「ぎっくり腰(にならないために…)」
この間しばらくは、極端にひどいぎっくり腰にはなっていません。前回、会社を休むほどのギックリ腰の発症から、1年半以上経過し、以降は結構調子が良かったのですが… この数か月ほど、プチぎっくり症状が数回続き、日常生活には支障はないまでも、背中が伸ばせない、まともに運動が出来ない日々が続きました。つまりは、今までとは少し違う症状が出始めたようです…
- 「腰の状態が悪化したのか?」
- 「何とかせなあかん!」
- 「胡坐(あぐら)姿勢が悪い!」
- 「仕事中の着座姿勢の悪さ…」
- 「イスに正しく座るために」
- 「寝具の改善」
- 「この間の改善項目と結果」
- 「しかしながら…」
「腰の状態が悪化したのか?」
数か月前に発症したプチぎっくり症状は最初、腰の右側部分に痛みがありました。今まで腰の不調は抱えていても、痛みというよりはギックリ腰症状で、発症するとまともに背中が伸ばせない、反らせない、ひどい時は力が入らないという状態でしたが、痛みはそれほどでもありませんでした。
しかし今回、痛みが先行するようになりました。
その後、やはりというかギックリ腰症状となり、背中が伸ばせなくなります。まあ程度はそれほどでもないのですが、運動が出来ないのは辛いです。
回復しても、腰の座りが明らかに悪く、不安定な状態が続き、すぐにプチギックリ症状が再発します。腰の状態が悪化したように思いました。
「何とかせなあかん!」
最初は、「参ったなあ…」と思っていましたが、数回プチギックリが続き、「こりゃ何とかせなあかん!」と思うようになりました。
今まで、ギックリ腰対策として、①毎朝のストレッチ、②適度な運動、③特に起床後は、ギックリ腰になりやすい体勢をとらない を心掛けていました。しかし、日常生活において、腰に負担を掛けているのではないか? と考えるようになりました。何が原因があるのではないか? それを探し対策を取るしか、この症状を脱却する方法は無い様に思いました。
「胡坐(あぐら)姿勢が悪い!」
私の家は、ごはんを座卓で食べます。幼いころは正座して食べていましたが、今はあぐら姿勢です。
以前から、長時間あぐら姿勢を取った後、立ち上がると腰が伸びないという事は実感していました。薄々ですが、この“あぐら”が腰の悪いのかなあと感じていました…
ネットで調べてみると、やはりあぐら姿勢は腰に悪いようです。さて、どうするか? 正座してごはん食べる? いやいや、確かに正座だと背中が伸びるので、腰への負担は無いのですが、脚がシビれるという負担は負いたくない…
なので、座椅子(正座椅子)を買おうと思いました。ネットで調べて、最初は正座椅子を買う予定でしたが、近所のホームセンターに、高さが20cmの小さな踏み台が安価で販売されていたので、正座椅子代わりに、これを買いました。
座卓に座るときは、踏み台の上に座ります。脚を前で組んだり、伸ばしたり、正座姿勢のように座ることも出来ます。硬いのでお尻が痛いのですが、以後使っています。
明らかに、以前のあぐら姿勢に対し、立ち上がるときに腰が伸ばしにくいという感覚は少なくなりました。やはりあぐら姿勢は腰への悪影響が大きかったと思います。
「仕事中の着座姿勢の悪さ…」
会社での仕事は事務仕事が中心です。このため椅子に長時間座って仕事をしています。
椅子に座る姿勢についてなのですが、いつの頃からか座っていると、徐々にお尻の位置が前にズレて行き、気付いたらイスの上に寝そべっているような姿勢になり、そして座りなおすという事を繰り返していました。
会社の事務用イスなので、リクライニング機能はありませんが、例えていうなら背中を後ろに倒したような姿勢で、仕事をしている事が多くなりました…
腰痛予防のためには、背中(背骨)のS字を維持するように、腰に正しく負荷をかけた姿勢を維持することが肝要と言われています。つまりは、椅子に深く座り、お尻を背板に近付けておく姿勢が良いと思われます。
しかしながら私の着座姿勢は仕事中の大半がイスの上に寝そべるような姿勢となっており… 恐らくこれが腰の状態悪化の要因になっていたものと推察されました。
「イスに正しく座るために」
仕事での着座中に、できるだけ正しい姿勢を維持する方法を探しました。
腰痛予防のための機能的なイスもあるのですが、かなり高価で手が出ません… さらに、「マイ椅子」を会社に持ち込むのもねえ…
というわけで、とりあえず腰痛予防クッションみたいなものを椅子の上に敷いて使ってみることとしました。
私の場合、お尻の位置が徐々に前にズレていくのを無くす必要があるので、例えばお尻が前にズレない、滑らないように、滑り止めシートの方が良いのかも知れませんが、とりあえず一度、クッションを試すことにしました。
「低反発クッション オフィス用」というのをアマゾンで購入しました。送料込みで1、998円でした。
届いた現品は大きめでしたが、イスの上に載せてみると、丁度よいサイズです。厚みがあるので、座った位置が高くなりますが、まあ気にならないので椅子の高さはそのままで使っています。
結果、クッションを使うことにより、着座中にお尻の位置が前にズレるのが、かなり少なくなりました。全くズレないわけではありませんが、クッションの効用として、着座位置を安定させる効果があったようで、これは良い買い物だったように思います。
クッションによる蒸れが無いか? も気になっていましたが、長時間座っていても、その辺は気になりません。というわけで、この商品の選択は、当たりでした!
「寝具の改善」
私は普段、畳みの上にマットレスと敷布団を敷いて寝ています。それで特に違和感はありませんでしたが、何度か子供部屋のベットに座ったり、横になったり、立ち上がったりする際に、ベットのように沈み込みが大きいマットの場合、腰に負担がかかるような感覚を覚えました。
また腰の調子が悪い時でしたが、フローリングの板の上で昼寝をしたことがあります。硬いので寝心地はあまりよくありませんが、意外と腰への負担が少ない様に思いました。
つまり寝る時のマットレスの沈み込みが大きいと、腰に負担が掛かっているように感じました。
このため、マットレスを止めて、薄い敷布団を畳の上に敷いて寝るようにしてみました。しばらくすると、起床時に立ち上がるとき、何か腰が楽になったように思います。
腰痛予防のための寝具の選択は、人それぞれでネットの記事に書かれてあることも一定ではありませんので、自分に合ったものを探すしか無いようですが、個人的にはある程度硬い寝具の方が、腰への負担が少ない様に思います。
「この間の改善項目と結果」
腰の調子が悪かった事より、日常生活の姿勢で腰に負担が掛かっていると思われる以下のことを見直しました。
- 家でのリビングでの姿勢:あぐら姿勢を止めて、座椅子(踏み台)に座る
- 会社での着座姿勢:クッションを使うことにより、寝そべったような体勢で座る事の防止
- 寝具、敷物について、マットレスを止めて硬めの敷布団で寝る
結果、腰の不調は改善傾向にあります。結局、腰への負担は、日常生活の姿勢、体勢が大きく影響していると思われ、これらを今一度客観視し、問題点を発見し、改善することが、腰の不調なり腰痛防止につながると思われました。
「しかしながら…」
今まで無かった不具合が出てくる=老化現象なのかなあ…
年々、筋力なり身体のバランスを維持する能力なりが衰えてくることが、不調が出てくる原因なのだと思います… いやはや、そう考えるとちょっと寂しいものがあります…
しかし、まだまだなのです。体力が衰える分、知恵で補っていくしかありませんよね。そういう意味では今回のギックリ腰対策は、改善効果が出た良い事例となりました。