで、ぜんそくが発症します。体調を崩さない事が何より肝要となります。この5~6年はインフルエンザの予防接種を会社で受けられるようになり、毎年接種することで、あまりカゼをひかなくなりました。このため、ぜんそくの症状も出難くなっています。良い傾向です。ただ、この病気(ぜんそく)も、結局は生涯付き合っていかなければならない病気なので…
他、埃っぽい部屋の掃除等をしていると、ぜんそく症状が出る場合があります。もう的確にハウスダストが原因なのですが、なので埃っぽいと感じたら、必ずマスクをするようにしています。また吸入薬も持っていますので、発症した時、発症しそうなときに吸入するようにしています。できれば、しばらくあの呼吸器科にはお世話になりたくないなあ…
「編集後記」
調べてみたら、喘息の中で、成人になってから初めて発症したタイプの方が7割を占めるそうです。つまり私は、どちらかと言えばメジャーなタイプの喘息のようです… 成人になってから発症する方が珍しいと思っていたので…
ぜんそくの根本治療って、無いのだろうか?
「カンジダ性指間びらん症」
半年くらい前から、右足の人差し指と中指の間の、指のまたの部分が痒くなりました。良く見るとひび割れたような状態になっていました。
「なんでひび割れ?」
最初は、痒みで気付きました。結構痒いんですね。寝ている時に痒くて掻いたようで、それでひび割れたのかなあ? と思っていました。
手の指であれば、冷たい水仕事等でひび割れになる場合がありますが、なぜこんな所に?
「とりあえず軟膏」
痒みがあったので、「アトピーかなあ?」と思い、市販のアトピーの軟膏を、痒みがある時だけ塗っていました。あまり効きませんでしたが、軽傷にて日常生活に全く影響もないので、そのままにしていました。
「ちょっと痛くなった」
最近になって、その部分が、お風呂で少し沁みるようになりました。
ひび割れているので沁みるようです。
うすうす、アトピーの薬は全く効いていないのは気付いていましたが、痒みが取れればと塗っていました。これ、皮膚科行かんと治らんのかな…
「調べてみよう」
皮膚科は近所にありますが、一応ネットで調べてみることにしました。
Medical Note というサイトで、「カンジダ性指間びらん症」というのがあり、説明書きに、「カンジダというカビの一種を原因として発症する病気のひとつであり、指と指の間にびらん(ただれること)が生じるものを指します」と書かれてありました。
かゆみを伴うこともあり、ひび割れのような状態にもなることもあるとのことで、どうやら、この皮膚病なのか?
治療としては、「抗真菌薬を含む外用薬で治療」と書かれてあります。いわゆる水虫と同様に皮膚の感染症のようです。
「抗真菌薬を含む外用薬」
家に何かそんな軟膏無かったかなあ? と薬箱を探していて、「クロマイP軟膏」がありました。とりあえず、これを塗っておこう。
風呂上りに、2日続けて塗ってみた所、いや~、かなり治ってるやん! すげー
あと数日塗ったら、完治しそうだぞ!
しかしなぜクロマイP軟膏が家にあるの? なんとなく自分で買った気もするが… 確か傷口等が化膿した場合の薬として買っておいたような気もする。
(クロマイP軟膏 抗生物質入りの軟膏で、皮膚の化膿止めです)
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「オロナインだったら?」
昔、私の友人が「ばあちゃんは、何にでもオロナインを塗る」という話をしていました。私も、以前は良くオロナインを使っていたのですが、痒みには効かないので、アトピーの薬を塗りました。
オロナインも消毒成分が入っているから、オロナインでもゆっくり効いていたかも知れません。
「その他」
抗生物質入りの軟膏が効いたので、症状としては、カンジタ性指間びらん症で間違いないように思います。
特に実害はありませんでしたが、やはり薬は、症状に合わせて使わないと、全く効かないんだなあと実感しました。
しかし、いろんな病気があるものだ。
「アレルギー性鼻炎なのね…」
私は、物心ついたころから、ずっとアレルギー性鼻炎を患っています。
まあ、患っているというのは大げさで、日常生活には特に支障は無いのですが、むしろそれが当たり前なので、鼻炎ではない状態がどういうものか、今一つ分かるような分からないような…
- 「昔は耳鼻科検診があったのだ」
- 「耳鼻科に行くのがイヤでイヤで」
- 「脱線します 歯のフッ素処理について」
- 「アレルギー性鼻炎の症状」
- 「鼻が通る時」
- 「ところで何のアレルギー?」
- 「耳鼻科受診時に言われること」
- 「鼻炎のメリット」
- 「鼻炎のデメリット」
- 「悪夢」
「昔は耳鼻科検診があったのだ」
私が小学生の頃、昭和50年前後の話ですが、当時は毎年、小学校でインフルエンザの予防接種と、歯のフッ素処理をやっていました。
そして、なぜか耳鼻科検診も毎年ありました。この耳鼻科検診で、私は毎年「アレルギー性鼻炎」でひっかかるんですね…
鼻炎の診断って、どうやっているのだろう? 恐らく、鼻の奥を覗いたら、粘膜が腫れているから、観察だけでそれと分かるのだろうと(自分では見たことが無いけど)。
この耳鼻科検診で引っ掛かるのがイヤでたまりませんでした…
(今も耳鼻科検診あるのかなあ…)
「耳鼻科に行くのがイヤでイヤで」
この耳鼻科検診の後、恐怖の耳鼻科受診となります。
当時は、耳鼻科検診で引っ掛かると、耳鼻科で治療を受けて報告をしなくてはならないようになっていたような…(とっても昔の子供の頃の話なので、曖昧ですが)
耳鼻科に行くと、最初鼻洗いをした上で、水を鼻の中に流しながら、とにかく痛い!処置をされます。もう毎回泣きながら処置されていました。処置の間、「アーっと声出しながら口開けて!」と言われ、まともに泣くことも出来ずに、処置されます。この治療は何をしていたのでしょうね? ただ痛いだけ!
それでも回復すれば未だ痛いのを我慢した理由にもなりますが… 多分、一時的に鼻の通りが良くなるだけで、すぐに元に戻る… 今思い出しても、何のための治療なのか? 理解できません。なぜって、毎年耳鼻科検診で引っ掛かっていたのですから…
「脱線します 歯のフッ素処理について」
歯のフッ素処理ってご存知ですか?
