まさげんのブログ「健康なのだ!」

「斜に構えたオヤジ(まさげん)」のブログです。それなりに健康ではあり、大病も大きなけがもしたことはないのですが、些細な病気やケガは幾つか経験しています。ありふれた生活の中で、悩むことが多い、重篤ではないけどちょっと辛い症状について、書いてみたいと思いました。

「新型(豚)インフルエンザ」

私が40歳前後の厄年の頃は、軽微な病気等が重なった時期です。なので、「やっぱり厄年だあ~」とか思っていました。

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(厄年前後は結構いろいろあったような…)

当時は子供も小さく、保育園通いだったので、よく子供からカゼ等をうつされました。

新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)が流行ったのも、その頃だったと思います。まあ、豚インフルエンザは季節性のインフルエンザと大差は無く、社会的に大きな問題にはなりませんでしたが、それでも最初の頃は騒いでいましたね… で、その豚インフルエンザ、会社で最初に罹患したのも私でした…(多分、子供からの感染だと思います)

 

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(インフルだあ~)

当時、私は転勤で熊本市の外れの方に住んでいました。

借りていたアパートの近くに牛(乳牛)を飼っている農家があったりして、牧草地もあり、のどかな所でした。なのですぐ近くには病院は無く、少し離れた所にある内科に、家族ぐるみでお世話になっていました。

この内科の先生、患者の話はきちんと聞いてくれます。ただムダ話はせず、要領よく聞くような感じで、ちょっぴりつっけんどんな感じもしますが、テキパキとしており、信頼のおける感じの先生でした。かかりつけ医としては、良い先生に恵まれていたと思います。

 

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(かかりつけ医)

さて、私が豚インフルエンザに罹患した時は、地域でも罹患したのが早かったので、未だ病状詳細がはっきりしておらず、病院も発熱を伴う患者は隔離するようにしていました。

私が病院に行ったときには、季節性インフルエンザと変わらず、ノドの痛みと急な発熱という顕著な症状だったので、病院で受付して症状を説明、体温を聞かれ、確か38度以上だったと思われる温度を言うと、「他の患者さんへの感染を防ぐため、車で待っていて下さい。」と言われました…

田舎の方の病院なので、殆どの患者さんは車で来院します。なので看護婦さんも悪気はなかったと思いますが、その日、私は自転車で病院に行ったのです。もうフラフラ状態でしたが、車は家内が仕事でどうしても使わなければならず、家には車1台しかありませんので、交通手段は自転車のみ!(今思えばタクシーという選択肢があったなあ… その時はタクシーという発想は無かったなあ…)

頭もボーっとしており、「自転車なのですが…」と説明する気力も無く、身体もだるかったので、どこでもいいから横になりたく、病院の玄関を出て、外の邪魔にならない所で横になって寝ていました。

しばらくして、ウトウトとしてる所を看護婦さんに起こされ、「中に入ってください」と言われました。「ここで良い」と言ったのですが、さすがに患者を外で待たせるのは、忍びなかったのでしょうね、待合室とは別の誰もいない部屋に連れていかれ、そこで寝ていました。恐らくですが、私が外で寝ている間に来院された方が、「外で人が寝ている」と受付で言ったのだろうと思います。まあ、知らない人が見たら、怪しいよな…

 

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(病院の外で寝てた…)

私の診察順番となり、私が寝ていた部屋に先生の方が来られて診察を受けました。隔離のため、診察室には入らず。

比較的早い段階で罹患した豚インフルエンザでしたが、症状は季節性インフルエンザと変わらないので、また新型(豚)にもタミフルは効くと言われていたので、タミフルを出してもらい、家に帰りました。

帰路の自転車は辛くだるく、とにかく家が遠かったのを覚えています。

帰宅後にタミフルを飲み、一晩寝ると体温も下がり、一安心となりました。

 

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タミフル様様)

この頃、インフルエンザの簡易検査キットは既にあり、タミフル等のインフルエンザ特効薬の処方については基本、この検査で陽性の場合に処方するものと思います。この検査、鼻の中に綿棒突っ込むのですが、痛いからイヤなんですよね…

それは置いておいて、この時に私は初めて、この鼻グリグリ検査を受けたのですが、結果は陰性でした。でも症状はインフルエンザの疑いが濃厚にて、また先生曰く「豚インフルエンザは検査キットで検知し難い可能性が高い。」とのことで、検査キットでは陰性でしたが、タミフルを処方してくれました。良い先生だと思います。

蛇足ですが、近所の頭の固い医者は、どう見てもインフルエンザの症状を呈しているのに、検査キットで陰性だと、インフルエンザとみなさず、タミフル等を処方しない医者もいます。検査キットの精度はそこまで高くないにもかかわらずです。

選べるのであれば、かかりつけ医は選ぶ必要があるなあと感じています。

 

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(鼻グリグリ検査 痛いから嫌いだあ~)

しかし、病院の外で待たされるとは思いませんでした。何よりそこが思い出されます。看護婦さんにも悪気はあるはずもなく、「車で待っていて」と言われた時には、「えーっ」とは思いましたが、悪寒とだるさで考えるのも面倒でしたので。

目下、コロナウイルス禍にて、発病が疑われる方の方が、隔離等で何倍も辛い目に会われているのだろうと想像します。豚インフルの時も初期は未知のウイルスでしたから、隔離は妥当な措置だったと思います。目下のコロナ禍にて、ちょうどこの時の事を思い出したので書いてみました。

 

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(コロナ 早く収束しろ!)

「備考:豚インフルエンザ

2009年に世界的に流行したようです。最初はメキシコとアメリカで発症者が確認されたようです。その後世界的に流行したとウイキペディアに書かれています。

2009年の確認当初は、豚インフルエンザに最も近いとする分析や、メキシコにおいて豚からヒトに伝わった可能性が高いとする見方もあり、報道では、呼称として「豚インフルエンザ」が用いられたとなっています。 現在は、季節性インフルエンザの一種とみなされているようです。

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