「お腹が弱い」
私は幼いころよりお腹が弱く、幼稚園や小学校の頃は、腹痛で学校を休むことも多々ありました。さすがに会社を休むことは無くなりましたが、未だに下痢しやすいのは変わりません…
なので、お腹が弱い事に起因する残念なエピソードも幾つかありまして…
この辺も含めて、お腹が弱い事について書いてみます。
「おかゆ」
幼少の頃、よくお腹が痛くなりました。恐らく大半は食べ物が原因だったのだろうと思います。いわゆるお腹をこわした状態ですね。
すると、母親がおかゆを作ります。消化の良い食べ物でないと、お腹が治らないから。
私、このおかゆが嫌いで… 当時はそれほどでもなかったと思うのですが、お腹をこわすとおかゆを食べされられた幼児体験からか、今は絶対におかゆを食べません。嫌いなんですね…
「お腹をこわした時の食べ物」
幼少の頃、おなかをこわすと、消化の良い食べ物を母親が準備します。前述のおかゆもそうですが、おかゆだけではおかずが無いので、他には薄味の煮魚だったり、薄味の芋の煮物だったり、味付けの薄い卵焼きだったり、あとは湯豆腐もあったかな、まあ殆ど修行僧が食べるような食べ物を出されます。まあ仕方ないのですが… あとは素うどん、味付け無しの食パンも覚えています。食べられないものは、肉類、甘いもの(甘い味付けのもの)、油もの等、消化の悪いものは食べさせてもらえませんでした…
「結婚して驚いたこと!」
結婚して驚いたのは、家内は下痢をしたことが無いらしい… そんなヤツがおるとは思わなんだ… 誰でもお腹をこわす、お腹が緩くなるのは万人の現象だと理解していたら、そーでもないのね… お腹をこわさない人もけっこういるんだろうなあ…
家内はお腹をこわしたことが無いから、子供がお腹をこわした時に、何を食べさせたら良いか、何を食べさせたらダメなのかが分からないんですね~ やっぱ経験値は大事なんだと。
「お腹をこわす原因」
基本、空腹時に食べるものに注意が必要です。
幼少の頃は、3時のおやつ等で、すきっ腹に冷えたスイカなんか食べると、食べてしばらくすると、お腹が緩くなりました。
同様に、お腹がすいている時に、シロップたっぷりのかき氷なんか食べたら、もう確実でしたね…
甘いもの、冷たいものはダメですね。特に空腹時に食べると、効果てきめんでした。
ごはんを食べた後に食べる場合は、大丈夫でした。
つまり、「空腹」+「甘いもの」、「空腹」+「冷たいもの」はダメなのです。
だから、今でもスイカはあまり食べないですね… 食後に少し食べるくらい。
「おもらし経験…」
それは小学生の頃の出来事、確か4年生か5年生くらいだったと思います。学校までの道のりは片道1km以上で、校区の中では最も遠い所から通っていました。ある日の学校帰り、恐らくお腹がゆるくなったのだろうと思います… 結局我慢できずに漏らしてしまい… 草むらで半ズボン脱いで、糞まみれのパンツを脱ぎ棄て、短パンだけ履いて、家に急いで帰ったような記憶があります。たまたまその日は一人で帰っていたので、誰にも見られていなかったのか、見られていたのか… うちの母親はパンツに名前を書いていたので… パンツが見つかってバレないか、ずっとひやひやしていたのを未だに覚えている…
「駄菓子は食べていました」
小学校も高学年になると、駄菓子屋には良く行っていました。
私の小学生の頃は、駄菓子屋が普通にありましたので。考えてみたら、駄菓子でお腹をこわした記憶はあまり無いような… すきっ腹に食べているはずですが、恐らく、量が少ないのと、それほど甘いものが無かったのかも知れません。
あっ、でも串に刺したタレのついたようなイカは食べませんでした。何でなんでしょうね? 今なら喜んで食べるのですが、当時はイカが苦手だったのかも。
「お菓子はおあずけでした…」
幼少の頃、お腹をこわすと、食事は修行僧のような食事になりましたが、お菓子もしばらく食べさせてもらえませんでした。これが辛かったですね…
かわいそうと思ったのか、母親が、ほんの少しだけ甘くしたくず湯を作ってくれたことがありますが… あまり美味しくは無かったなあ… やっぱ甘くないとお菓子じゃないし、美味いのは砂糖だよな!
「全然関係無いけど、福岡のおやつの定番」
私は小学生の頃まで北九州に住んでいましたが、子供のおやつの定番は?
・フレンチパピロ
・黒棒
・丸ぼうろ
この3つが定番でした。スナック菓子はもちろんありますが、地場のお菓子の定番が、この3つでしたね。チロルチョコは贅沢品でしたね。
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「今でもお腹が弱い」
今でもお腹が弱く、よく下痢をします。まあ一過性なので、すぐに治ります。先にお腹が痛くなる、あるいはグルグルと鳴って、「来たなあ」と思い、トイレでしばししゃがんで、場合によっては数回しゃがんで、腹痛が去ってそれで終わりという。長時間引きずることは、ほとんど無く、昔よりはマシになったかなと思います。
今は、下痢の原因はお酒ですね! 缶ビール2本程度なら特に問題無いのですが、氷で割った飲み物(焼酎とか梅酒)だと、お腹が冷えるのが原因と思われ、翌日はだいたいお腹が緩くなります。なので、翌日出かける予定の時は、お腹が冷えるような飲み物は控えるようにはしています。
「そうは言っても…」
そうは言っても、予期しない腹痛―下痢に襲われることが年に1・2回くらいあるように思います。私は徒歩通勤なのですが、朝の通勤途中に腹痛が来て… 漏れそうになったことが何度もあります。今まで一度も漏らしたことは無いのですが、これは本当にたまたま運が良いだけで… 何とか駅のトイレや会社にギリギリかけこんでセーフというのが、過去何十回とありますね… いざという場合は… 「漏らしてしまえ~ そして家に帰るしかない」という覚悟はしています。
「東京は恐ろしい…」
まあ、幼少よりお腹をこわしやすいという体質ゆえ、腹痛や下痢にまつわる失敗談も幾つかあります。
一番恐怖だったのは、やはり通勤時間帯の東京。
学生の頃、就職活動で東京にも数回行きました。それまで東京には行ったことが無く、右も左も分からない状態でした。安いホテルに泊まり、面接の時間のかなり前から出かけましたが、緊張のためかお腹が緩くなり… なにが恐ろしいって、人が多くて、トイレも大の方は人が並んでる… マジか! 慣れないスーツ、漏らしたら終わりだ~ とか思いながら、冷や汗だして自分の番をひたすら待つ身の辛い事! この時も漏らす事なく間に合いましたが… 東京は恐ろしい… トイレに紙は無いんですね… 今なら出張にも慣れているので、紙は必ず持っていますが(というか、この時の経験以降、紙だけは持つようにしたのだが…)、紙が無いぞ~ どうしよう…
もう、どこかの冗談のような話で聞いた、「靴下で拭く」しかなく、泊りだったので替えの靴下があったので、やむを得ずこれで拭いて、靴下はゴミ箱に捨てました。
やはり田舎者には東京の環境は厳しいぞ!
さらに驚いたのが、東京の通勤電車にはトイレも無い!
九州なら、4両編成の1両には必ずトイレがあるのに!(当時の話です)
結局、その面接は不合格でしたね… まあ本気で東京進出を狙っていたわけではなく、記念受験みたいなものだったので、構わないのですが、それより靴下の方が思い出に残っています。
「お腹の薬」
幼少の頃より、お腹をこわすと「ビオフェルミン」を飲んでいます。50年以上生きていますが、通算何本、何錠のビオフェルミンを飲んだのだろうか?
(というかビオフェルミンは甘いので、小さいころ、口寂しい時に食べていた事もあるが…)
まあ、ビオフェルミンの売り上げには、ささやかながら貢献しているはずです。
ビオフェルミンを飲むのは、食後の方が良いような気がします。説明書にもそう書いてあります。
他に、「梅エキス」も飲む場合があります。梅エキスも整腸作用があるようです。まあ薬ではないのですが、幼少の頃は母親が梅を購入してきて、種を取り出して果肉部分をすりつぶし、煮詰めて作っていました。
今は薬局に売っています。梅エキスとビオフェルミンをWで服用すると、結構早くお腹の調子が戻るような気がします。
但し、腹痛が治らない、食あたりの疑いがある時は、やはり正露丸の出番でしょうね。
正露丸は昔、腸の動きを止めるから、食あたりの時は服用してはダメと言われていた事がありました。今でもそう書いてあるネット記事もあります。
正露丸は大昔からある薬で、効き目は実績があるのですが、作用機序が良く分かっていなかったようです。この「腸の動きを止める」という中傷に対し、正露丸のメーカー(大幸製薬)が研究を重ね、正露丸は腸の動きを止めない薬であると証明しています。
なので、やはりいざという時は正露丸の出番です。海外旅行へ持参する人も多いとか。
ありがたいことに、この最近は正露丸を飲む必要があるような腹痛には襲われたことが無く、助かっています。
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「腹巻を巻いていたなあ…」
そう言えば思い出したのですが、幼少の頃、お腹を冷やすとお腹をこわすとかで、冬場は腹巻を巻いていました。青と白の毛糸の腹巻。覚えていませんが、もしかしたら母親が作ったのかもしれません。さすがに中学生になる頃には使わなくなりましたが…
社会人になってからは、腰が冷えると風邪をひくので、冬場は風邪予防に腹巻を巻いています。でも、冷たい飲み物や食べ物ではお腹が冷えるけど、単純にお腹周りの気温が低いからって、お腹こわすのかなあ? どうなんだろう?