小学校の時、なんかスチロール樹脂の白いマウスピースみたいなのをくわえて、先っぽに電気みたいなのを流して5分か10分じっとしているだけの、あれです。
現在小学校6年生の次男に聞いたら、今でもやっているんですね! 横に同級生がズラーっと一列に並んで、処置されていました。懐かしいなあ…
「アレルギー性鼻炎の症状」
一年中くしゃみをします。頻繁ではありませんが、カゼひいていなくても、何かの拍子にくしゃみしてます。
(これが、50歳も過ぎて、急にくしゃみをすると、くしゃみにより緊張状態になった筋肉が痛むんですよね…)
私の場合、鼻の左の穴は、塞がっていることが多く、右側で呼吸していることが多いです。また鼻の気道が狭いので鼻の通りが悪く、口呼吸を補助的にしていることも多々あります。なので気付いたら口が開いている…
ちょっと風邪気味になると鼻が殆ど通らなくて、専ら口呼吸となります。
お酒を飲んだ後も、鼻が詰まるのです…
ただ、鼻水はそれほどひどくなく、普段は殆ど鼻水は出ないです。ただ、カゼをひくと、ひたすら鼻水が出る…
最近では、睡眠時の鼻の通りがすごく悪くなり… 病院に通うようになりました。この話は長くなるので、あらためて書きます。
「鼻が通る時」
運動している時は鼻が通りやすくなります。う~ん、鼻呼吸だあ~ と言いたいのですが、運動中は呼吸量も増えるので、ハアハア言いながら、結局口呼吸なんですね…
ああ、あこがれの鼻呼吸生活!
「ところで何のアレルギー?」
これは、病院に通うようになった際に最初に検査をしました。予想通りのハウスダストでした。埃っぽい部屋ではくしゃみが出るし、ひどい場合は喘息症状が出ていたので、まあ経験的には分かっていましたが。
「耳鼻科受診時に言われること」
今まで、鼻炎とは別件で耳鼻科を受診した際(耳鳴り、副鼻腔炎等)、鼻の中も診察されるのですが、「鼻炎ひどいねえ…」と言われます。
アレルギー性鼻炎を通り越して? 「肥厚性鼻炎」だの、「鼻中隔弯曲症」だの言われます。「手術すれば治るよ」とも言われますが… 頭部を手術するのなんて、怖くて怖くて勘弁してよ…
しかし、ひどい言われようと言うか、まあひどい鼻炎なんでしょうね、私の鼻。
「鼻炎のメリット」
そんなもん、あるかい!
でもね、何となくですが、人より臭いには敏感なような気がします。人より鼻呼吸量が少ないので、鼻の粘膜、臭覚細胞が温存されているから? う~ん、多分気のせいでしょうが… 臭いが気になりやすいのは本当ですが、これは鼻炎のためというよりも、単なる性格的な問題なのでしょう。
「鼻炎のデメリット」
というか病気なので、デメリットばかりだな。
もう当然ながら呼吸はし辛いし… 夜寝る時が特に。
最近、コロナウイルス禍でマスクしていますが、メガネが曇る。マスクして口呼吸だとメガネが曇りやすいんですね。
私はバイクに乗るのですが、フルフェイスヘルメットだと、シールド閉めた時にも少し曇りやすかったりします。これはバイクが走っている間は風が入るので曇りませんが、停車時に曇る場合があります。なので停車時はシールドを開けることが多い。これも鼻炎に伴う口呼吸のデメリットかな。
そして、鼻声だしね… 自分では分からないけど、録音した音声は鼻声。
まあ、でももう相当長い鼻炎生活だから、慣れているといえば慣れている。
「悪夢」
ほら、テレビドラマや映画とかで、人質に取られるシーンがありますよね? あの時、声を出さないように口にガムテープ貼るシーンがあるじゃないですか? あれ、鼻づまりの私には、もう地獄でしかない。鼻が通っていれば良いけど、鼻の通りが悪い時に口にテープなんか貼られたら、死ぬぞ! あのシーン見るたびに、呼吸困難を想像して怖くなる…
「脚ムズムズ病(腕ですが…)」
5年ほど前に家を建てて引っ越しました。
その後しばらくしてより、寝ている時、寝始め頃に左手の二の腕の部分(上腕)が、なんとも言えない気持ち悪い状態となることがたまにあります。これは今でもあります。
引っ越した後だったので、「この家、呪われているのか?」とか…(いやいや新築だし!)
これって何なんでしょうね?
「症状」
二の腕の、力こぶの部分の筋肉です。上腕二頭筋です。
これが、寝始めの頃、もうなんとも言えない気持ち悪いというか、痛いわけでも痒いわけでもなく、なんかムズムズするような感覚になるのです。
未だ、少し痛む方がマシです。原因も分からず、叩いたり、ギューっと力を入れたりするのですが、しばらくするとまたムズムズ感が戻り…
もう本当にイライラします!
「発症頻度」
数日間続けてその症状が出る時もあります。
かと言えば、かなり長い間症状が出ず、忘れた頃に襲ってくる…
なんなんでしょうね…
「重篤なの?」
そうは言っても、しばらく経つと眠りに入っており、「一晩中寝れない」等の睡眠障害にまで発展しているわけでもなく、症状としては大したことは無いので、病院等は受診していません。病院に行っても症状を説明できる自信がありませんでしたので…
「ひょんな事から症状名が分かる!」
勤務先に、軽いパニック障害の持病がある同僚がいます。彼が一時期、体調を崩し、原因が夜寝れないとの話でした。その夜寝れない原因として出たのが、「脚ムズムズ病」? う~ん、何それ?
話を聞くと、寝ている時に脚がムズムズして気持ち悪く、寝れなくなる症状とのこと。
ほう、そんな病気があるのか。って、私の腕の気持ち悪くなるのも、もしかしてこれなの?
「むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)」
ちょっとヤホーで調べてみました(いえ、すみませんGoogleです…)。
「脚が“むずむず”する不快感のせいで睡眠障害などが生じてしまう。症状は、個人個人で感じ方や表現が多少異なるが、最も多いのが、“脚がムズムズする”、“脚を虫がはう”といった表現で脚の不快感を伝えられる方が多いのが特徴。症状は、夕方から夜に起こることが多いため、就寝時になかなか寝つけなかったり、睡眠障害を起こすために、日中の眠気などの生活のQOLを著しく低下させてしまう。原因は解明されていない。原因の一つとして遺伝の関係が示唆されてる。発症には鉄分不足や、脳内の神経細胞どうしでのドパミンの機能低下、脊髄や末梢神経の異常などが関わっているという仮説が有力とされている。」
「自覚症状としてはじっとした姿勢や横になったりしていると主に下肢の部分に(人によっては、脚のみならず腰から背中やまた腕や手など全身にまで現れる)」
「私の場合は?」
ごく軽い、むずむず脚症候群なのだと思います。私の場合は、左の二の腕にのみ症状が現われます。最初に発症してから、もうかれこれ4~5年くらいになります。今のところ、発症は限定的であり、症状も大したことは無いので助かっています。
会社の同僚の話を会社でしていた時も、私以外にも似たような症状があるとの人がいましたので、私のようにごく軽い症状のある方は、意外といるのかも知れません。
ただ、この症状の発症部位が広がる等だと、怖い話です。そうならないように祈っています。
「対処方法」
二の腕を少しは使った方が良いような気がして、週に2回くらい、軽めのダンベルを上げるようにしています(上腕二頭筋 カール)。なんとなく、さぼった時の方がムズムズが出るような気がしますが、ダンベルを上げた晩にもムズムズすることがあったので、効果のほどは… 普段は事務職にて腕の筋肉を使わないので、たまに作業すると腕を傷める場合があるので、このダンベル運動はケガ予防のためにも続けようと思います。
一時期は、寝る前に二の腕に消炎鎮痛剤を塗り込み、サポーター巻いて寝ていました。これも効果のほどは… でも少しはマシだったような気がします。
「日常生活改善」
ネットの情報としては、日常生活の改善として、①カフェインやアルコール、喫煙を避ける、②鉄分を補充しバランスの良い食事、③ストレッチやマッサージを週間にする と書かれています。まあ①カフェイン、アルコールを避けるのは難しいなあ…(普段の喫煙はやめましたが)。②鉄分については、たまに軽い立ち眩みがあるので、立ち眩みが出だすと、鉄分サプリは買って服用しています。鉄分サプリは安価なので気軽に購入できます。③ストレッチは毎朝やっています。
まあ、この症状とも、ずっと付き合っていかなければならないのでしょうね… だったら、どう上手く付き合うのか? 前向きに考えた方が良いと思う。そう自分に言い聞かせてみたり…
「副鼻腔炎(ちくのう症)」
私が最初に副鼻腔炎を患ったのは40歳手前の頃、熊本に住んでいる時でした。
それ以来、副鼻腔炎とのおつきあいが始まりました…
今日は、副鼻腔炎について書きたいと思います。
(急性副鼻腔炎について)
- 「最初の症状」
- 「熊本の耳鼻科」
- 「診察を受けました」
- 「副鼻腔炎って何?」
- 「薬をきちんと飲みました」
- 「完治はしたが… 再発はする」
- 「耳鼻科の方が面倒?」
- 「市販薬(チクナイン)の効き目」
- 「処方薬はバラバラ」
- 「これも長い付き合いに…」
「最初の症状」
記憶をたどると、確かカゼをひいた後、カゼの症状が一旦治まって、またぶり返したように微熱が続きました。そのうち、右の頬骨の下が痛み出し、「あれっ? なんかおかしいぞ」となり、その頃には黄色の鼻汁、痰がでるようになりました。
う~ん、こりゃ病院に行くべきと考え、さて何科? 頬骨の下の痛みは何処なんだろうと思いましたが、鼻の近くなので、とりあえず耳鼻科に行ってみることにしました。
「熊本の耳鼻科」
私は熊本市の外れの方に住んでいて、近所の耳鼻科に行ったのですが、まあ大繁盛!
ちょうど冬のカゼのシーズンだったので、特に子供が多く。
熊本だけなのか、どこでも同じなのか分かりませんが、私はカゼをひいたら内科を受診すると思っているのですが、この辺りはカゼをひいたら耳鼻科に行く方が多い様で、そのせいで耳鼻科がにぎわっていたようです。なので結構待たされました…
「診察を受けました」
診察室に入り、症状(微熱、頬骨の痛み、黄色に鼻汁)を伝えたら、「副鼻腔炎でしょう」とのことで、確定診断のため頭部のX線撮影をしました。
画像を見ると、痛みのある頬骨辺りが白っぽくなっていました。これは炎症を起こしているから白っぽくなるとの事で、間違いなく副鼻腔炎との診断でした。
「副鼻腔炎って何?」
それまで、副鼻腔炎とは無縁の生活だったので、そう言われても「何それ?」ってな感じでした。先生に「昔は“ちくのう症”と言っていた病気です。」と言われ、「えーっ!」と驚きました。私は、「ちくのう症」=怖い病気 だと思っていたので…
よくよく説明を聞くと、鼻の奥に副鼻腔という空間があって、そこに細菌が入り込んで繁殖し炎症を起こした状態とのことで、抗生物質を飲んだら治るとのことでした。
私は「ちくのう症」=不治の病 と思っていたので、ちょっと一安心でしたが、本当に治るの? という心配も少しありました。
「薬をきちんと飲みました」
処方された薬は、この時は確かジスロマックという抗生物質だったような記憶があります。パッケージが特徴的だったので覚えています。
「たった3回、3日の服用で治るのか?」と思いましたが… 治りました。すげーなあ 抗生物質! 本当にあっさり治りました。
「完治はしたが… 再発はする」
副鼻腔炎は、副鼻腔に細菌が入って繁殖し炎症を起こす病気、感染症なので、カゼと同じく、再発します… もうこれは仕方ありません。
ただ、副鼻腔炎だけ発症することはなさそうで、これまでの経験で、どうもカゼをひくと、カゼが治る頃に今度は副鼻腔炎が発症する事が多いというのが分かりました。
なので、親切な内科医は、カゼ(インフルエンザ)で受診した場合、「私は副鼻腔炎持ちなので、カゼをひくと副鼻腔炎を発症するので薬を出してほしい。」と依頼すると、抗生物質を出してくれる場合があります。これは助かります。
「耳鼻科の方が面倒?」
耳鼻科の場合、副鼻腔炎の確定診断はX線撮影により行うので、かかりつけ医でなく副鼻腔炎での初診の場合は、X線撮影されます。私、これがイヤで… なんとなく頭にX線当てるのって、イヤなんだなあ…
「今まで何回か副鼻腔炎を発症しているから、間違いないです。」と言っても聞き入れてもらえず、X線撮影されました。まあ仕方ありませんが…
内科には頭部用のX線装置は無いので、内科を受診した方がX線検査を受けずに薬がもらえるのではないかなあ? 次発症したら、そうしよう!
