まさげんのブログ「健康なのだ!」

「斜に構えたオヤジ(まさげん)」のブログです。それなりに健康ではあり、大病も大きなけがもしたことはないのですが、些細な病気やケガは幾つか経験しています。ありふれた生活の中で、悩むことが多い、重篤ではないけどちょっと辛い症状について、書いてみたいと思いました。

「アレルゲン免疫療法(鼻炎治療) 治療開始~」

幼いころからの持病であるアレルギー性鼻炎について、特に就寝時の鼻づまりがひどくなったことより、内服薬による治療効果を期待して病院に通いましたが… 足掛け5か月も通って成果は得られませんでした。

病院に通いながらも、他に治療法は無いのか? 調べていましたが、「アレルゲン免疫療法」というものがあるようで、内服薬治療にて通院中に、この療法についても耳鼻科医に聞いてみたのですが「以前は実施していたが、効果が思うように出ず、また服用期間も長いので、うちでは治療は止めた」とのことでした。

結局、内服薬治療は効果が得られず、であればこの「アレルゲン免疫療法に掛けてみるか?」と考えるようになりました。

 

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鼻づまりをなんとかしたいのよね…

 

「アレルゲン免疫療法について」

  • アレルゲン減感作療法 とも言われる治療法です。
  • アレルギーの原因である「アレルゲン」を少量―長期間投与することで、体をアレルゲンに慣らし、アレルギー症状を和らげる治療法です。
  • 皮下に注射して投与する「皮下免疫療法」と、舌下に薬を入れて溶かして服用する「舌下免疫療法」があるようです。
  • 服用期間は2年以上の長期間となります。→私が治療を開始した頃は2~3年とネットに出ていたような… 今は3~5年と書かれてあります。
  • 成功率は、私が開始した頃は、2~3割程度とネットて見たような… 耳鼻科医も効果がそれほど高くないと言っていたし… でもこの記事を書くのにネットで調べたら、7割とか書いてある? 本当なのかなあ?

 

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薬は舌下錠なのだ

「治療可能な開業医を探す」

内服薬治療で通っていた耳鼻科はアレルゲン免疫療法を行わないので、新たに治療してくれる病院を探す必要がありました。

(通っていた耳鼻科に頼めばやってくれたとは思いますが… まともに患者に説明もしないような医者に、それ以上関わりあいたくなかった…)

ネットで調べると、少し遠い所にあるKクリニックにて実施可能と書かれてありました。アレルゲン免疫療法は基本、毎日薬を飲むだけなので、病院には薬をもらいに行くだけです。なので何処でもいいやと思い、この病院に行くことにしました。

 

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Kクリニック

「Kクリニックについて」

  • どうやら女医さんのようです。HPがあり、見てみるとスタッフも全て女性のようです。ということは患者も女性が多いような… 男は行き辛いのかなあ?
  • 内科医院です。呼吸器、循環器、リウマチその他多岐に渡る診療内容が記載されています。HPにはアレルゲン免疫療法のことは記載されていませんが… まあマイナーな治療法なのでしょうね。
  • HPから問い合わせが出来るようになっていたので、この間の簡単な経過と、アレルゲン免疫療法を受けたいが治療可能か? 問い合わせてみました。
  • HPに問い合わせを記載した翌日に連絡があり、アレルゲン免疫療法の治療は可能とのことで、都合の良い時に来院して下さいとのことでしたので、早速行ってみることにしました。

 

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女医さんでした…

「Kクリニック 最初の受診」

やっぱり女性患者の多い病院です。なんか行き辛いなあ… でも男性も居たので、まあいいか…

診察室に呼ばれました。先生はHPの問い合わせ内容に目を通してくれていたようにて、こちらの要望は理解されていました。その上で、私のアレルゲンがダニである証拠、つまり検査結果を持っていないか? 確認されました。以前通っていた耳鼻科にて受けたアレルゲン検査結果を持っていたので、これを渡しました。→ 必要になるだろうと予想し、持参してたものです。さすがに口頭で「私のアレルゲンはダニ」と説明しても、検査結果が無ければ信用されないのでしょう。

アレルゲンの検査結果があったので、その日の内に投与を開始してもらうことになりました。方法は舌下免疫療法です。

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舌下錠なのね

「投薬とアナフィラキシーショックの確認」

診察時の説明で、「まず最初は薬局で処方箋を出してもらい、これを持参して再度来院し、病院にて服用して30分間待合室にて経過観察します。」とのことでした。

これはアレルゲンを身体に入れるため、少ないながらアナフィラキシーショックを起こす可能性があるため、念のための措置のようです。

処方箋をもらい、薬局にて薬を処方してもらいました。薬局は病院の隣なので、すぐに病院に戻り、薬を服用しました。

薬は舌下錠にて、舌の舌に入れます。と言ってもすぐに溶ける薬のようで、あっという間に無くなりました。

30分経過しましたが、特に何ら異常はなく、そのまま帰宅しました。

 

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アナフィラキシーショックが無くて良かったなあ~

「処方箋の内容など」

  • 処方箋:ミティキュアダニ舌下錠 3,300JAU 1日1錠 7日分
  • 服用に際し、舌下に入れて溶かす以外、特に服用に関しての注意事項は無いようです。飲むタイミングなども決まりはありません。私は朝食後に毎日服用することにしました。
  • 舌下錠は、舌下でゆっくり溶かすものなのだろうと思います。まあ舌下錠を服用するのは初めてなので、良く分かりませんが、この薬は溶けやすいようで、あっという間に溶けてしまいます…
  • 前回、7日分の薬を処方してもらいました。これをきちんと服用したので、7日後に、病院(Kクリニック)を受診しました。 