「大事なのは炭水化物です」
幼少のころはお腹が弱く、今でも下痢はしやすいですが、さすがに成長に伴い、ある程度は丈夫にはなっていると思います。
大人になり、体重が重くなった事に対し、何度かダイエットをしたことがあるのですが、ダイエット中は便秘になったり、便がまとまり難くなったりします。
それで気付いたのですが、快便のためには炭水化物が必要のようです。やはり炭水化物を主体とした食事の便が最もまとまっていて良い便のように思います。最近は炭水化物抜きダイエットが流行っています。減量のために炭水化物を抜くのは理論的には理に適っているようですが、快便のためには、ある程度の炭水化物は必要だろうなと思います。
「低音障害型感音難聴4」
ステロイド剤の投与でも、聴力以外の諸症状は治まらず… 病気と闘うには、まず相手を知る事と思い、この病気について調べ、治療薬として、漢方薬に可能性がある記事を見つけました。これを読み、私も漢方薬に一縷の望みをかけてみようと考えました。
「耳鼻科受診(9回目)」
9回目の耳鼻科受診。前回の投薬が1週間分だったので、1週間後に受診しました。
この日で、最初に発症してから、193日が経過していました。
ステロイド剤の投与にも関わらず、反響音、詰まり感、右耳の方が音が低く聞こえる症状が未だ残っている旨、先生に説明しました。
診察は、もうお決まりの耳内部の観察と聴力検査… 聴力検査の結果は異常がありませんでした。
長期間の投薬にも関わらず、症状が回復しない事より、「漢方薬を試してみたいのだが」と聞いてみました。
先生曰く「例えば、どんな薬がありますか?」とのこと。そんな質問が来るとは思わず… こちらも薬の名前までは正確に覚えておらず、「五苓散だったかと、あと柴苓湯とか何かがあったような…」と答えると、先生はボソボソと「今処方している薬と、効能は似ているので…」等。
時点で聴力は問題ありませんでしたが、以外の症状があり、今までと同じ薬を2週間分、継続して処方されることとなりました。先生曰く、漢方も今の処方も効能は同じだと言いたいのだろうと思いました。
「処方箋の内容(この間ずっと同じです) 2週間分」
「この間の経過」
- D(発症日)+206日目:反響音はかなり少なくなる、右耳の方が音が低く聞こえる症状も軽減したような気がする
「耳鼻科受診(10回目)・処方箋」
いよいよ、耳鼻科の受診も10回目を数えてしまいました… 冗談抜きに、病院代と薬代、バカにならない…
診察にて、いつもの通り、耳内部の観察と聴力検査。聴力検査結果は異常無し。その後の診察にて、「症状は残り、右耳の方が音が低く聞こえる症状のみとなったが… これも軽減はしているが、完全ではない。」との説明をしました。
先生曰く「どうするか?」とのことにて、今回は完全に症状が消失するまでは治療(投薬)は続けたいと説明しました。
結局、同じ薬を再度2週間処方されました…
(処方箋の内容)
「この2週間の経過」
- D+212日目:右耳の方が音が低く聞こえる症状は未だ少し残っている、この日は少し痛みがある
- D+219日目:右耳の方が音が低く聞こえる症状は、殆ど差が無くなったような気がする
- D+224日目:朝、なんとなく右耳が詰まったような感じ、痛みもわずかにあるが… いずれも気のせいかも知れない… 明確な症状ではない
- 愁訴症状は殆どなくなったように思います。
「この耳鼻科の先生について」
- どこまで医者に期待するか? どこまでを医者に求めるか? という話なのかも知れませんが…
- 最初に受診した耳鼻科の診断が不安だったので、別の所を探し、通っているこの耳鼻科の先生は、評判が良いのが分かるというか、話ぶりも丁寧だし話も聞くし、つまりはコミュニケーションがちゃんと取れる。これって、当たり前の事なのですが、それが普通に出来る医者の方が珍しいような…
- ただ、治療方針が明確では無かったように思います。こちらの意向を聞くような場面も2回あり… この病気自体が治療法が確立していない事もあるので、責める気はないのですが。
- 1つ残念だったのが、漢方薬について選択する気が全くなかった事。「どんな漢方薬があるのか?」こちらに聞いてくる始末… 内科的治療の場合、現在投与している薬の効き目が無く、他に有効な選択薬も無い場合、漢方は第三の選択薬として、試してみる価値はあるはずなのだが…
- この先生、コミニュケーションは取れるのですが、本当に患者の気持ちになって考えてくれているかどうか? という点では、何とも言えないというか、そこまでの熱心さは感じられませんでした。
「さて、どうする?」
最初は、2週間分処方された薬が切れる2週間後に耳鼻科に行き、次こそ漢方薬を処方してもらう相談をしようと思っていました。漢方薬は市販でも購入可能ですが、処方してもらった方が保険適用で薬代も安いだろうと考えたからです。
でも、診察代はかかるし、漢方薬の処方に否定的だった場合の説明も面倒です。また、こちらとしては数か月分の処方を希望していますが、2週間分等であれば、わざわざ病院に処方してもらわなくても、市販薬を購入した方が早い。
なにより、こちらからお願いして薬を処方してもらうのも、違うような気がしてきたので、病院に行くのを止め、自分で市販薬を購入して、試してみるようにしました。
「投薬の考え方の整理」
- 耳鼻科で処方されていた薬の主なものは、「イソバイドS」、「メコバラミン」、「アデボスコーワ」です。この薬の効き目の評価なのですが、恐らく程度の比較的重い症状には効くのだと思います。⇒ 聴力異常(低音側が聞こえ辛い)、耳が聞こえにくい 等
- 但し、聴力異常を伴わない、比較的軽微な症状には、あまり効かないと思います(右耳の方が音が低く聞こえる症状、軽い痛み、軽い詰まり感、反響して聞こえる)。最初に発症した際、25日目で投薬を止めて様子を見ることとなったのですが、その際、これらの症状は治まっていたわけではなく、投薬終了後もしばらくは症状が続いていました。
- その後、時間の経過と共に症状は治まってきました。つまりは自然治癒です。(最終的に、右耳の方が音が低く聞こえる症状だけは残っていましたが…)
- 今回は、症状が殆ど回復していますが、それは薬を飲み続けたからではなく、やはり自然治癒なのではないか? とも考えられます。
- 但し、いずれにしろ、この殆ど症状が無くなった状態から、数カ月間続けて何らかの薬を服用し続ける事が肝要なのではないか? と私自身は考えています。その薬として、いわゆる愁訴症状に対し効果が期待できる、また副作用の比較的少ない漢方は、うってつけの薬ではないかと思うのです。
「さて、何を選択するか?」
先に調べた漢方薬の中で、「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」を飲んでみることとしました。理由は、①効果が記載されている論文があったこと、②薬価が一番安い(長期間服用してみたいので)、③タイムリーにネットの広告で目に留まったから この3点です。最初は薬局で購入しようと思いましたが、近くのドラッグストアはカードが使えないので、通販で買いました。
とりあえず、しばらく飲み続けてみます。その後の状態については、再度ご報告させて頂きます。
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「低音障害型感音難聴3」
ステロイドの投与によっても症状が回復せず、ネットで調べても、2~3割の患者は完治しないと書かれてある記事もあり…「これはもう治らないのではないか?」と考えるようになりました。しかし… しかしまだ、諦めるのは早いぞ!