副鼻腔炎は、カゼを発症した後に続けて発症するケースが殆どなのですが、インフルエンザでもない限り、カゼで内科には行きません。なので、軽微なカゼの後に副鼻腔炎が発症する場合があり、この場合はどうしても薬が無いと治らないので、病院を受診する必要があります。
「市販薬(チクナイン)の効き目」
この時も軽微なカゼの後に副鼻腔炎の症状が出たので、「病院行ってX線するのイヤだ!」と思い、そう言えば小林製薬が市販薬出してたなあと、薬局で購入して服用してみました。
14包で2,000円弱、7日分になります。
用法通り飲みましたが、結果、症状は抑えるのですが、薬を全部服用した後に頬骨の下が痛み出し、炎症を完全には抑えられませんでした。結局、薬が無いと治らないので耳鼻科を受診しました… かえって高くついたなあ…
私の場合はチクナインでは完治できないようです。なので症状が出たら基本、病院に行くしかありません。
ただ、症状が出てもどうしても病院に行けない場合に、病院に行けるまでの間、症状を抑えて軽くする効果はあります。
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「処方薬はバラバラ」
そう言えば、これまで副鼻腔炎にて何度か病院を受診しましたが、出される抗生物質は病院により違いました。まあ効けば何でも良いです(薬価が低い方がありがたいけど)。ただ、私の場合、お腹が弱いので、抗生物質の種類によっては下痢します… そう言いながら、何と言う抗生物質だったかなあ。確かストレプトマイシンを服用したときに下痢をしたような記憶があります。
「これも長い付き合いに…」
副鼻腔炎も、ずっと長い付き合いになりそうです… 仕方ありません。
カゼをひかなければ発症しないのですが…
もう薬局で抗生物質販売してくれんかなあ… ダメだろうなあ。
※ 急性副鼻腔炎が慢性化した慢性副鼻腔炎の場合は、治療が難しく長期間の治療を要する場合が多いそうです。やはり怖い病気なので、慢性化しないよう適宜きちんと治療することは大事です。
(私はアレルギー性鼻炎持ちにて、先日、症状を改善できないかなあと、鼻うがい機を買ってみました。生理食塩水を作って鼻に通します。未だ始めたばかりですが、参考までに。これを買いました。)
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「右足首 靱帯損傷」
私は、右足首の靱帯を損傷して手術しています。これは学生の頃のケガで、かれこれ30年も前の話ですが、やはり入院する程のケガでもあり、痛い思いをしたので、それなりに経過を覚えています。
「ケガ発生状況」
学生の頃、体育会系の部活をしていましたが、主シーズンは夏季にて、冬場は基礎体力のトレーニングが多くなります。ある日、グラウンドも空いていたので、サッカーをすることとなり、ちょうどバレー部も体力トレーニング中だったので、バレー部とサッカーをしていました。
半分遊びなのですが、ボールが子供用の小さめのボールでした。私の所にボールが来たので、恐らくトラップをしようと右足でボールを止めるつもりが、走りながらの動作で、右足からボールに乗ってしまい、つま先を地面に突き刺すような形で、足が反るような形で前につんのめって転倒し、思いっきり右足を捻ってしまいました… まあ、かなりの痛みがあり、そのままサッカーは離脱、家に帰って足首を冷やしました。
「ケガの翌日」
翌日、右足首がパンパンに腫れていました! 痛みは少し引きましたが、まともに歩けない状態… まあそれでも自転車には乗れたので、学校に行きました。
同じ学科でバスケットボール部だった友人が、しばらく前に同様に部活中に足首靱帯を損傷していました。彼の場合は、ジャンプして着地の際に他のメンバーの足の上に乗ってしまい転倒し捻挫した模様。
その彼が私の腫れた足を見るなり「俺の時よりひどいよ! これ絶対靱帯切れてるわ…」とのことで、授業が終わり、病院に行くことにしました。
「整形外科に行きました」
その病院は、先のバスケ部の友人も入院していた所で、スポーツドクターがいる、その地方では有名な病院でした。まあ私の場合、トップアスリートでも何でもなく、特にスポーツドクターの治療が必要な患者ではありませんが…
痛む足を見せると、「ああ、これは靱帯切れてるだろうね」と一言。それなりの激しい捻挫だったようです。
で、この靱帯が切れているかの確定診断をX線撮影で行うのですが、これが少々無茶な? 診断と思われるものでした。
靱帯は関節が一定以上に曲がらないようにストッパーの役目を果たしています。なので靱帯が伸びる、切れてしまうと関節が一定レベル異常に曲がってしまうようになります。この理屈から、足首を思いっきり手で曲げて、最も曲がった位置の関節の状態をX線にて撮影するという… 前日の捻挫で激しい炎症を起こしている状態の足首を曲げてしまうのですから、そりゃもう痛いのなんのって… このX線撮影で靱帯が切れるのではないかと思うくらい、ろくでもない診断方法ですわ…
「先生の診断結果」
とっても痛いX線撮影を終えて、画像所見の結果、「靱帯切れているだろうねえ…」とのことで、そのまま入院となりました。
10日間の入院。入院翌日に手術を受け、ギブスで固定し10日目に抜糸し再度ギブスをはめるとのことでした。
私にとっては初めての入院、初めての手術です。とりあえず入院するにもお金が無く、親に電話してその旨説明すると父親は、「7日以上入院しないと保険が下りないから、必ず7日以上入院しろ」とのわけの分からない説明をされ、まあ予定は10日だったので特に問題もなさそうにて、後日入院費用を送ってもらう事で話を済ませました。
一旦家に帰り、とりあえず着替え等を持ってその日の内に入院しました。
「手術の準備」
入院翌日に手術です。手術は部分麻酔で行われるとのことでした。準備で、脚の毛を剃る(剃毛)とのことで、処置室に入りました。
足首の手術なので、ひざ下くらいから剃毛するのだろうと思ったら… 腰から下の脚の毛全て剃るとのことで… なんでそこまでするの?
20歳の血気盛んな頃、その剃毛を担当する看護婦さんが、皮肉にも? 若くて綺麗な看護婦さんで、そんな美人に太もも触られたら、医療行為と言われても、いやそりゃまずいでしょ! 身体が勝手に反応する! ある意味拷問ですわ! なんでもっとベテランの方にしてくれないの! 配慮してよ!
