まさげんのブログ「健康なのだ!」

「斜に構えたオヤジ(まさげん)」のブログです。それなりに健康ではあり、大病も大きなけがもしたことはないのですが、些細な病気やケガは幾つか経験しています。ありふれた生活の中で、悩むことが多い、重篤ではないけどちょっと辛い症状について、書いてみたいと思いました。

「熱中症(軽症)」

年々夏が暑くなっていると言われています。気候変動は長期的に俯瞰する必要があるようで、本当にそうなのかは分かりませんが、すくなくとも短い期間で見ると暑くなっているような気がする~

テレビでも日常的に熱中症による救急搬送者の数が報道されています。

私は激しい熱中症には陥ったことはありませんが、軽い熱中症になった事があります。

 

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そんなに暑い環境でなくても発症するのね…

熱中症に至る状況」

熱中症になったのは、私が40歳の頃、確か初夏の頃の6月だったように記憶しています。

会社の敷地内に植えているツツジの枝が伸びたので剪定が必要との話になり、と言って業者を呼ぶのはもったいないので、自分たちでやれないか? との話になり…

手が空いた人が行うという、まあ流れ任せでしたが、何事も率先して! ではありませんが、少しくらい手伝っておこうかと、私も剪定作業をする事にしました。

6月にて、未だそこまでの気温上昇は無く、30度以下だったと思います。剪定バサミにて手作業にて伸びた枝を切っていました。選定作業を行ったことが無く、地面付近の枝は小動物の隠れ家になるので地面から30cmくらいの枝は切ってしまい、あとは丸っぽい形にする、それだけを心掛けました。

初めてだったので、意外と面白く、気付いたら2~3時間ぶっ続けでやっていました。

刈り取った枝は、一か所に集めておいて放置。水分が飛んでしぼんだら処分します。

「意外と上手く出来たんじゃないの!」と自己満足!

慣れない剪定ばさみの作業なので、手がパンパンになりましたが、まあ心地よいというか、ちょっとダルいなあという疲労感を感じていました。

 

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なんかダルいなあ…

「体調不良に陥る」

仕事を終えて帰る頃には身体がだるく、「頑張りすぎたかなあ」とか思いながら帰宅。

帰宅後、身体が熱っぽく、頭痛も激しくなりました。

体温を測ったら、37℃5分くらいだったでしょうか。

「風邪ひいたのかなあ、変な病気もらったのかなあ~」と思いながら、早々に寝ました。

 

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頭が痛い…

「病院に行く」

翌日も症状は変わらず、発熱と頭痛が続いていました。ただ、咳などの風邪症状はなく、訳が分からなかったので、とりあえず病院に行きました。

診察結果は、「症状から見て、熱中症だろうね」とのこと。

「え~っ! 熱中症なの?」 当時は未だ熱中症について知識も殆ど持ってなく、身の回りにも発症者がいなかったので、自分と熱中症とを結びつける想像力もなく…

確か粉薬を1つ処方されて帰宅したと思います。この薬が何だったのかは覚えていないのですが、「熱中症」「薬」で調べた所、解熱鎮痛剤の「カロナール」ではなかったかと思います。

その日は家でゆっくり休んだことで、翌日には回復しました。

 

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(何の迷いもなく「熱中症」の診断だった)

「原因だらけなのね…」

振り返って考えてみると、もう原因だらけなのです。

  • 水分補給皆無:事務所からそのまま外に。事前に飲水しておくこともなく… 作業中も全く補給しませんでした。酷暑なら途中で水分補給をしたのでしょうが、気温がそれほど高くなかったこともあり…
  • 事務作業していて、急に屋外作業を行う等の方が、熱中症のリスクが高まるようです。つまり普段作業をしていない、慣れていない人が急に暑い環境の中で作業をすると、身体が慣れていないため、よりリスクが高まる。もうそのままですね…
  • さすがに作業後には水分補給しましたが、手遅れだな…

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(振り返って考えてみると…)


 

熱中症の種類」

分類方法として、Ⅰ度、Ⅱ度、Ⅲ度と分けてある場合もありますが、症状別に分けてある方が分かりやすいような気がします。

  • 熱失神」:皮膚血管の拡張によって血圧が低下し、脳への血流が悪くなることにより起こる。(症状:めまい、一時的な失神、顔面蒼白、脈は速くて弱くなる)
  • 「熱けいれん」:大量に汗をかき、水だけを補給して血液の塩分(ナトリウム)濃度が低下した時に、足、腕、腹部の筋肉に痛みを伴ったけいれんが起こる。(症状:筋肉痛、手足がつる、筋肉がけいれんする)
  • 熱疲労」:大量に汗をかき、水分の補給が追いつかないと、身体が脱水状態になり熱疲労の症状がみられる。(症状:全身倦怠感、悪心・嘔吐、頭痛、集中力や判断力の低下)
  • 「熱射病」:体温の上昇のため中枢機能に異常をきたした状態。意識障害(応答が鈍い、言動がおかしい、意識がない)がみられたり、ショック状態になる場合もある。(症状:体温が高い、意識障害、呼びかけや刺激への反応がにぶい、、言動が不自然、ふらつく)

この中で、最も重篤なのは「熱射病」の症状ですね。

私は、「熱疲労」の症状だったようです。

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症状を分類⇒分けてみました…

「その後、熱中症との関わり」

私が熱中症になった時は子会社に出向していた時にて、その後出向復帰した会社には、夏季に酷暑環境となる現場があり、2名が熱中症になっています。

1名はその場で体調不良に陥っており、「熱失神」の症状を呈していました。職場には大きな冷蔵倉庫(5℃以下)があるので、一旦冷蔵庫に入れて身体を冷やした後に、医務室にて手当てを受けさせました。

1名は作業中に体調不良となり、医務室にて休ませていた所、症状が重くなり病院に連れて行きました。恐らく「熱疲労」の重い症状だったのだろうと思います。

私は自分で熱中症を一度経験したので、また職場の先輩からも「まずは作業に入る前に水をたっぷり飲んでおくことが大事。また作業中もこまめに水分補給することが大事」と聞かされており、「まずは水を飲んでから」ということを念頭に置いています。

なので、作業環境や作業内容がハードな時は、事前準備(水分補給)をしているのですが…

実は、意外とそうでもない作業の時に、油断していて、後から頭が痛くなるということが数回ありました… 夏場に作業した後で、軽い頭痛症状が起きるのは、恐らく軽い熱中症なのだと思います。

 

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予防が大事!

熱中症について思う事」

自分が熱中症になるまでは、熱中症のことを良く知らず、「その場で症状が出るもの」とばかり思っていました。運動や作業を終えた後に症状が出るという事を知らなかったのです。まあ、その場で症状が出るよりは後から出た方が軽症とも言えますが、私の会社の従業員の様に、後から症状が悪化する場合もあるので、思い込みは禁物です。

いずれにしろ、飲水、水分補給がホント大事だなあと思います。

それを自覚していることで、完全には防げなくても重症化は防げるように思います。

熱中症のリスクを意識しておくことが大事なのかな。

 

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水分補給が大事だよ!

 

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