自分でもこの病気についてもっと情報を集めて、まず敵をしった上で、どうすべきなのか? 検討することとしました。
- 「低音障害型感音難聴(ALHL)について」
- 「一般的な症状」
- 「病気に至る原因」
- 「原因と治療」
- 「経過」
- 「漢方薬しかなさそうだ」
- 「柴苓湯(さいれいとう)」
- 「五苓散(ごれいさん)」
- 「人参栄養湯(にんじんえいようとう)」
- 「半夏白朮天麻湯(ハンゲビャクジュツテンマトウ)」
- 「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」
- 「耳鼻科処方箋の薬価」
- 「治癒の判断が違うのではないか?」
- 「次回の耳鼻科受診に際し」
~ この病気について、ネットで調べた情報です ~
「低音障害型感音難聴(ALHL)について」
30代~40代の女性に多いと言われている。他方、50代、60代の発症も増えていると書いているサイトもある。女性の発症率が多いが、男性も2~3割発症しており、女性に顕著というわけでもない。
「一般的な症状」
- 耳に水が入ったような感じ
- 音が響いて聞こえる
- 低い音の耳鳴りがする
- つまり感がある
- めまいは伴わない
- 片耳のことも、両耳のこともある
- 再発を繰り返す ⇒ 突発性難聴は片耳のみで起こり、一度起こった側での再発は無いと言われている
「病気に至る原因」
睡眠不足、ストレス、疲労等が原因で起こると言われている。
「原因と治療」
大まかに、以下のいずれかの原因が考えられる
- 内耳(蝸牛)のリンパ液の流れが滞る ⇒ ステロイド剤が効果を発揮する(プレドニン等)、リンパ液を排泄する薬として利尿剤(イソバイド等)もよく用いられる
- 内耳(蝸牛)の血液の流れが悪くなる ⇒ 血流の流れを良くする薬が有効、有酸素運動も効果がある
- この病気の起こる仕組み、原因ははっきりとはしていない。
- 治療法も確立していない…
「経過」
リンパ液の流れが滞っている場合、~14日程度で治ることが多い。血流の流れが悪くなっている場合は、1~2か月等、比較的長い期間が必要。1年以上治らなくても、ある漢方薬で完全に治った例もある。
経過の途中でめまいが出てきた場合には、メニエール病という内耳の慢性病の初期のことがある。
この病気は再発する可能性のある病気だが、症状無しに進行することはなく、必ず症状が現れるので、症状が出てくればすぐに耳鼻科を受診すること。
基本的には経過良好な疾患と言われていたが、再発を繰り返す病気になる場合があり、長い経過で見ると、必ずしも治りやすい病気ではない。
自然治癒もあるが、完治するのは6~7割と言われている。
「漢方薬しかなさそうだ」
ステロイド剤の投与でも症状は回復せず、利尿剤等の効果も薄く、結局慢性症状的な状態になっているような気がしています。
いわゆる、「明確に症状があるわけではないが、なんとなくすっきりしない」症状に対しては、漢方薬の方が期待出来るように思いました。「漢方薬で完治した例もある」との記載もあり、このため、漢方薬について調べてみることにしました。
「柴苓湯(さいれいとう)」
- イソソルビド(商品名:イソバイド):利尿剤 このイソソルビドと柴苓湯を比較投与した結果、柴苓湯はイソソルビドと同様に有効というレポートがありました。
- 「漢方では、私たちの体は「気・血・水」の3つの要素が体内をうまく巡ることによって、健康が維持されていて、これらが不足したり、滞ったり、偏ったりしたときに、不調や病気、障害が起きてくると考えられています。 「水(すい)」:血液以外の体液全般に相当し、水分代謝や免疫システムなどに係わっているものとされています。」ツムラHPより
- ツムラ医療用漢方製剤 製品番号:114
- 通販で販売されている漢方は、クラシエのものが多いのですが、クラシエの柴苓湯は通販では見当たらず、購入可能品の選択肢が少ないようです。
- 通販では、小太郎漢方製薬 という会社の商品がありました。価格が高く、1か月分で10,000円を超えています。
「五苓散(ごれいさん)」
- 五苓散はリンパ液を溜まりすぎないように体を整える働きのある漢方薬とのこと。これも柴苓湯と同様、イソソルビド(利尿剤)の代わりに用いられる場合があるようです。
- クラシエの五苓散 Amazonにて、15日分3,398円、1か月分(2個)で6,180円となっています。
- ツムラ医療用漢方製剤 製品番号:017
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「人参栄養湯(にんじんえいようとう)」
- 人参栄養湯は血流改善に効果を発揮することがあると書かれてあります。
- 真生会富山病院 耳鼻咽喉科の方が書かれた論文がネットにあります。「急性低音障害型感音難聴は各種薬物治療に反応しない難治例が1~2割存在する。これら難治例に対し、人参栄養湯と五苓散を単独で投与、効果を検討した結果、人参栄養湯は五苓散よりも有意に効果を発揮した。」と書かれてあります。
- ツムラ医療用漢方製剤 製品番号:032
- Amazon サンドラックe-shopにて、15日分2,730円(+配送料)。2箱30日分の場合は送料無料となります。30日分で5,460円
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「半夏白朮天麻湯(ハンゲビャクジュツテンマトウ)」
- めまいや頭痛を改善するのに用いられます。栃木県の個人病院のHPに、この漢方薬名が記載されています。
- ツムラ医療用漢方製剤 製品番号:037
- これも、Amazon等の通販サイトでは、クラシエの商品が販売されていません。三和生薬という会社の商品が、45包(15日分)で3,030円(送料別)で販売されています。
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「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」
- ツムラ医療用漢方製剤 製品番号:023
- 私のPCはHPをヤフーにしていますが、たまたま宣伝の欄に、アサヒカルピスウエルネスショップの漢方としてこの薬が出ていました。曰く「耳鳴り、めまい、たちくらみに」との効能で宣伝されていました。
- そこで、この“当帰芍薬散”と“低音障害型感音難聴”を検索してみると、いくつかの記事や論文が出ていました。低音障害型感音難聴にも効果があるようです。
- アサヒの漢方 当帰芍薬散エキス錠 30日分 5,500円 ⇒ 効能を謳い宣伝しているものは、比較的値段が高く、調べてみると別会社の同じものが安く買える場合が多い。
- 楽天 サンドラッグe-shop では、クラシエの当帰芍薬散、180錠(15日分)で1,508円にて、1か月分では3,016円となる。但し送料が412円かかる。税込み3,122円以上で送料無料となる。送料を別にすれば、1か月分で凡そ3,000円となる。
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他にもいろんな漢方薬があるようですが、それなりに説明が付されているものとしては、これらの漢方薬がありました。
~ 調べた結果から思ったこと ~
「耳鼻科処方箋の薬価」
耳鼻科で最も多く処方されたのは、この3種類です。
- イソバイトS:内耳の血管条、内リンパ嚢、内リンパ管に作用して内リンパ圧を降下させる
- メコバラミン:傷ついた末梢神経を修復してしびれ、痛みなどを改善、末梢性神経障害の治療に用いられる
- アデボスコーワ:血管拡張作用により血流を増加・メニエール病および内耳障害に基づくめまいの治療用いられる
- この薬代が14日分で2,840円となります。28日分(≒1か月分)では、5,680円 これって、保険適応でこの値段なので、保険適応外だと3倍くらいの値段がするはずです。高いなあ…
「治癒の判断が違うのではないか?」
私の右耳の症状は、以下になります。
- 水が入ったような感じ(これは最初の頃だけの症状です。起床時の短時間だけ、水が入ったような感覚がありました)
- 反響音 音が反響して聞こえる
- 右耳の方が音が低く聞こえる(受話器の呼び出し音 会話音声で分かる)
- 痛み
- 詰まり感
- 聞こえ辛い
- (聴力検査にて)右耳の低音側の聞こえが悪い
ただ、漢方薬なり治療なりに関するサイトを見ていて、殆どのサイトは、聴力検査結果を治癒の判断としているものが多いようです。というか、聴力検査以外の症状について、回復云々の事が書かれている記事が殆ど無いのです。
あくまでも感覚的ですが、私自身の症状について、
・右耳の方が音が低く聞こえる < ・詰まり感 ・痛み < ・反響音 < ・聞こえ辛い となっており、聴力検査は反響音の自覚症状があるときに異常があるような気がします。
つまり症状がある程度重くなると聴力検査で異常が出るという具合。
聴力検査で異常が無くても、比較的軽い症状、“音が低く聞こえる”、“詰まり感や痛み”があるのであれば、症状がそこにある=完治していないと判断すべきなのでは? と思うのですが、病院の診察でもネットの記事でも、聴力検査結果のみを注視しているような感じがします。これが間違いなのではないか? と思うのです。なぜなら、この病気は治りにくく、原因も不明確で治療法も確立していないから。聴力検査結果はデータであり数字であり、評価しやすいのは確かですが、以外の症状、いわゆる愁訴(しゅうそ:患者の自覚的訴えのこと)にも着目した治療とする必要があるのではないか? と治療を受けていて痛切に感じます。
「次回の耳鼻科受診に際し」
漢方薬の処方を打診してみようと思います。
「低音障害型感音難聴(その2)」
この病気を発症して、病状がだいぶ落ち着いたので、発症後1か月で投薬を止め、様子を見ていました。4ヵ月後には顕著な症状は無くなっていましたが、唯一、右耳の方が若干音が低く聞こえる症状だけは残っていました。
- 「右耳の方が音が低く聞こえる」
- 「再発…」
- 「耳鼻科受診(5回目)」
- 「処方箋の内容」
- 「大失敗でした…」
- 「この間の経過」
- 「耳鼻科受診(6回目)・処方箋」
- 「この間の経過 症状変わらず…」
- 「耳鼻科受診(7回目)」
- 「処方箋」
- 「耳鼻科受診(8回目)・処方箋」
- 「ステロイド剤も効かず…」
「右耳の方が音が低く聞こえる」
4か月頃には、自覚症状は殆ど無くなっていました。右耳の方が音が低く聞こえる状態についても、普段は全く気付きません。
これは、会社の固定電話で電話を掛ける際、受話器を耳に当てていて、相手を呼び出すベル音が低く聞こえる事で気付きます。右耳と左耳の両方に受話器を当てて比較すると、「ああ、右の方が音が低いな」と分かります。
症状が顕著な時は、もう受話器を当てて呼び出しベル音がすると、すぐに音の低さが分かりましたが、症状が軽くなると、明確には分からなくなり、左右で比較すると差が分かる程度でした。
ただ、そうは言っても、もともとは左右の耳の聞こえの差は全くありませんでしたので、この病気の影響であることは間違い無いだろうと思っていました。
「再発…」
(以後、最初の発症日をD=0として、経過日数をD+〇日で表記します)
- D+133日:数日前より右耳の聞こえがおかしいと感じていました。また、朝、耳が軽く詰まったような感じもありました。朝出社後、また右耳の方に反響音が聞こえるようになりました… 再発したのか… 夕方には反響音がひどくなりました… この時はすぐには病院には行きませんでした。コロナの影響等もあり、多忙だったからです。
- D+135日:右耳、顕著な異常無し
- D+137日:右耳、反響音あり ⇒ 反響音は、朝起きてテレビを見ている時に気付くことが多いです
- D+140日:病院を再受診しました。再発して1週間後に病院を受診したことになります。
「耳鼻科受診(5回目)」
- 耳鼻科に行きました。「再発しました!」と説明すると、お決まりの聴力検査へ。
- 聴力検査の結果、若干ですが右耳の低音の聞こえが悪いという結果でした。
- とりあえず、前回と同じ処方箋が2週間分、出されることとなりました。
- (症状とは何の関係も無いのですが、左耳の耳垢が溜まっており、掃除されました… 看護婦さんに「掃除して下さいね」と言われました… 綿棒で取っているのですが…)
「処方箋の内容」
- イソバイトS:内耳の血管条、内リンパ嚢、内リンパ管に作用して内リンパ圧を降下させる
- メコバラミン:傷ついた末梢神経を修復してしびれ、痛みなどを改善、末梢性神経障害の治療に用いられる
- アデボスコーワ:血管拡張作用により血流を増加・メニエール病および内耳障害に基づくめまいの治療用いられる
- 毎食後に服用、2週間分。しかしこのイソバイト(シロップ状)。相変わらず不味い… おまけに一気に飲もうとしてノドに引っ掛けてむせてしまい… 息が苦しい… ちびちび飲むしかなさそうだ…
「大失敗でした…」
発症後18日目に病院を受診し、聴力検査の結果異常が無かったため、投薬を中止し様子を見るという判断となっています。薬は時点で1週間分残っていたので、発症後25日目までは薬を服用、以後は薬を服用していない。
しかし、聴力検査の結果は異常が無くても、症状としては時点で①右耳の方が音が低く聞こえる、②(軽微な)反響音、③軽い痛み は残っていたのです。この後、右耳の方が音が低く聞こえる症状以外は消失しましたが、この音が低く聞こえるという症状だけは、ずっと残っていました。つまり、これらの症状があることは無視して、聴力検査の結果を以って投薬を中止してしまったのです。
これが大失敗だと思います。全ての症状が消失するまで、投薬を止めるべきではなかったのではないか?