拷問の時間が終わり、手術医に着替えます。なんか、当時はよくわからんふんどしのようなものを着用させられ(股間がスースーです!)、ペラペラのワンピースのような膝丈の着衣を着せられ、手術室に行きました。
「いざ手術」
初手術です。足首だけの部分麻酔にて、確か注射か何かを手術予定部位周辺に挿して麻酔したように思います。
手術している所を見れるのかなあ? と思っていましたが、寝た状態で腰の位置にカーテン状のものを置かれたので、全く足首の方は見えませんでした。
2名の先生が執刀され、足首部分を切開し(傷跡から推察するに5cmくらいでしょうか)、靱帯をつないで縫合したのだと思います。この手術中、足首の痛みは無いのですが、どうもあの感触が気持ち悪くて、何度も悶えていました…
先生が手術中に「以前も捻挫していないか?」と言われたので、「軽い捻挫なら何度か」と答えましたが、どういう状態だったのか…
結局、3本だったかの靱帯の内2本が切れており、これを縫合処置したようです。
手術自体は30分程度で終了したと思います。
「術後の経過」
麻酔が効いている間は良いのですが、数時間で麻酔が切れると、足首が痛くて痛くて… 結局一晩中痛みました。朝にはだいぶマシにはなりましたが、やはり足首でも、メスを入れると痛い事を実感しました。
翌日以降は特に痛みはありませんでしたが、数日すると、今度はお風呂で洗えないので、右のヒザから下が痒いのを我慢しなければなりませんでした。
「整形外科の住人」
整形外科の入院患者は、身体の一部の機能に問題はありますが、身体は元気なので、悲壮感はありません。
その病院、規則はそれほど厳しくなく、また私が学生時代を過ごした所は酒どころにて、飲んべが多く、夕方になると病院を抜けて、ちょっと一杯ひっかけて帰ってくる、元気な?入院患者も何人か居ました。
部屋は4人部屋で私が最年少でしたが、皆さん良い人で楽しい入院生活でした。
1人のおじさんは、なぜか? 電気シェーバーで1日2回ひげを剃っていました。綺麗好きだったのだろうか…
「入院生活」
食事は病院食なので、若かった私には量が足らず、初日に「大盛にして下さい」と言ったら、「別料金」と言われて… あきらめました。
隣のベットの方は40歳前後の方でしたが、あまり食欲が無いとのことで、晩御飯を殆ど食べず、「僕の分も食べて良いよ」と言われて、ほぼ毎日、夕食は二人分に近い食事を食べていました。「美味しそうに食べるね」とも言われました。一般的には、あまり美味しくないと言われている病院食ですが、普段の食生活が質より量の学生にとっては、栄養計算されているごはんは、美味しいものでした。
ひげ剃りのおじさんからは、「〇〇君(私の事)、毎日寝言言ってるよ! 昨日は夜中に笑い出したよ!」と言われました。そう言えば実家に住んでいる頃、兄にも「起きているかのように、はっきりと寝言でしゃべる」と言われたことがあります。まあ私は寝ていて分からない…
何人か級友や部活のメンバーが見舞いに来てくれ、お菓子を持ってきてくれました。部屋の人に分けようとしたのですが、一人は食欲が無く、他の二名は酒処の飲んべなので甘いもの食べない… 結局私が片っ端から食べました。
たくさんの摂取カロリーのおかげで、また部活も休業中で運動していないので、私は退院することには、数キログラム、しっかり太ってしまいました…
「抜糸して退院」
ようやく10日目となり、抜糸と退院です。
ギブスは、ハンドグラインダーのような丸い回転刃のある機械で切断します。若い看護婦さんが「私にやらせて」と、おいおい、おれは試し切りの被検者か?
この人に任せて大丈夫なのだろうかと思いましたが、無事に? ギブスは切断されました。10日間保護されていた部分は痒くて痒くて… 看護さんが丁寧にタオルで拭いてくれました。
抜糸は特に痛みも何もなく終了。患部にガーゼを当てて、再度ギブスをします。今度のギブスは足が突けるように、かかとが付いています。
松葉づえを貸してもらい、無事退院となりました。
「退院後の生活」
ギブスは退院後も1か月だったか、していました。松葉杖生活ですが、足は突けるので少しは歩けます。まあ自転車には乗れたので移動の不自由はさほどありませんでした。
1か月後にようやくギブスが取れました。まずはフロに入って、溜まっていた垢を落としました、というか痒かったので、天国でしたね。
でも、それまでギブスに守られていた足首が保護具が無くなり、なんとなく不安。ギブスを外した直後はテーピングをしていましたが、テーピングも数日で外し、いよいよフリーとなると、階段を歩くのが怖い… 足首周辺の筋力も落ちており、不安定な場所を歩くのが、しばらく怖かったですね。まあ部活もあるので、少しずつ身体を慣らし、すぐに走れるようにはなりましたが、結構長い間、足場の悪い箇所の通行は注意していました。
足首を手術したので、足首が完全には伸びなくなり、正座は出来なくなりました。
まあ、これは何年も経った頃には全く問題無く正座も出来るようになったのですが。
「入院費用」
当時の入院費用は、5万円足らずだったように思います。親に電話し、費用を送ってもらいました。及び病院で入院照明等の保険請求書類をもらい、親に送りました。
後日、親に保険料がいくら入ったか? 聞いたところ「16万円」とのこと。いやいや、儲かっとるやん! まあ私の立場では何も言えませんが… 儲かっとるやん!
