「陥入爪(かんにゅうつめ)」
「陥入爪」(かんにゅうつめ)ってご存知でしょうか?
主に足の親指に発症することの多い症状で、爪の端の先端が周囲の皮膚に食い込み、皮膚に炎症を起こした状態です。痛みや腫れを伴います。
この炎症を起こした部分をぶつけると、これがまた痛いのです!
陥入爪は、爪の切り方が原因で発症することが多く、つまりは深爪が原因で発症します。大事な事は、爪は切りすぎてはダメということです。
私も軽症ですが、陥入爪になった事があります。
ご存知の方も多いと思いますが、自分の体験を踏まえ、説明します。
- 「あらかじめお詫び…」
- 「正常な爪(右足の親指)」
- 「陥入爪の主な原因(深爪)」
- 「陥入爪になる状況」
- 「症状が重い場合」
- 「私はどうしたか?」
- 「痛みに耐えて伸ばす作戦の間の工夫」
- 「作戦実行の結果」
- 「念のためのお願い」
- 「陥入爪を知ったきっかけ」
「あらかじめお詫び…」
少しでも分かりやすい様に、がんばって画像をペイントで加工してみたのですが… とんでもなくお粗末で…
「正常な爪(右足の親指)」
正常な爪の状態です。
「陥入爪の主な原因(深爪)」
陥入爪の主な原因は、爪の切りすぎ(深爪)です。
「陥入爪になる状況」
ある日、爪を深く切ってしまいます(深爪)。この時点ではただの深爪です。手の爪は、深爪すると痛みますが、足の爪は深爪しても、あまり痛まないので深爪自体が気にならない事が多いです。
深く爪を切っても痛まない。また、足の爪が伸びると、引っ掛けて爪が剥がれる場合があり、ケガ防止のために伸びる前に切る習慣のある人は、白っぽい部分が少し目立つと、すぐに爪を切ります。この際に深く切っても痛まないので、さらに深爪にしてしまう傾向が多いと思われます。
常に深爪した状態が続くと、もともと爪が存在していた部分に爪が無いので、爪で押されていた皮膚の部分の押さえが無くなり、皮膚が爪の方に膨らんできます。
すると、今度は爪が伸びると、膨らんだ皮膚に爪の端の部分が刺さるようになり、痛むようになります…
爪が伸びると痛むようになるので、さらに爪を深くきるようになります…
悪循環に陥ります。これが陥入爪の状態です。
「症状が重い場合」
陥入爪の症状が重い場合(痛みが激しく、炎症がひどい場合)は、手術が必要になります。ネットで見ると、爪の根元から爪の端の部分を立てに切って外すような手術方法もあるようです… いや~ 痛そうだなあ…
「私はどうしたか?」
陥入爪を患ったのは20年以上前で、当時は未だインターネット等もなく、情報もありませんでした。
痛む右足の親指の状態を観察していて、「どうも爪が皮膚に刺さっているのが原因のような…」と気付き、爪を短くし過ぎたのが原因と思われました。
「爪を、盛り上がっている皮膚部分を超えて伸ばしてしまえば、もう爪が皮膚に刺さることは無いはずだ!」と考え、「痛みに耐えて爪を伸ばしてしまおう」作戦に出ることにしました!
とにかく一度、伸ばし気味の長さまで爪を伸ばしました。
「痛みに耐えて伸ばす作戦の間の工夫」
① 風呂上がりに、毎日痛む部分に“赤チン”塗っていました。⇒ 爪が皮膚に刺さって傷になっていた場合に炎症を抑えるためです。(伸ばしている間、血は出ることはありませんでしたが)
② とにかく、少しでも何かに当たると痛いので、これを和らげようとガーゼを重ねて当てて、テープで留めていました。少しはマシでした。
③ 痛いからと、途中であきらめて深く爪を切ったら、二度と立ち直れないと自分に言い聞かせ、爪が伸びるまでひたすら我慢していました。⇒ 爪を伸ばし始めて最初の頃が痛みが大きいのですが、峠を越えると楽になります。
「作戦実行の結果」
陥入爪の痛みから解放されました! 完治です!
他の記事にある症状は、ずっと付き合っていかなければならないものが多いのですが、陥入爪は完治!
以後は、深爪しないように爪切りするときに気を付けています。
「念のためのお願い」
この方法は、あくまでも私個人の考えで実行した方法で、人様にお勧めするものではありませんので、この点はご理解頂けるとありがたいです。
「こんな方法で治した」という体験談のご報告です。症状が軽かったから何とかなったのだろうと思います。
「陥入爪を知ったきっかけ」
たまたま、同じ職場の同僚も陥入爪で悩んでおり、彼は病院に行きました。それで、「陥入爪」という名前を教えてもらいました。
私が、「痛みにこらえて爪を伸ばしたら、治るよ!」と彼に言ったら、「絶対に無理!」とのことでした。彼は症状が重かったようで、結局病院で治療して治しました。