「この間の経過」
- D+143日目:右耳 反響音がする
- D+145日目:右耳 若干聞こえ辛くなる
- D+147~158日:右耳 反響音治らず… 薬はこの日で切れた
- D+169日目:耳鼻科受診
- (薬が切れて耳鼻科を受診するまでに11日間空いている。この理由が思い出せない… 何か理由があるはずなのだが… コロナ禍の真っ最中だったが…)
「耳鼻科受診(6回目)・処方箋」
最初に発症して169日目、6回目の耳鼻科受診です。
この日も耳の穴の中を観察した後、お決まりの聴力検査です。ただ今回は今までと異なり、通常の聴力検査の後、骨伝導での聴力検査を実施しました。
結果、右耳の低音の聞こえが悪いという結果でした…
とりあえず、今回は従来と同じ薬を2週間分投薬し、効かなければ、次は効き目の強いステロイド剤を投薬するとの先生の説明でした。
「処方箋(前回と同じです)」
「この間の経過 症状変わらず…」
あまり変わり映えの無い、症状の記録です。
- D+175日目:受話器の音、右耳の方が低く聞こえる
- D+178日目:この日、症状が比較的重い と記録している
- D+179-180日目:少し痛む時がある
- D+181日目:右耳わずかに詰まり感あり
- D+176~181日目:右耳反響音あり
「耳鼻科受診(7回目)」
診察室に呼ばれ、症状が回復していない旨、先生に説明しました。
とりあえず、耳の中の観察と、聴力検査の定番コースです。
この聴力検査、ホント、微妙な音なので、「聞こえたと思った時に反応する」、「確実に聞こえたと判断できた時点で反応する」 この辺の反応差により若干検査結果へ影響が出そうな気がするのは私だけだろうか?
まあ、その辺は誤差範囲ということにして…
結果は、前回よりは回復しており、右耳の低音側の聞こえがわずかに悪いという結果でした。
結局、症状が回復していないので、効き目の強いステロイドを処方してもらうことになりました。
このステロイド剤、B型肝炎ウイルスキャリアの場合、副作用としてウイルスが増殖する可能性があるとのことで、B型肝炎キャリア確認のため採血されました。
ステロイド剤は3日分処方され、薬が切れる3日後に、効き目の確認のため、再受診するように言われました。
「処方箋」
- ①イソバイトS、②メコバラミン、③アデボスコーワ
- プレドニン錠5mg:副腎皮質ホルモン(ステロイド内服薬)、抗炎症作用、免疫抑制作用などにより、アレルギー性疾患、自己免疫疾患、血液疾患など多くの疾患・病態の治療に用いられる
- レバミピド錠100mg:胃薬 プレドニン錠から胃を保護するため
- 薬はステロイド剤の投薬期間に合わせ、全て3日分処方されました。
「耳鼻科受診(8回目)・処方箋」
この3日間の症状について先生に説明しました。
(受話器の音、右耳の方が低く聞こえる。わずかに痛みがある時がある。)
自分としてはステロイド剤では完治していないと思うと伝えました。
いつものように耳の中を観察後、、聴力検査を受けました。聴力については回復しているという結果でした。
またB型肝炎ウイルスについては陰性の結果でした。
引き続き、あと3日分のステロイド剤を投与し、それでステロイド剤投薬は終了するとのことでした。1週間後に経過観察のために受診するように言われました。
処方箋は前回と同じです。
「ステロイド剤も効かず…」
今回、ステロイド剤を計6日分処方され服用したのですが、聴力は回復しているものの、諸症状は治まらない状態でした。
- 右耳の方が低く聞こえる(受話器の音)
- 反響音がする(ひどくは無いが…)
- わずかに痛む時がある
- わずかに詰まり感がある
期待していたステロイド剤でも、諸症状は治まらない状況でした…
もう治らないのだろうか… 生活に支障は無いとはいえ、ストレスが原因というより、既にこの病気に関わっていることが軽くストレスになっている…
さて、どうしたものか…
「右手人差し指の痛み」
これはタイムリーな症状というか、数日前の話になります。
会社ではパソコンでの作業が多いのですが、仕事中に急に右手人差し指が痛くなりました。
「突然の痛み」
会社でパソコン作業をしていて、ふと右手人差し指の指先がチクチク痛むのに気付きました。何か小さなトゲのようなものが刺さったのかなあ? 指先を見ても良く分かりません。右手人差し指は、ホイールマウスのホイール操作をするので、痛みがあるとホイールが動かしにくい…
「実態顕微鏡なのだ!」
会社の事務所には実態顕微鏡が置いてあります。10倍~63倍の倍率可変式。これ、指先にトゲが刺さった場合とかには、とても重宝します。良く見えますよ~
さて、これで人差し指を観察したのですが… 爪の生え際に少し黒っぽくなった部分がありますが、どうもトゲは刺さっていない。つまり外観上原因となるものが無さそうなのです。てっきりトゲが刺さったのかと思ったのですが…
「マウスの操作が…」
大した痛みでも何でもないのですが、マウスのホイールを回すときに気になります。何とかならんのか! 仕方が無いので、中指でホイール操作していました。
人差し指については、指先にテーピングを巻きました。この痛みは特に指を動かした際に痛むので、テーピングをしていると、少しはマシになりました。
「原因不明なのね…」
家に帰って、ネットで症状について調べてみました。
- 手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん):「正中神経が手首の手根管を通る所で圧迫され、痛みが引き起こされる病気」と書かれてあります。可能性としては、これが最も近そうだ…
- 間接リウマチ:右手の人差し指の指先だけで、間接の痛みじゃないから、ちがうかな。
- 頚椎症性神経根症:首の頸椎の症状より、指先に痛みが出る場合があるようです。私も頸椎ヘルニアって診断されているので、可能性は0ではないが… 今の所頸椎ヘルニアに伴う痛みは左肩が主なので、違うような気がする…
- ヘバーデン結節:「痛みのある部位は外見上も腫れや赤みを伴って…」と書いてあり、私の場合、外観上は異常無いから、これではなさそう…
「手根管症候群とは?」
可能性としては、この症状が最も近そうなので、もう少し詳しく見てみました。
- 手根管症候群の大半は原因不明。
- 手の親指に近い指と手のひらが、痛くなったりチクチクしたりしびれたりします。
- 正中神経は、手首の手のひら側にあり、手根管を通っています。この神経は、親指、人差し指、中指と、薬指の親指側に感覚を与えています。
- 手根管症候群は非常によくみられる病気で、特に30~50歳の女性に多くみられます。片手のみに起こることもあれば両手に起こることもあります。
- 不適切な姿勢でコンピュータのキーボードを使用することが、別の要因の1つである可能性もあります。
- 症状としては、違和感、しびれ、チクチクする感覚、痛みが、親指側の3本の指と薬指の中指側半分にみられます。
- コンピュータのキーボードを使うときの配置が不適切だと、手根管症候群になるか、その一因になることがあります。
「私の場合」
私は、キーボード操作の影響で、手首の腱鞘炎が持病となっています。なので、マウスやキーボード操作の影響により、この症状が発症している可能性も0ではないように思いました。
ただ、今のところ、症状としては大したことが無く、あまり気にしないでおこうと思います。
「その後の経過」
当初、トゲ等が刺さったことによる痛みかなあと思っていましたが、違いました。指先を反対の手で揉むようにしたら、痛みが和らぐことに気付き、ひたすらモミモミしました。
結果、3日目には痛みが完全になくなりました。良かった良かった…
でも、これって何だったのだろう?