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処方箋

「治療にかかる概算金額」

(これは、この時の受診ではなく、最初の受診時に確認した話かも知れませんが)

長期間に渡る治療なので、やはり治療費の総額が気になりました。このため先生に、「だいたい費用はどれくらいかかるのか?」と聞いてみました。

先生は電卓にて計算し、「2年で〇〇円くらい」と教えてくれました。確か5~6万円前後の金額だったように思います。その金額であれば、問題無く治療に通えそうだと思いました。

しかし、途中で薬価改正があり、薬の単価が上がりました… 現時点で56日分\4、060です。及び病院での診察料が\590にて、1回当たり¥4,650円。仮に3年間だとすると、365日×3年÷56日≒19.55にて、約20回。概算で3年間の費用は\93,000円となります。これを安いとみるか高いとみるか? ですが、効果があれば安いと思います。効果が無ければ、金額以外の手間も含めてムダですが…

 

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治療費、安くはありません…

「受診2回目の処方箋」

  • 処方箋:ミティキュアダニ舌下錠 10,000JAU 1日1錠 28日分
  • 最初の7日間は用量の少ない、3,300JAUでしたが、今回から用量が10,000JAUに増えました。実は、クリニックの隣の薬局に行ったら、薬の在庫が無く… このクリニックでは普段、あまり処方されていない薬なのだと思います…(まあ、内科のクリニックなので… 普通は耳鼻科だろうなあ)。仕方が無いので、後で取りに行きました…
  • ところでJAUって何? IU(Internationl Unit)なら知っていますが? → 調べてみたら、JAUは、国内独自のアレルゲン活性単位とのことと書かれてありました(Japanese Allergy Unit)。

 

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処方箋?

「服用時の反応」

毎日、朝食後に飲んでいますが(忘れた時は、思い出した時)、少しノドが痒くなります。つまりは何らかのアレルゲン反応があるということで、薬がプラセボではないということだとは思います。これは先生に聞きましたが、少し身体が反応するのは問題無いとのことでした。

朝食前に飲むこともありますが、少し呼吸がし辛くなる場合があります。喘息持ちなので、慣れた症状ではあります。すきっ腹で飲まない方が良いのかな?

 

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ちょっとノドが痒くなります

「クリニックの先生」

クリニックの先生は女医さんとの説明はしましたが、年齢は50歳過ぎだと思います(HPの情報より)。もう、何というか変わった先生ですね、一言で言うと、「つっけんどん!」 なかなか会話が成立しないというか… 質問に、単語のみで返答する的な感じです。無愛想ではありませんが、なかなかつかみどころが無いというか。でも嫌いではありません。でも変な先生… まあ基本、診察らしい診察もなく、薬をもらいに通うだけだからね。

処方箋の量が28日分でしたが、月1回通うのも面倒だし、薬を処方してもらうだけでお金がかかるから、「もっと出してくれ!」と要望したら、56日分にまで増やしてくれました。

さらにもっと出してくれ! と言いましたが… ダメでした… 長期間服用なんだから、3か月分くらい一度に出しても、何ら問題無いだろうになあ~

というわけで、以後は毎回、56日分が処方されています。

 

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変な先生なのだ…

「薬について」

服用している薬は、アレルゲン免疫療法薬 ダニアレルギー用 「ミティキュアダニ舌下錠10,000JAU」です。鳥居薬品という所が製造しているようで、関連する記事はネット上に多くでています。2015年に発売開始したようです。

ダニアレルギー用の免疫療法薬は、これだけだろうと思っていたのですが、念のためググってみたら、塩野義製薬からも同様の薬が出ていました!

「アシテアダニ舌下錠 300単位(IR)」という薬です。知りませんでした。

薬価については、ミティキュアダニ:1錠201.20円 アシテアダニ舌下錠:214.3円にて、ミティキュアダニの方が安いみたいです。しかし、もう少し安くならないななあ…

 

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薬の選択肢は2つなのだ

「投与以降の時系列」

  • 2019.10.19 ミティキュアダニ 3,300JAU 投与開始 7日分
  • 2019.11.16 ミティキュアダニ 10,000JAU 28日分(抗原量UP)
  • 2019.12.14 ミティキュアダニ 10,000JAU 56日分(処方量UP) 以後、毎回56日分を処方されており、約2か月おきにクリニックに薬をもらいに行っています。
  • (以後、9回受診し、継続して服用中)直近の受診日 2021.5.26 経過1年7か月

 

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時系列

「投与開始からの経過」

元々、アレルギー性鼻炎にて鼻づまりがひどかったのですが、就寝時の鼻づまりが気になるようになりました。

残念ながら、アレルゲン免疫療法を続けていますが、就寝時の鼻づまりについては、回復した実感はありません。まあ飲酒して寝ることが多いからかなあ… 飲酒せずに寝る時は、少しはマシですが…

鼻づまりは元々、左の鼻がひどく、昼間でも殆ど詰まっていました。でも、アレルゲン免疫療法実施後、左の鼻が開通する時が多くなりました。恐らく、若干の効果はあったように感じています。

ただ、薬を飲むと、わずかにノドが痒くなりますので、身体がアレルゲンに対し反応しているのだと思います。薬を飲んでも、ノドの痒みなどが無くなれば、アレルギーが消失した=効果があったと考えてよいのかな? 個人的にはそう思っています。

私が治療開始した頃は、確か服用期間は2年~となっていたような… でも今ネットで検索すると、「3年から5年」と書かれています。いやはや、3年は長いよな…

ただ、成功率は7~8割とも書かれています。私の治療開始時は2割とか言っていたような…

とりあえず、3年は続けてみようと思います。3年経過後に、結果をUPします。あと1年5か月もありますが…

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アレルギー性鼻炎 鼻づまりを解消したいなあ

 

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