「今はどうなのか?」
30年前、足首の靱帯損傷時には手術適応で靱帯を縫合していましたが、今は保存治療のようで、手術しないようです。恐らく、手術の有無にかかわらず、予後の経過はさほど変わらないからだと思います。時代と共に治療方法も変わりますが、私にとっては貴重な体験でした。でも、やはりもう手術や入院はしたくないですね。
「足首サポーター」
足首の捻挫後は、足首が不安定な状態となっており、サポーターがあると安心感が増すのですが、当時は一般には販売されていませんでした。
今は機能的なサポーターが販売されています。良い時代になったなあ…
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「頭皮湿疹(とうひしっしん)」
“頭皮湿疹”という言葉を認知したのは、恐らくロート製薬のCMの影響ではないかと思います。ロート製薬のHPを見ると、『メンソレータム メディクイック®Hゴールド』新発売!との記事が、2014年9月14日に掲載されており、これ以降、TV-CMを流し始めたものと思います。
「頭皮湿疹?」
TV-CMを見ても最初、「頭皮湿疹」の意味が良く分かりませんでした。
その後、頭が痒い時があり、それほどひどい症状ではないので最初は気にしていませんでしたが、気付くと痒い場所に湿疹(いぼ状の小さなできもの)がありました。この湿疹は頭に数個あり、「これが頭皮湿疹なのか?」と理解しました。
「薬を購入」
市販薬がCMで宣伝されていたので、迷うことなく当該市販薬を購入し使用しました。そう、ロート製薬の「メディクイックH ゴールド」です。この薬、液体で先端が細くなっており、ピンポイントで注せるようになっています。恐らく少量の使用で良いのでしょうが、薬が容器から出たかどうか分かり難く、少しボトルを押すと多めに薬が出てしまいます… 液体の薬なので流れてしまい、ちょっと使いにくい面もあります。
(軟膏タイプもあるようです)
「市販薬の効き目」
私の場合は、いぼ状の小さなできものがあり、これに市販薬を使っていました。最初はできものが小さくなったのですが完全には消失せず、結局1本を使い切っても完治せず、できものが少し大きくなりました。できものがそこにあるだけなら放置で構わないのですが、少し痒みがあるため煩わしく、皮膚科を受診することにしました。
頭皮湿疹の種類にもよるのですが、私の場合は市販薬では完治しませんでした。
「皮膚科での治療」
近所の皮膚科を受診しました。先生曰く、「ある程度年齢が進むと、頭皮にできものが出来る場合が多い。気にならないのならそのままで良い。」とのことでした。ただ、私の場合は痒みがあり気になるので、何とかしてくれと頼みました。
その場合の処置の方法は非常にシンプルで、「液体窒素で皮膚細胞を破壊」。
- 病院(皮膚科)には液体窒素の備蓄があるようで、市販の小さめのステンレス魔法瓶に液体窒素を入れます。
- 大きめの綿棒を液体窒素に入れて冷やします(数秒)
- 綿棒を頭皮湿疹部分に軽く押し当てます。
- 綿棒を液体窒素で冷却、湿疹部分に押し当てる処置を数回繰り返します。
処置はこれだけです。
なんか自分でも液体窒素があれば出来そうだなあ…
さてこの処置、処置の最初はそれほど痛くないのですが、徐々に頭全体に響いてきて、結構痛いです。処置が終わった後にさらに痛みが頭全体に広がるような感覚があります。かき氷を急いで食べて頭がガンガンに痛くなるような、あんな感じです。
恐ろしや液体窒素! まあ我慢できないほどではありませんが…
(日本皮膚科学会HPより:液体窒素を用いた凍結凝固療法 とのこと)
「治療後の経過」
先生曰く「かさぶたが出来て、剥がれたら(できものが)取れている。かさぶたは自然に取れるまで、剥がさないで。」との説明でした。すぐにかさぶたが出来て、しばらくしてかさぶたが取れ、跡には何も残っていませんでした。
ある意味完治したようですが、残念ながら頭皮湿疹自体の発生は抑えられないので、またできものが出てくるものと思います。
「その後の経過」
皮膚科で液体窒素で取ってもらった場所に、また小さめのできものが出来ました…
やっぱり少し痒い。今回も市販薬を買いました。今回は市販薬が結構聞いているようで、数回使うと湿疹は小さくなります。ただしばらくすると、また痒みが出て、市販薬を数回使って抑える の繰り返しですね。
このできものが大きくなったら、皮膚科に行くしかありません。これも長い付き合いになりそうだなあ… まあ皮膚科は家のすぐ近所だから良いか。
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「ウイルス性腸炎(集団感染)」
熊本に住んでいた時の勤め先での出来事です。
勤め先は従業員が120名くらいの規模の会社で、私は品質管理や細菌検査をする部門に居ました。
ある日、工場で働いているライン担当者が私の所に来て、「数人が嘔吐、腹痛で休んでいるが、何かおかしいような…」と相談に来ました。
「状況は明らかだが…」
その手の話は、本来は総務課、労務担当か安全担当が窓口なのでしょうが、食中毒の疑いもあり、私の所に相談に来たようです。私はその勤め先で働くまでは、細菌検査もやったことが無く、細菌検査を把握するのに付け焼刃程度の知識しか持ち合わせていませんでしたが、小さな会社でもあり、「わしゃ知らん!」とは行きません、詳しい話を聞くことにしました。すると、どうも前日か前々日だったかに、近所の飲食店で忘年会をしたようで、その時の参加メンバーが数人、休んでいるとの事。う~ん、食中毒なのだろうか?
「火の手が上がる!」
そうのこうのしているうちに、ちょうど潜伏期間が一斉に終わったのか、工場の従業員が次々に「吐いた」、「戻した」等で体調不良を訴え、職場離脱… 結局、一部のラインは生産を止めるハメになり、結果全部で10人以上が症状を発症し、半数以上が病院に行きました。確認した所、全員がその忘年会出席者であり、これは間違いなく集団食中毒だろうと判断しました。
「何食べたの?」
もう季節柄、ノロウイルスの可能性が最も高いと思われ、「牡蠣が出ませんでしたか?」と確認しましたが、「牡蠣は無かった」とのこと。メニューの内容を聞いたところ、「釜めし」「サラダ(鶏肉が入っているサラダ)」「揚げ物類」「その他(古い話にて覚えていない…)」とのことでした。鶏肉は加熱されているものをほぐしてあったようです。野菜以外は加熱されたものが多く… う~ん、明確に原因食が特定できないが、鶏肉が怪しいのか… 鶏肉の場合、カンピロバクターという細菌性食中毒が疑われるのですが、調べてみた所、潜伏期間が比較的長く、2~5日(7日と書いてあるサイトもある)であり、今回は36h~42hで発症しているので、恐らく原因菌ではなさそうだぞ…
「さあ、どうする…」
状況より集団食中毒の可能性が高く、この場合、本来は保健所に連絡する必要があります。でも、保健所に連絡すると、忘年会会場のお店が最悪、営業停止等の処分を受ける場合もあります。それはご近所のお店でもありしのびない…
意を決し、忘年会会場である近所の飲食店に電話して、責任者の方に経緯を説明しました。とりあえず私の勤め先に来てもらい、話をすることにしました。
「お店の責任者との話」
お店の責任者の方が私の勤め先に来られたので話をしました。時点で、もうすっかり私が窓口になっており…
その日出されたメニューを確認、確かに牡蠣は無く、特に怪しそうな料理名も出ず、やっぱり鶏肉なのだろうか? 責任者の方も飲食店経営である以上、食中毒には細心の注意をしており、加熱不足等は考えられないが… と頭を抱えていました。
「本来なら保健所に通告しなければならないのだが…」と牽制した上で、「ご近所さんなので、そんなことはしたくない。なので、申し訳ないが、発症した従業員の連絡先を教えるので、電話を入れて謝罪してくれないか?」と話しました所、先方も異存なく、そうしてもらうことにしました。
「火消作業」
嘔吐、腹痛を発症した従業員は、1日か2日休んだ後、全員が出勤して来ました。回復して何よりです。
原因となった飲食店の責任者の方も報告に来られ、とりあえず全員に電話で謝罪したとのことで、特に揉めた等のことは無かったとのことでした。まあ揉めたのであれば、本人から勤め先にも何らかの話があったと思われ、無事に解決したようです。恐らく真摯に対応して頂いたものと思われ、安堵しました。
何より、食中毒で辛い思いをした従業員が、誰一人飲食店に対し怒らずに、謝罪を受け入れ、水に流してくれたことは良かったと思います。
トラブルにすっかり巻き込まれてしまった感はありますが、解決して本当に良かったです。
「でも解決していない」
そうなんです、原因が分からなかったのです。
鶏肉―カンピロバクターは潜伏期間が異なるので、原因とは異なると推察されました。
では、加熱不良等ではなくて食品が汚染されていたと考えた場合、発症菌量が少なく、感染力が高く、集団食中毒の原因となると考えると、やはりウイルス性の食中毒であった可能性が高いと思われます。
「原因についての推理」
この時の集団食中毒については、恐らくノロウイルスが原因ではないか? と思いました。感染力が高く集団食中毒の原因となりやすいためです。
推察ですが、その日忘年会に参加していた従業員の中で、ノロウイルス保菌者(健康保菌者)が居て、食事を介して感染した可能性が1つ。
もう1つは、飲食店の調理担当者の中に保菌者が居て、食品を汚染させた可能性が考えられました。恐らくは後者の可能性が高いのかなあ…
そう考えると、ウイルス性腸炎の感染力は侮れないぞ!