「編集後記」
これっきりの一過性であれば、良いなあと思います。
恐いのが、何かの病気、症状の前触れ の場合です… そういうの、結構あるからなあ~ まあ気にしてもしょうがない、なるようにしかならない。
しかし50年以上生きてると、いろいろガタが来るような…
もし、今後症状が出たら、このブログに書くネタが増えたと思って、ポジティブに考えます!
「おまけ」
会社にある実態顕微鏡はオリンパス製のものです。購入すれば、安くても10万円以上、高価なものは30万円以上します。
でも、最近はパソコンがあれば、安価なマイクロスコープを購入することで、実態顕微鏡が無くても、実態顕微鏡と遜色ない観察が出来るようになりました。会社でも使っています。家にも1台あると、指先にトゲが刺さった場合とかに便利です。これって、鏡台が無くても単独でも使えるので、手が届く所であれば、身体の何処でも観察できますよ。
(アマゾン等で売られているものは、倍率は20~40倍くらいだと思います。それ以上の高倍率が記載されていますが… 画面が大きくなると大きく見えるという意味で、本来の倍率とは全く意味が違います… まあ安価なものは数千円で購入出来て、意外と使えます。)
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「低音障害型感音難聴(その1)」
低音障害型感音難聴? ご存知の方は少ないと思います。私も発症するまでは全く知りませんでした。
残念ながら、この病気にかかってしまい… なかなか治らない日々が続いています。
まずはこの病気を発症してからの話を説明します。
- 「最初の症状」
- 「右耳が突然おかしくなる…」
- 「耳鼻科の診断」
- 「処方箋の内容」
- 「自分でも症状について調べました」
- 「発症後5-6日目」
- 「発症後7日目 耳鼻科へ」
- 「処方箋の内容」
- 「発症後11日目、別の病院へ」
- 「処方箋の内容」
- 「病院受診:発症後18日目」
- 「その後の経過」
- 「備考」
「最初の症状」
朝目が覚めて、起き上がって歩くときに、右の耳がなんとなく水が入ったような、違和感がしました。ただ、症状自体は短時間ですぐに消失するので、さほど気にもしていませんでした。この症状が数週間続いていたと思います。
「右耳が突然おかしくなる…」
私の勤務先はメーカーにて工場があります。工場に入室する際には、注意喚起用に自動アナウンスが流れるようになっています。仕事中に工場に入ろうとした際、このアナウンスの音声が、右耳内で反響したのです。もうびっくりしました! 突然のことだったので何が何だかさっぱり分からず。それから、ずっと聞こえる音が反響して聞こえるようになりました。初めての経験なので怖くなり、「こりゃあかん!」と、すぐに耳鼻科に行くことにしました。
「耳鼻科の診断」
家の近所のかかりつけの耳鼻科に行きました。ここの先生は評判は良いのですが、結構な年齢で… いまどき珍しく院内処方。お薬手帳は受け取らず、投薬名を書いた紙を渡されます。⇒ 自分でお薬手帳に貼らないといけない…
おっと、話が脱線しましたね、本題に戻りましょう。
耳鼻科にて症状を説明した所、聴力検査を受けました。自覚はありませんでしたが、右耳の低音側の聞こえが悪いという結果でした。診断は、「突発性難聴」とのこと。先生曰く「治るから心配しなくて良い」とのこと。確か3日分くらいの薬を処方されました。
「処方箋の内容」
- アデホスコーワ:血管拡張作用により血流を増加・メニエール病および内耳障害に基づくめまいの治療用いられる
- プレトニゾロン:合成副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)
- メチコバール:ビタミンB12 耳鳴り、難聴、めまい
(強い薬のステロイドが処方されているので、3日分の処方だったはずです)
「自分でも症状について調べました」
今はインターネットで症状を見ると、大半の病名が分かります。私も自分の症状より、①低音が聞き取りにくい、②音が反響して聞こえる という特徴から、自分が「低音障害型感音難聴」だろうというのが分かりました。はて、先生は「突発性難聴」との説明だったが? 分かりやい言葉に言い換えて説明したのか? どうなんだろう?
「発症後5-6日目」
処方箋は無くなりましたが、耳の調子は不調でした。
右耳は、音が反響して聞こえます。
また、こもったような(詰まったような)感じがあります。
6日目は特に症状がひどく、聞こえが悪くなりました。会社の固定電話、受話器の呼び出し音がいつもより音が低く聞こえ、左耳と比較すると、明らかに同じ音が低く聞こえている状態に気付きました。
回復していないと判断し、翌日に再受診することとしました。
「発症後7日目 耳鼻科へ」
この日、右耳の聞こえが悪いのは治まりましたが、音が反響して聞こえるのと、音程のズレ(右耳の方が低く聞こえる)はそのままでした。
その旨、病院にて説明しました所、「回復していなかったら、薬が切れた時点で病院に来ないと」と言われました。いやいや、そんな説明されてないよなあ…
聴力検査を実施した結果は、低音が聞こえにくくなっていた前回の状態に比べ、聴力は回復していました。
先生曰く「聴力は回復しており、治っているはずだが…」とのこと… この病気って、聴力が問題無ければOKなの?
この先生、「突発性難聴」と「低音障害型感音難聴」の違い、本当に分かっているのだろうか… 少々不安になる。3日後に再受診するように言われた。
「処方箋の内容」
- カルナクリン:末梢血管を拡張、血液の流れを改善、メニエール症候群等の症状の改善に用いられる
- プレドニゾロン:合成副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)
- ムコダイン:粘膜正常化作用があり、たんや鼻汁を出しやすくし、鼻づまりをやわらげる
「発症後11日目、別の病院へ」
処方された薬も飲み終わりましたが、症状としては、①右耳が音が低く聞こえる、②音が反響して聞こえる、③軽い痛み がありました。
かかりつけの耳鼻科は、昔ながらの診療所っぽくて、先生も好きなのですが、どうも低音障害型感音難聴について知らないような… まあセカンドオピニオンも兼ねて、別の耳鼻科に行ってみることとしました。会社の同僚数人に来たら、「〇〇耳鼻科が評判が良いようですよ」とのことだったので、少し遠いのですが、行ってみることにしました。
土曜日だったので、開店ダッシュというか、朝の開店前に行ったのですが、既に数人並んでおり… 評判の良さを裏付けるような患者の多さです。
この先生、話し方も温和で、それなりに一人一人に時間を掛けるようです。ネットで予約もできる様で、待っている人数と待ち時間から、一人当たりの診療時間を5分間で設定していました。
診察にて、耳の中を観察した後、お決まりの聴力検査を受けました。前回、聴力は回復していたのですが、今回の聴力検査の結果は、右耳の方が、若干低音の聞こえが悪いという結果でした。
診断としては、「低音障害型感音難聴」。先生からは、「ストレス等が原因で発症することが多いので、ストレスを溜めないように」とのことでした。この辺はネットの情報と同じでした。でも、思い当たるストレスが無いのね…
とりあえず、1週間後に再受診する様に言われました。
「処方箋の内容」
- イソバイトS:内耳の血管条、内リンパ嚢、内リンパ管に作用して内リンパ圧を降下させる
- メコバラミン:傷ついた末梢神経を修復してしびれ、痛みなどを改善、末梢性神経障害の治療に用いられる
- アデボスコーワ:血管拡張作用により血流を増加・メニエール病および内耳障害に基づくめまいの治療用いられる
- 毎食後に服用、2週間分を処方されました
このイソバイトSという薬は液体で、すごく甘くて苦く、不味い… 同僚が突発性難聴になった時に服用していたと言っていた薬です。最初は甘いので「飲みやすいかな?」とか思いましたが… 一気に飲むと味が濃いのでむせる…
「病院受診:発症後18日目」
反響音はだいぶ軽減しました。しかし、右耳の方が音が低く聞こえるのは回復しません。
耳の中を観察後、聴力検査を実施しました。検査の結果は異常無く、聴力自体は回復してるようです(自分では正直分かりません)。
聴力検査の結果が異常が無い事を以って、投薬を止めて様子を見ることとしました。⇒ これが失敗だったと思います…
「その後の経過」
- 発症後22日目:音の反響、音が少し低く聞こえる、痛みが未だ残っている状態。
- 発症後29日目:たまに軽い痛みがある。音が少し低く聞こえるのはそのままだが、音の反響は気にならないレベルまで低下。
- 3か月後:あまり症状は気にならなくなった。
- 4ヵ月後:右耳の聞こえ、音が少し低く聞こえるのは改善していない。まあ、気にならない程度。
「備考」
低音障害型感音難聴を発症してからの経過、経緯はこのような状態でした。
右耳の方が音が低く聞こえるのは、通常では分かりません。これは、電話の受話器を耳に当てていて、呼び出し音が低く聞こえる事で発覚したもので、症状が出始めた後に気付きました。最後まで、この症状だけは残ったままでした…
「歯科矯正」
私は歯医者が大嫌いです。これは幼いころの経験がそうさせているのですが…
小学生の頃、歯の矯正で歯医者に通っていたことがあり、この経験を書いてみたいと思います。
「矯正歯科に行くきっかけ」
現在52歳の私が歯の矯正に歯医者に通っていたのは、もう40年以上前の話、古い話です。当然ながら記憶も曖昧ですが…
確か、歯の噛み合わせだったと思います。歯の噛み合わせ、前歯の部分は、上の歯と下の歯の先端同士で合わさり、少し上の歯が前側に出る感じなのが正常だと思います。
私の前歯は、上の歯が下の歯を隠すようになっており、先端で噛み合わない状態でした。これを見た母親が、「何か噛み合わせがおかしいような…」と思い、歯医者に連れて行ったのが、不幸の?(歯の矯正の)始まりでした…
「歯医者へ」
歯医者は母親の行きつけの歯医者に連れて行かれましたが、どうも私は下あごの発達が悪いのか遅いのか、要は下あごが小さいとのことで、歯の噛み合わせが悪いのだろうと。
そして、歯の矯正が必要になるだろうとのことだったと思います。
「恐怖の抜歯!」
今も昔も、抜糸の方法は同じです。歯茎に麻酔注射を打ち、麻酔が効いてきた所で、物理的に力ずくで歯を引っこ抜く!
