「五十肩」
さて、私が四十肩、五十肩と診断されたのは、何歳の時だったか…
確か、45歳くらいの時だったように記憶しています。
(その頃は、お薬手帳をきちんと薬局で出していなかったので… お薬手帳があれば、それが病院受診履歴になります。)
「症状」
普通、五十肩の場合、腕が肩の高さより上に上がらない、あるいは上げると痛い等の症状が良く言われます。しかし、私の場合は腕は上げることは出来ました。
腕は普通には動かせるのですが、肩の痛みがずっと続いていました。
痛みは出始めの頃は、さほど気にならない程度でしたが、時間をかけて徐々に痛みが増すようになっていきました。
私の五十肩に対するイメージは、「腕が上がらなくなる」というものだったので、肩が痛いのと五十肩を結び付けて考えておらず、「なぜ肩が痛いのだろうか?」と思いながら、まあ辛いとまではいかない痛みだったので、しばらく放置していました。
痛みは最初、右肩だけでしたが、そのうち左肩も痛みだしました。
「放っておいたら、そのうち治るだろう」と思っていたのですが、痛かったりそうでもなかったりを繰り返しながら、どうも痛みのレベルが徐々に上がっているようで、「こりゃ放置しておいても治りそうにないぞ」と思い、仕方が無いので、近所の整形外科を受診しました。
「整形外科の診断」
病院を受診、肩の痛みを訴えると、まあ整形外科はだいたい、レントゲン撮影から。
その後、先生の診察を受けました。
「どの辺が傷む? どんな風に痛む?」の質問に答えた後、
腕をいろんな角度に曲げたり伸ばしたりして、結果、出た診断が(まあ、記事のタイトルにもそう書いてありますが)「五十肩です」とのこと。
先生曰く「五十肩の原因の一つとして考えられているのは、肩関節が硬くなり、可動域が狭くなること」とのことで、確かに自分でも明らかに肩関節からの腕が曲がらず、可動域が狭くなっていることを、診察中に実感していました。もう、自分でも驚くぐらい曲がらない… 正直、こんなになるまで気付かないなんて… 愕然とするくらい、肩関節の可動域が狭くなっていました… なので、肩関節の可動域が狭くなるのが原因と言われ、腑に落ちたというか、納得しました。
しかし、巷でよく言われる「腕が上がらなくなる」という症状は無いのはなぜ? と先生に聞いてみた所、「症状は人それぞれです」とのことでした。
「五十肩の治療」
肩の可動域の問題なので、治療らしい治療って、なさそうです。私も痛み止めのシップを処方されて終わりでした。痛みがひどければ、ブロック注射とかもやむを得ないと思いますが、そこまでひどい痛みでも無かったので、特に先生の説明を聞いて終わりでした。
ただ、少しでも肩関節の可動域を広げるよう、簡単な体操の方法は教えてもらいました。
「五十肩との付き合い」
痛みが頭に近いほど、大した痛みでなくてもうっとうしいんですよね… 特に事務職で机に座っている時に痛むと、少しイライラしますよね?
会社の同僚が、「タオル体操が良いよ」と言っていたので、「タオル体操って何?」と思いながら、我流で、タオルを両手に持ち、腕を背中側に曲げて、反対の手で引っ張り、肩関節の可動域をちょっとでも広げる動作を考えました。腕を背中側に上側と下側に曲げ、反対側の手で10秒くらい引っ張ります。これを左右両方やるようにしました。及び、病院で教えてもらった簡単な体操も一緒にやるようにしました。
仕事の日は毎朝起床後、このタオルを使った運動と、病院で教わった体操を3分くらいやるようにしました(休みの日はグウタラなのでやりませんが…)。
以来、すぐには効果は現れませんでしたが、数か月続けると、肩の痛む頻度が減りました。この運動は完全に日課になっているので、もう何年も続けていますが、最近では殆ど肩の痛みは出なくなりました。全くでないわけではありませんが、上手く五十肩と付き合えていると思います。
肩関節を大きく使う運動を日常的にやっていれば、朝の肩の運動を止めても大丈夫なのでしょうが、普段肩を使う運動は全くしていないので、朝の肩の運動を止めてしまうと、恐らくしばらくすると肩痛が再発すると思います。
そういう意味で、残念ながら毎朝のルーチンワークを止めることは出来なさそうで、ずっと五十肩と付き合うしかないように思います。
「五十肩について」
ネットで調べてみると、五十肩の原因は明確には分からないと書かれてあります。症状も人により違うのであれば、原因も異なる可能性もあるだろうし、人それぞれ、付き合い方、対処の仕方も変わるのだろうと思います。
1つ言えるのは、肩関節が硬くならないように、日ごろから間接を大きく使う運動なり体操をしておくと、ある程度の予防にはなるのではないかと。私も、こんなに関節が硬くなるまで気付かなかった事は、後悔しています。
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