しかし、勤め先の従業員もそうでしたが、突然吐き気が来る! 私も経験したけど、あれって何なん? 一説には毒を吐き出すための防御反応と聞いたこともありますが…(下痢や嘔吐を繰り返すことで対外に排出される と書かれてあるHPもありますね)
「ウイルス性腸炎(感染性腸炎)」
ウイルス性腸炎で最も有名なのは、ノロウイルス食中毒ですね。多くは牡蠣(生ガキ)を原因として発生する食中毒です。まあ、腸炎で病院を受診しても、症状から「恐らく〇〇が原因では?」的な診断となり、明確な原因特定まではしないのですが、原因となるウイルスも多数あるようで、症状も様々です。
私も、「恐らくウイルス性腸炎」と思われる症状に2回なりました。症状が全く違いましたので、参考までに書いてみます(「なんの参考になるの?」とは聞かないで…)。
「それは突然に…」
お腹がゆるくなると、「あ~ 来るなあ」と前兆があります。
でも、この時は寝ていたので、突然やってきました、腹痛です!
結婚後、未だ子供が生まれる前だったと思います。眠っていて、お腹の痛みで目が覚め、「あれ~っ、何だあ?」とか思いながらトイレでしゃがみこみ… なかなか治まらず ようやく何とかなったかなと思い、寝床に戻ると、またお腹がおかしくなり… その夜は何度もトイレに行くこととなり、まともに寝れませんでした。何かに当たったんだろうなあと思いましたが、思い当たるフシはなく。
原因となる微生物の潜伏期間が長い場合は、原因が何か分からない事も多いようです。
私は元々お腹が弱いのでよく下痢をするので、慣れがあるため病院受診等は全く考えていませんでした。とりあえず朝には何とか治まったので、お腹にやさしいごはんを食べ、整腸剤(ビオフェルミン)を飲み出勤しました。
「またまた…」
比較的ヘビィな腹痛と下痢だったので、お腹にやさしいと思われる食事とビオフェルミンで過ごし、お腹の方は復調しました(と思っていました)。
当時は週末にビールを飲む習慣でした。お腹も治ったしと晩酌にビールを飲み、寝ました。すると、またまた夜中に腹痛に襲われ… 何度もトイレに行くハメになりました…
「何でだあ?」 まあビールでしょうね… お腹の方が完全に復調していなかったと思われ、ビールが効いたんでしょうね。
「下痢の原因」
私はお腹がもともと弱いので、食べ物次第で下痢をする場合があります。すきっ腹に甘いものとかダメだし、お酒を飲んだ翌日に下痢をする日も結構あります。お酒は恐らく冷たいものを好むので、お腹が冷えるのだろうと思います。
なので、下痢した場合には、「恐らく何が悪かったのか?」分かります。
「今度は用心して…」
最初に下痢をして1~2日後に晩酌にビールを飲んだら腹痛と下痢に見舞われたので、今度は用心して、お腹にやさしい食生活とビオフェルミンを3日以上続け、完全に復調したと思われるまで養生していました。
そして、ごはんの後に甘いもの、確かチョコレートを食べたら、またまた腹痛そして下痢が… いやいやご飯食べた後だし~ 何が悪いの? 結局、治っていないんでしょうね… 2度も再発して、「なんかおかしいなあ~」と思い始め、知り合いの看護婦さんに症状について聞いてみたら「それは多分、ウイルス性の腸炎」とのことでした。ふ~ん、そうなんだあ。ウイルス性の腸炎の場合、特効薬は無いので、養生して自然治癒を待つしかないとのことでした。
「さらに用心して」
もう夜中に腹痛でトイレに何度も行くのはイヤなので、今度は1週間以上、お酒も甘いものも控えた食生活で過ごしました。正確には覚えていませんが、7日以上は我慢して養生していたと思います。
再発すると1からやり直し的な所がありますので…
そうして週末に、恐る恐るビールを飲みました。「いや~ また腹痛が来たらどうしよう…」と思いながら…
今回は腹痛と下痢には襲われませんでした。良かった良かった!
でも、「治ったと思ったらぶり返す」この症状、ある意味難敵ですね!