ただ、大きく違っているのが、麻酔注射の針! 今の針は非常に細く、歯茎への挿入時の痛みが少なくなっています。(気付かなかったのですが、針を挿す前に、歯茎表面にも表皮用の麻酔を塗ってから、針を挿すようです。)
昔の針は太くて… これを歯茎に挿されると、もう痛くて痛くて…
何が痛いって、この麻酔注射が恐怖でした…
確か、下の前歯だったか、2本か4本(確か4本だったと思います)、まとめて抜かれた事があります。もう恐ろしかったですね… 二度と歯が生えてこないのではないかと…
ちなみに、抜歯したのは乳歯です。確か、乳歯を抜いて永久歯に早く生え変わらせることで、歯並びを良くする的なことだったのだろうと思います。
「矯正歯科へ」
その後、矯正歯科を紹介されました。ここがまた家から遠くて、確かバスを乗り継いで母親に連れられて行きました。
当時、矯正歯科も珍しく、とても患者が多くて、待合室に人がいっぱいだったのを覚えています。また、私の不安もいっぱいだったのだろうと…
そして、診察の結果、歯の矯正が必要だろうとの話になりました。すでに永久歯に生え変わっていた上の前歯の歯並びが悪かったからです。
当時も今も、歯の矯正については保険適用外です。そして、歯の矯正器具を作るのに、結構な金額がかかるようでした(当時で、確か7万円だったか(記憶不正確ですが…))。
母親は少し悩んだのかもしれませんが、結局、歯の矯正装置を作ってもらう事になり、次回受診した際に、歯型を取りました。
この歯型を取る型枠も、部分的ではなく全体の歯型を取るため、まず上あごの歯型、次に下あごの歯型を取ったのですが、口いっぱいの大きさの型枠をしばらく噛んでいないといけないのが、もうきつくてきつくて… これも強烈に記憶に残っています。
「歯の矯正器具」
まあ、分かりやすく言えば、ボクサーの方がされているマウスピースのようなものです。もう現存しないので、お見せ出来ないのが残念ですが…
透明なプラスチックのマウスピースがあり、ワイヤーが取り付けてあって、マウスピース部分を噛むとワイヤーが適度に歯を圧迫する状態になります。これを長時間噛んでおくことで、ワイヤー部分が歯並びを矯正していくという仕組みです。
この矯正器具、乾燥させると割れる場合があるとのことで、使わない時は、容器に入れた水に浸して置き、学校から帰ったら、これを咥えておく。寝る時も咥えて寝るという生活をしばらく続けていました。
これを咥えていると、息がし辛いという状態だったので、矯正歯科に行った際に、器具のプラスチック部分に空気穴を開ける改造をしてもらいました。
まあ、寝る時に咥えていても、朝起きたら枕元に転がっていましたね… まあそりゃそうだわい、一晩中咥えておくのなんて無理ですよね、口開けますもんね。
「結局どうなった?」
なんてったって、歯の矯正していたのは40年以上前の小学生の頃の話で、記憶も曖昧です。そう言えばあの矯正器具、その後どうなったの? 少し前にふと思い出し、母親に聞いてみたことがあります。母親曰く「矯正器具を噛んでいるのも辛そうだったので、途中で止めさせた」とのこと。効果のほどもわからず、長期間、長時間咥えていなければならないので、途中で、「もうしなくて良い」と当時の私に言ったのだと思います。
私は覚えていませんでしたが、いつの間にか矯正器具をしなくなっていたので、そういう事だったのだろうと理解しました。
結果的に私の歯並びは悪いままですが、さほど気にもならず。矯正を続けておけば良かったという後悔も全くなく。
ただ、矯正器具の代金はムダでしたが…
「歯の矯正の今と比べて」
直近の歯の矯正手法は分からないのですが、少し前までは、歯に直接ワイヤーを固定して矯正する方法になっていました。これは、矯正している間はどうしても見た目が悪いのですが、常時矯正しているので、効果は確実というか高いのだろうと思います。
幼い頃の私のように、矯正器具を咥えておく方法では、効果は限定的だろうと思います。歯にワイヤーを固定しているのを見た時に、その特異な外観にびっくりしましたが、他方で、そういう方法の方が確実に矯正出来て、身体的負担も少ないのを、羨ましいと思った記憶があります。
そういう意味でも、私が行っていた矯正器具を咥えるという方法は、とてもレトロな方法だったんだなあと思います。
「(今の矯正器具)」
レティーナと呼ばれるものがあるようで、上の歯の場合、上あごに装着するタイプのものがあるようです。これだと咥えておく必要がなく、楽だと思います。良いなあ… これだったら幼い私でも上手く矯正できた可能性があります。
「保険適応外という現実」
私の次男も歯並びが少し悪く、歯の矯正を勧められました。今も矯正歯科は専門の開業医が行うようです。
家内が話を聞いてきましたが、保険適応外なので、先払いで30万円以上の金額を払う必要があるとのこと。次男の歯並びは、それほどひどい状態でもなく、男なので、私は矯正しなくても良いのではないか? と伝えました。結局、矯正はしない事としました。
確かに歯並びは、人の顔、外観の印象を大きく左右するので、重要なものだと思います。どこで線引きするか? ですが、女性の場合で、一定以上の歯並びの悪さ等の場合は、保険適応としても良いのではないか? とも思います。
金額的にはハードルが高いのが現実にありますね。
「老視(老眼)」
老眼は、正確には老視と言うそうです。まあ、どちらでも良いのですが、老化現象なので病気ではないそうです。そりゃそうだ。でも、「視力が落ちてきたら眼科へ」 と言われることが多いので、老眼について、ちょっと書いてみます。
- 「老眼について」
- 「眼科受診」
- 「素敵な? 眼科」
- 「メガネを常用すると一気に加速する」
- 「もっと光を!」
- 「老眼鏡の度数」
- 「ハヅキルーペ」
- 「老眼鏡2枚重ね」
- 「老眼鏡」
- 「眼鏡の掛け方」
- 「すっかり老眼鏡に慣れた…」
「老眼について」
多くは40代後半に症状を自覚される方が多いようです。早い人では、30代半ばで症状を自覚される方、遅い方は60歳前後になって自覚される方もいるようです。
まあ、症状は説明するまでもなく、ピント調節機能の衰えにより、近くのものが見えづらくなる現象ですね。
私は自覚したのは40代の始めの頃です。但し、メガネを使い始めたのは、48歳前後だったと思います。
「眼科受診」
老眼で、わざわざ眼科なんか受診する必要は無いのですが、一応、他の病気の可能性が無い事を確認するため、もう1つは、眼科に殆ど行ったことが無かったので、行ってみようかと思い、受診してみました。
(その後、飛蚊症で何度も通うことになるが…)
病院では、視力検査をして、先生の診察(一応、目の状態を観察して)を受けました。当たり前ですが、「度数1の老眼ですね」とのことでした。
先生曰く、「65歳くらいまでは、メガネの度数がどんどん進むから、100円ショップのメガネで十分です。下手に遠近両用とか作っても、度が進む間は買い替えなければならないので、遠近両用は65歳くらいになってから作ったほうが良いですよ。」とのことでした。
「素敵な? 眼科」
この病院、確か私が受診した数年前に出来た新しい病院だったのですが、若い先生でした。広告宣伝もしていて、結構患者も多かったように思います。
そして、私は開院前に早めに病院に行ったのですが、診察開始時に、看護婦さんが並んで挨拶するという… おまけに看護婦さん若い人ばかりで… 制服もピンク色、確かスカートが気持ち短めだったような… こりゃ先生の完全なる趣向というか、メイド喫茶的な眼科でした。う~ん、病院にこの演出、必要かなあ… でも流行っているのなら、的外れではないのかも、しかし珍しいもの見れたなあ。
「メガネを常用すると一気に加速する」
老眼も最初の頃は、本や新聞等の字を読むとき限定でメガネを使う程度です。
元々視力が良い人は、メガネを通した視野とのギャップで、気持ち悪くなるので、なかなかメガネに慣れません。
メガネを通して遠くを見ると視野がボヤけるのが気持ち悪いのです。最初の頃は老眼鏡になかなか慣れませんでしたね…
ところが、パソコンのモニターの字が、老眼で読めなくなると、常時メガネを掛けるようになります。こうなると老眼鏡には慣れてしまうのですが、老眼鏡の度数も一気に上がります。もう小さな字が全く見えなくなります。周りが暗いと、さらに見えないですね。
事務職の方は、パソコンの文字が見えづらくなる時点が老眼鏡デビューだと思います。
「もっと光を!」
それはそうと、老眼になると近くが見えないのは当たり前なのですが、夕方頃になって周りが暗くなると、見えていたものも見えなくなる。あれって何なんでしょうね? 視力が明るさに大きく影響されるようになるんですよね…
「老眼鏡の度数」
私は元々視力は良い方で、今でも1.5ほどあります。昔は、眼前5~10cmくらいでもピントが合っていました。つまりカメラで言う所の、5cm~無限大まで、目のピントが合っていたということです。ところが、老眼となった今は、およそ80cm~無限大となっています… いやはや悲しい…
それは置いておいて、老眼鏡を常用する場合でも、度数のきついメガネだと気持ち悪くなるので、パソコンのモニターが問題無く見れる範囲の、最低限の度数のメガネを常用しています。実際の老眼の度数は2.0くらいなのですが、常用するのは未だに1.0の老眼鏡です。これだと細かな文字は見えませんが、最も広範囲に見える(度数の低い老眼鏡が)最も常用しやすいようです。これは老眼鏡を掛けている殆どの人は、同じような選択をされていると思います。
「ハヅキルーペ」
世間では、ハヅキルーペが売れているようです。私は老眼鏡との違いが、未だに分かりませんが…
ただこのハヅキルーペ、実際にどう使うかと言うと、上記のように常用する老眼鏡は若干度数の低めのものを使います。これだと、細かな文字や小さなものは見えないのです。なので、細かなものを見るためには、①度数の強い老眼鏡にかけ替えて見る、②老眼鏡の上からハヅキルーペ等を掛けてみる いずれかの方法が必要となります。
ハヅキルーペを使用されている方は、恐らく②のように、老眼鏡の上からかけて使われる方が多いのだろうと思います。
ハヅキルーペは高価で(1万円くらいします)、100円の老眼鏡を常用している私には手が出ませんが、数百円でハヅキルーペっぽいメガネが売られていますので、私もこの安価なものは持っており、微細な観察にはこれを使っています。
「老眼鏡2枚重ね」
さて、そのハヅキルーペの使い方(老眼鏡の上から着用)なのですが、老眼鏡とハヅキルーペの違いが分からない私は、「もしかして、老眼鏡を2つ装着しても、同じように細かいものが見えるのでは?」と思い、やってみたら、ハヅキルーペと同じように見えました! つまり、ハヅキルーペでなくても、老眼鏡の少し度の強いものを重ねて着用すると、問題無く細かなものが見えます!
