まさげんのブログ「健康なのだ!」

「斜に構えたオヤジ(まさげん)」のブログです。それなりに健康ではあり、大病も大きなけがもしたことはないのですが、些細な病気やケガは幾つか経験しています。ありふれた生活の中で、悩むことが多い、重篤ではないけどちょっと辛い症状について、書いてみたいと思いました。

「手のしびれ」

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私は大学卒業後、メーカーに就職しました。
最初の配属は工場勤務にて、現場作業に従事していました。工場で働くようになってしばらくして、右手に軽いしびれがあるのに気付きました。何かを握ると、なんとなく握りにくいかなあという状態でした。大したしびれではなく、仕事などに影響するほどのこともなく、バイクに乗ってブレーキを掛ける時は、ちょっと気になりましたが、当時は未だ若く、気のせいだろうとは考えていました。

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ただ、数か月経っても、右手のしびれは無くならず、と言って悪化するわけでもなく、ずっと、握るとしびれが気になる状態でした。
さすがに、「う~ん、何でだろう?」と気になりだし、自分なりに思い当たる原因が無いか、考えるようになりました。

工場での仕事は、製造機械による製造作業の一部を任されていました。この製造機械を回している間、大半の時間、右手に手鉤を持っていました。これは、原料が詰まったりした場合に取り出すために持っていたのですが、この手鉤を作業中の長い間、握っていました。
また、生産作業が終わると、今度は機械の清掃に入ります。自分の受け持ち機械の清掃に1時間、次に、次工程の生産機械の清掃に1時間くらい従事していました。この清掃は、高圧洗浄機にて行うのですが、この高圧洗浄機のグリップは、レバーを握ることで高圧水が出る仕様のもので、これを清掃中の大半、握っていました。
つまり、手鉤や高圧洗浄機のグリップを長時間握っている仕事だったのです。
どうも、仕事中ずっと物を握ることで右手を比較的酷使した状態になっており、右手がしびれるような感じになっていたのだろうと思われます。
結局、手のしびれはその後もずっと続きました。

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入社2年目から、事務主体の仕事の方に異動となりました。すると、いつの間にか右手のしびれは無くなっていました。やはり、作業において物を握っている時間が長く、右手を多用していた事が、平常時にしびれが出る原因だったようです。
右手のしびれは、日常生活に影響を及ぼすようなレベルのものではありませんでしたが、部分的に同じ動作、状態を繰り返すことで、何らかの肉体的な影響が出る場合があるんだなあと言うことは実感しました。
身体に違和感がある場合、日常生活における原因が無いか? 繰り返し同じ事をしたり、同じ姿勢なり動作なりが続いていないか? この辺を疑ってみる必要があるように思います。また、違和感には早く気づき、状態によっては早めの対処も必要かと思います。
当時は未だ若く、社会人1年目だったこともあり、あまり精神的に余裕が無かったのか、あるいは若かったので、さほど気にしていなかったのかも知れません。
同じ症状が今だったら、どうするかなあ… おそらくは逆に、さらに握力を鍛えて筋力を上げて対処しようと考えたかも知れません。休息が最大の治療ではありますが、仕事の場合は、なかなかそうもいかないものなので。

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