このウイルス性の腸炎と思われる症状、私の場合は腹痛と下痢のみで、発熱や嘔吐はありませんでした。ネットで調べてみましたが、「発熱や嘔吐はあまり目立たず、下痢や腹痛が目立ちます。下痢だけの症状があり、あまりにも長引くので受診してみると、アデノウイルスによる胃腸炎だったというケースもあります。」とのこと。恐らくアデノウイルスによる腸炎だったのかと思います。
「二度目の腸炎も、やっぱり突然に…」
2回目は子供も生まれた頃に発症しました。晩御飯を食べて、くつろいでいた時だったと思います。突然の吐き気に襲われ、次の瞬間に戻していました。トイレに駆け込む時間的猶予など全くなく、本当に突然に戻しました。このため床に嘔吐物を散乱させてしまいました… そしてしばらくして腹痛が襲い、下痢をしました。その後身体がだるくなり微熱が出ました。経験が無かったので、全く原因が分からず、何かの食中毒だろうとは思っていました。
この時は、私が戻した直後に家内も戻し、同じ症状に陥りました。つまり夫婦二人が同じ食べ物か何かが原因で、症状を発症したようです。
「原因は何だろう?」
まあ、原因食物が何か? 今回は夫婦二人で食べたものだと思うのですが、思い当たるフシがありません。牡蠣は食べていないし… 夫婦二人で食べた変なもの? 正確に覚えていないのですが、症状が出た当日だったか前日だったか、二人で銀杏を食べました。美味しかったので、結構な量を二人で食べました。「銀杏だあ~」と思いました。
「病院受診」
夫婦二人共体調不良でしたが、私の方が症状が重く、今回は嘔吐-下痢に加え倦怠感と微熱まであったので、病院を受診しました。
夫婦二人共同じ症状にて、先生に「銀杏が疑わしい」との話をしたら… 「いや~無い! 可能性は0じゃないし否定は出来ないけど、おそらく違う」と言われました。時点で私の頭は「銀杏説」を疑っていなかったので、先生の診察も話半分。先生曰く「ウイルス性、感染性の嘔吐下痢症は食べ物以外でも集団感染することがあるので、おそらくウイルス性腸炎の可能性が高いよ」との説明でした。薬を処方してもらい、家で大人しく寝ていました。回復は1日か2日で早かったと思います。
結局、家内は病院を受診しませんでした。まあウイルス性の腸炎の場合、整腸剤飲んで自然治癒を待つしかないので…
「原因について調べてみた」
インターネットで「銀杏」「食中毒」で調べましたが、それらしい記事が殆どなく、私の銀杏説は疑わしいものとなりました。次に「ウイルス性腸炎」を調べると、先生の説明通り、集団感染して、原因が分からない場合がある と書かれてありました。どうやらウイルス性腸炎、いわゆる「嘔吐-下痢症」だったようです。家内とどこかで同時にもらってしまったのだろうと思います。
その後、ウイルス性腸炎にはかかっていませんが、どこから襲ってくるかも分からないので、やっぱり怖いですね。また症状も突然だし… 同じウイルス性腸炎でも、原因となるウイルスも違えば、症状も変わります。しかしあの下痢の時の腹痛は、辛いですよね… 何も悪い事していないのですが、心の中で謝っていたりしますね…「俺が悪かったから許して…」。
「咳喘息(せきぜんそく)」
「咳喘息(せきぜんそく)」って聞いたことありますか? これも、私が厄年の頃(40歳前後)に最初に発症した病気です。「喘息(ぜんそく)」という病気の名前は知らない人はいないくらい、ありふれた病名ですが、これに対し「咳喘息」って何? と思われる方も多いと思います。
「咳喘息?」
乾いた咳が止まらず、しばらく咳が止まらなくなる症状が出ます。私は当時、ジョギングをしていたのですが、走っていると咳が出だす症状が出て、普段でも咳をし出すとなかなか止まらない症状に陥りました。
私は元々、気管支喘息の持病があります。学生の頃より発症するようになり、独身の頃はカゼをひくと、それが引き金となり喘息に移行していました。結婚してからは喘息の症状が出難くなりましたが、喘息がどういうものか? は分かっています。この喘息の症状とはちょっと違うのです。
「症状・喘息との違い」
何かをっかけに、乾いた咳が続きます。冷たい風を吸い込んだ時、明け方や寝ようと横になった時等。咳が出始めると、なかなか止まりません。
喘息の場合は、ヒューヒューゼイゼイの喘鳴がありますが、咳喘息は喘鳴はありません。また喘息のように息苦しくなることはありません。
一般的には痰は出ない様ですが、私は若干痰が絡むことがありました。
私も最初の頃は「喘息なのか?」とも思いましたが、症状は違うようだし、しばらく様子を見ていたのですが、全く治る気配が無かったので、病院に行きました。
「病院の診断」
病院にて診察を受け、症状を説明した所、「咳喘息でしょう」とのこと。「咳喘息って何?」「喘息と違うの?」と聞いたら、まあひたすら咳が出る症状にて、喘息とは違うけども喘息の一種のようなものとのことでした。喘息持ちの方も咳喘息になるとの説明でした(まあ、私が事実そうなので…)。
治療としては、喘息と同じく気管支拡張剤の吸入薬の吸入となるようで、薬が出されました。
「なかなか治らない」
薬を処方されて指示通りに吸入しましたが、回復がいまいちでしたので、1週間くらい後に再度受診しました。先生曰く「この薬は200回分吸入できる量が入っていて、1日当たり〇回まで吸入可能なので、効き目が薄かったら、吸入回数を増やしてください。」との説明でした。また、ジョギングをしているが咳が出るため走れないという話をしたら、「吸入薬を吸ってから走っても良いよ」と言われました。そうなの? そんな無茶して良いの?
ジョギングすると呼吸が荒くなるため、咳が出やすくなり、その間は、走らないようにしていたので、説明に少々驚きましたが…
「その後の経過」
先生の説明通り、吸入回数を最大に増やして様子を見ました。即効性はありませんが、徐々に咳が出なくなりました。処方された薬は、喘息の薬としては緩やかな効き目の薬のようで、吸引してすぐに咳が止まるものではありませんが、確かに最終的には咳は出なくなりました。
「喘息の薬(吸入薬)」
喘息の薬は、症状が重い場合は、発作を抑える薬が処方されますが、軽度の場合は、徐々に回復させる薬が処方され、この薬は予防的にも使えるようです。「あっ 発作が出そうだなあ」と思った時に吸入するとのこと。先生が、「ジョギングする前に吸入すると良い」と言ったのは、そういう意味だったようです。
「この病気の辛い点」
咳が出だすと、なかなか止まらないんですね…
会社でも、咳込みだすと咳がなかなか止まらず、「大丈夫ですか?」と声を掛けられる始末。喘息と違い呼吸は苦しくはならないので、それは良いのですが、ホント、なかなか止まりません。だからなるべく喉や気管支に刺激を与えないように、マスク等を着用していましたが… 咳が出る時は出る…
あと、夜の就寝時に咳込むことが多く、なかなか寝付けないのが辛いです。そしてなかなか自然治癒しないので、症状が出たら、さっさと病院に行った方が賢明です。
家内も寝床で咳込んでいることが多々あり… 「さっさと病院に行け!」と言うのですが、なかなか行きたがらない、なんでだろう?
「処方された薬」
「ベコタイド」という名前の吸入薬だったと記憶しています。吸入ステロイド剤です。今は製造されていないようで、「キュバール」という名前の薬に代わっているようです(一般名ベクロメサゾン)。喘息の症状が出た時用に持っていますが、最近ありがたい事に、あまり使わずに済んでいます。