なーんだ! じゃあハヅキルーペいらないなあ。
「老眼鏡」
今は老眼鏡が100円で買える時代です。100円でも何ら問題無く使えます。
最初は、「光学機器だから、少し高めの方が良いのでは?」と思い、眼鏡市場で買いましたが、まあそれでも1,000円でした。その1,000円のメガネも100円のメガネも、実際には大差無いようです。
私は老眼鏡を使うまではメガネ生活とは無縁でしたので、メガネがどういうものなのか、使って初めて分かりました。
プラスチック製のものは割れやすいですね。今まで数本、ツルの部分が割れています。これに対し、金属性のものは頑丈で耐久性が高いです。以前は100円ショップでも金属性の老眼鏡があったのですが、今は見かけなくなりました。
ただ、掛け心地はプラの方が良い様に思います。
同じ100円でも、メガネの種類、形により見えやすさが違いますので、数本購入されて比較されても良い様に思います。常用するものは、やはり掛け心地や見え方は大事なので。
「眼鏡の掛け方」
老眼鏡の掛け方って、もう分かりやすいですよね… 下にズラして掛ける、手前の方は下の方を眼鏡を通して見て、遠くはメガネの上から直接見る。遠近両用で見る場合、これしか方法が無いんですね…
だから、この使い方の場合は、メガネが細い方が使いやすいんですね! 私も買う時は細いメガネを買うようにしています。
「すっかり老眼鏡に慣れた…」
老眼鏡を常用しだすと、もうあっという間にメガネ生活となり、朝から晩までメガネ生活… 想像できなかったなあ~ でも慣れちゃった… まだご飯を食べる時はメガネはしていないけど、そのうちおかずもメガネなしでは箸でつまめなくなるのかなあ…
「呼吸困難」
朝起きて、ノドがムズムズするので咳込むと吐きそうになり、ノドが塞がったような状態になり、呼吸が出来なくなる! こんなわけの分からない症状に一時期、悩まされたことがあります…
- 「それはある日始まった…」
- 「次の日も、さらに何日も続き…」
- 「怖くなりネットで調べてみたが」
- 「家内も似たような経験がある?」
- 「耳鼻科に行きましたが…」
- 「症状を整理してみた」
- 「冷静に対応してみた」
- 「もう一度、症状を整理してみた」
- 「どういうことだったのか?」
- 「その後の経過」
- 「分かったことと今後の課題」
「それはある日始まった…」
この症状が出たのは、いつだったかなあ? 確か2年くらい前だったか、恐らく2018年頃、私が50歳の時だったように思います。
私は鼻が悪いので、寝ている間に口呼吸になっていることが良くあります。このため、朝起きた時にノドや口の中が乾いたような状態の時があります。恐らくその時も口の中が乾き気味だったのだと思います。
朝起きて洗面し、口をゆすぐ際、ノドのムズつきて咳込んだら吐きそうになりむせると、急に呼吸が出来なくなり… いや死ぬかと思いました。もう何が起こったのか自分でも良く分からず…
何かノドが塞がったような状態になりました。時間的には10秒? それほどの長時間ではありませんが… すぐに呼吸は出来るようになりましたが、びっくりしました。ただ、この時は「何だったの?」と思いながら、すぐにそんなことがあったのも忘れていたような…
「次の日も、さらに何日も続き…」
同じ症状は、翌朝にも発生しました…
ノドのムズつきで咳込み、むせるとノドが塞がったような状態になる…
呼吸が出来なくなるって、ほんの短時間でも恐ろしいです!
同じ症状は数日続きました…
「怖くなりネットで調べてみたが」
特に該当する症状等はネットではヒットせず… ほとんど情報がありませんでした。
1~2件、似たような症状についてのサイトはありましたが、症状の記載のみで、原因とかには言及がなく、ネットからは解決策、参考となる情報が得られませんでした。
いやはやネットにも出ていないって… 奇病なのか?
「家内も似たような経験がある?」
私が朝起きて、呼吸困難になる話を家内にした所、家内も似たような経験があるとの話でした。えーっ! ネットでも出てこないような症状なのに、我が家には二人も体験者がいるの? この家呪われているのか?
「耳鼻科に行きましたが…」
呼吸困難の怖さより、耳鼻科に行くことにしました。
「このまま症状がひどくなったら、シャレにならん」と考えたからです。
耳鼻科に行き、症状を説明しました。
口を開けてノドの観察をされましたが、「特に異常無し」。
先生も初耳の症状のようで、頭をひねっていました…
私が、「ノドが塞がった状態になり呼吸が出来なくなる」という説明に対し、「ノドの気道は大きくて、これが全て塞がることは考えにくい…」とのことでした。
どうしてもというのであれば、大きな病院での受診を勧められましたが、仕方が無いのでそのまま帰りました。
「症状を整理してみた」
- 朝起きて、ノドがムズムズする(口呼吸による口内の渇きに起因)
- ムズムズするから、なんかスッキリさせたくて咳払いをする
- 咳払いをするとむせる
- むせると、次の瞬間にノドが塞がったような状態になる
- すると、口呼吸は出来なくなる
- 鼻呼吸は?
「冷静に対応してみた」
翌朝も同じ症状になり、呼吸できないのであせるのですが、少し冷静に、鼻で呼吸してみると、呼吸出来ました! 助かった! 鼻側の気道は塞がっていないというのが分かりました。
でも、鼻が詰まっていると鼻呼吸は出来ません…
慌てている時は口で呼吸しようとするので、そして口の方の気道が塞がっているので呼吸困難になったのです。鼻呼吸はその間も出来るのは分かりましたが、鼻炎―鼻づまりが日常の私には、解決とはなっていない…
「もう一度、症状を整理してみた」
- 朝起きて、ノドがムズムズする…
- ムズムズするから、スッキリさせようと咳払いをする
- 咳払いをするとむせる
- むせると、ノドが塞がった状態になる
- むせなければ、ノドは塞がらない
- 咳払いしなければ、むせない
- ノドがムズムズしても、がまんするとノドは塞がらない!
「どういうことだったのか?」
呼吸困難の理由は、口の奥のノドの開いている部分を、軟口蓋が塞いでしまうのが原因と思います。
なぜ軟口蓋がノドを塞ぐようになるのか? は分かりません。朝、むせる症状により軟口蓋に力がかかるため、この時の刺激により軟口蓋が広がった状態になってしばらくフリーズしたような状態になるのが原因だと考えています。
鼻の方の気道は塞がっていないので、鼻が通っていれば鼻呼吸は出来ます。
だから朝の起床後は、軟口蓋に刺激を与えないようにすれば、症状の発生は防げます。
「その後の経過」
起床後にノドに刺激を与えると、同じ事が起きるので、朝の洗面時には、うがいのみ行って咳払いや痰を切るような動作はしないようにしました。
以後、呼吸困難に陥ることは無くなりました。
でもね、何かの拍子でむせたりすると、また同じ症状になると思うと、やっぱり怖いのです。
「分かったことと今後の課題」
人間、焦った時は口呼吸する。鼻呼吸しない。冷静に鼻呼吸なんて出来ない。
同じ症状が出た時、鼻呼吸すれば呼吸出来るのだが、鼻が詰まっていた場合を考えると怖い… 鼻づまり(アレルギー性鼻炎)を何とか治さないといけないなあ…
「頸椎ヘルニア」
私は腰にギックリ腰の持病がありますが、レントゲンの所見でも、“ヘルニア”までのヘビィな診断は受けていません(分離症とは言われましたが…)。ところが、首の方にヘルニアとの診断が付いてしまい…
- 「首の付け根の痛み」(2016年)
- 「診察・先生について」
- 「お薬の処方箋」
- 「首の付け根の痛み(再発)」(2020年)
- 「診察について」
- 「処方箋」
- 「いざ、MRIへ」
- 「先生の診察」
- 「首を引っ張る?」
- 「家でも出来ないかなあ…」
- 「病院での治療」
- 「アマゾンで首伸ばし機を購入」
- 「ネックストレッチャー」
- 「神経痛の原因」
「首の付け根の痛み」(2016年)
2016年なので、私が48歳の時でした。左肩、首の付け根部分が痛み、これもかなり痛みがあったので、及び初めての痛みだったので、「五十肩の悪化か?」と思いながら、病院を受診しました。
この日は土曜日にて午前中仕事だったので、土曜日の午後開いている整形外科を受診しました。(先に五十肩にて受診した病院の方が近かったのですが、土曜の午後は休診でした)。
整形外科なので、定番の? X線撮影を行い、診察を待ちました。
「診察・先生について」
X線撮影の結果は、特に顕著な症状は無かったように記憶しています。
その前に別の病院にて五十肩の所見が出ており、恐らく症状の悪化だろうとの話でした。
ただ、明確には分からないので、心配ならMRIでの検査を勧められました。
五十肩の場合、肩の可動域を広げると効果があるとのことで、ここでも簡単な肩の運動の方法を教わりました。
先生はとても気さくな方で、私がマラソン大会のTシャツを着ていたのですが、「僕もマラソン走るんですよ!」とのことで、少しマラソン談義もしました。次回も必要なら、この先生に診てもらいたいなあと思いました。
「お薬の処方箋」
痛みがひどかったので、痛み止めを5日分処方されました。
痛み止めが効き、その後痛みは治まりました。
「首の付け根の痛み(再発)」(2020年)
今年の始めに、また左肩の首の付け根部分が痛みました。
痛みが頭に近いと辛く、これも我慢できない痛みだったので、前回同じ症状の時に受診した病院に行きました。またあの先生に診てもらおうと考えたからです。
まあ、整形外科なので診察前に、お決まりのX線撮影がありました。この時は、X線撮影時も肩が痛かったのを覚えています。
「診察について」
前回とは違う先生でした… この先生は非常勤の先生とのことで、この日も受診したのは土曜日。この病院は土曜日には非常勤の先生が応援で来られているようです。なので前回診察を受けた先生も非常勤の先生だったようです。
この先生も診察は丁寧で、右手と左手に力を入れて、力の入り具合を確認されました。明らかに左手の力が弱いとのこと…(自分では気づかないのですが)。そして、X線撮影画像を見せてもらいましたが、ヘルニア症状が見られるとの事でした… ヘルニア? 腰じゃなく首? いわゆる頸椎ヘルニアという症状だそうです。何それ… もう意味分からん。腰なら学生時代の部活の影響でダメージ受けたの分かるけど、首は特に酷使した記憶無いぞ… 高校時代に弓道部だったけど、そりゃ問題ないよな~ とか思っていました。
この時も、詳細な検査でMRIの受診を勧められました。
「処方箋」
カルテで前回の処方が書かれており、前回と同じ処方箋を出されました。
痛み止めを飲むことにより、痛みは和らぎましたが、今回は薬が無くなる頃にも痛みは消失せず、残っていました。
「いざ、MRIへ」
私はX線撮影は、歯医者、内科検診、耳鼻科、整形外科で度々撮影されていますが、MRIやCTスキャンというのは撮影したことがありませんでした。
X線にて、「頸椎ヘルニア」の所見が出ており、なんか気になったので、この病院でMRIの検査も受けることにしました。
この近所ではMRIのある整形外科は少ないのですが、この病院にはMRIがありました。MRIは検査に時間がかかるので、事前に予約しての検査です。確か1週間後くらいの平日に半日有給を取得し、検査に行きました。
私のイメージしていたMRIは、筒状の筐体の中に、寝ている状態でベットが動いて入っていくものだったのですが、この病院のMRIはオープン型で、上下の大きな円盤の間に人が寝て、ベットが横に動いて円盤の下に移動するものでした。こちらの方が何かあった時に横に転がって出られるので、閉所恐怖症気味の私にはありがたかったです。
ベットに仰向けに寝て、マジックテープで肩と頭の部分を固定されます。
検査は1時間くらいかかります。その間、ずーっと「ジー」とうるさい音が周期的に聞こえます。でも、途中からうたたねしていたので、意外に早く感じました。
「先生の診察」
この日は、この病院の院長の診察でした。年配の先生でしたが、説明は丁寧で、MRI画像、を詳しく説明してくれました。「良く撮れているなあ」と感心しながら、パソコンの画面を見ていましたが、骨と骨との間が狭くなり、中のあんこが少し押しつぶされて横に出ているような部分があり、この部分がヘルニアなんだなあと、良く分かりました。
症状としては、それほど重くはなさそうですが、頸椎ヘルニアの場合も、症状が重い場合は手術が必要とのことで… いやはや想像しただけでも恐ろしい… 首にメス入れるなんて。
とりあえず頸椎ヘルニアの場合、首を上に引っ張って様子を見るとのことで、そのまま処置室で首を引っ張ってもらう事となりました。
「首を引っ張る?」
首を引っ張る? なんか見たことあるような無いような…
首を引っ張る専用の機械があり、イスに着座し、頭部に固定具を巻かれてマジックテープで固定すると、固定具の上部のロープが機械的に上に引っ張られ、頭部が上に引っ張られるものでした。結構気持ちがいいような。引っ張る強さは機械的に設定できるようで、引っ張ったり緩めたりを繰り返す装置です。
10分ほど処置されて、その日は終わりでした。
処置室を出る時に、処置室用のカードを渡されて、次回からは受付したら、こちらの処置室に来るように説明されました。出来れば毎日、無理でも週に2~3回は来るように言われました。
「家でも出来ないかなあ…」
整形外科は家からは少し離れていますが、会社からは近いので、昼休みに治療に通うのは無理ではないのですが… さすがに週に何度も行くのはちと大変…
何か家で出来るような器具が売っていないか? そういうのはアマゾン辺りにありそうだと調べていたら、あるんですね!
病院と同様に、頭部に固定具を巻いて上に引っ張るものがありました。金額もそれほど高くなく、行けそうです。ただ、これは天井にロープを引っ張る滑車を固定する必要があるのと、ロープを自分で引っ張る必要があり、力の加減がどうなのかなあと思いました。
いずれにしろ、病院の機械がどういうタイミングで引っ張っているのか? 確認する必要がありました。
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「病院での治療」
首を引っ張る機械での治療を受けに行き、引っ張るサイクルを確認しました。
首を引っ張って10秒くらい保持し、緩めます。引っ張る、緩めるに5秒ずつくらい、緩めて10秒くらい、恐らく30秒くらいの間隔で1サイクルになっているようです。これを自分で家でやれば、病院に通わなくても済みそうだなと思いました。
「アマゾンで首伸ばし機を購入」
帰宅後、アマゾンで首引っ張り機を購入しようとサイトを見ていて、空気で膨らまして首の部分を持ち上げるものもありました。どうもこっちの方が簡単そうなので(天井に滑車を固定しなくても良いので)、まずはこれを試してみることにしました。
これでダメなら、首を引っ張る装置を買えばよいかなと。
似たような商品がいろいろとあり、口コミ見てもどれが良いのか正直分からなかったので、「エイヤー」で適当な商品を発注してみました。
「ネックストレッチャー」
アマゾンで1,480円でした。
首に巻いて、ポンプで空気を入れると、徐々に首が伸びていきます。
ただ、あごの下にマジックテープの留めバンドがあるので、それなりに息苦しさがあります。商品紹介ページには、毎日2~3回、毎回30分の使用と書いてありますが、そんなに長時間できない!
私は会社から帰宅後、パソコンを見ながら10分間、毎日使用しました。
首の付け根の痛みは、なかなか治まらず、毎日1か月以上使用した頃でしょうか、気付いたら痛みが殆ど消失していました。
首を伸ばすことで、頸椎ヘルニアの痛みが減少したようです。
いやー、1,480円で回復して良かったなあ~ 病院に治療で通うより安上がりだ!
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「神経痛の原因」
この首の付け根の部分が痛むと、肩甲骨側に痛みが伝わり、日によっては、胸側にも痛みが広がる場合があります。最初胸が痛む理由が分かりませんでしたが、どうやら頸椎ヘルニアが原因だと分かりました。
2017年に肩甲骨の痛みで神経痛の診断が出ていましたが、その原因がこの頸椎ヘルニアにあったのです。つまりは2016年から頸椎ヘルニアの症状が出ていたことになります。ようやく点と点が線でつながったというか、謎は解けましたが…
結局、頸椎ヘルニア自体の症状は、そこにあるままなので、痛みは再発する可能性は高いのだろうと予想しています。これも、一生付き合う必要があるようですね… まあ再発したら、とりあえずネックストレッチャーで様子を見るしかありません。